《高校生は蛇になる》150話 開幕

「お前だったのか。殺せるのだろうな?我を」

「いや、絶対勘違いしてるよ。お前殺しに來たのはカヴァタだから。決して俺じゃない」

「ハハハハ、そうだろうな。我がじていた気配はお前ではない。もっと強大な何かだ。恐らくお前の言うカヴァタだろう」

はぁ、危なかった。このままこいつと戦ってたら死にかけるぞ。前も殺されかけたし。

「ん?親父?何でここに居るんだ?」

「うおうっ!カヴァタ!? いつからそこに居た?」

「今から。で、何で親父がここに居るんだ?」

「いや、その、見に來た」

「フフフ、面白い。……親父、か。ヴァル、そこで観ておれ。さて、カヴァタと言ったか。お前には、我を殺せるだけの力が有るのだろうな?」

「お前が邪神か。安心しろ。何もじさせずに消してやるよ」

「本當に面白い。我にとって、お前が今までで最大の希だ。我を欠片も殘さず、消してもらおうか」

「じゃあ、行くぞ! ……親父、危険だからどっか行っててくれないか」

「……ん?え、あ、ああ」

思考停止してた。えっと、どっか行けばいいんだよな。

……この辺でいいか。

「よし、親父がどっかに行ったし、気を取り直して、さあ、殺るか!」

「くれぐれも、我の力に押し負けるなよ」

……俺って一何なんだろう?

ルーズヴェルテ大陸。

とある次元に、一つしかない世界。

その世界に存在する唯一の大陸。

その深奧。

ルーズヴェルテの深奧に集まった三柱の神々。

する一柱ひとりの現人神を置き去りにして、混沌カオスと魔邪神の闘いが、幕を開けた。

この闘いの結末は、今はまだ、誰も知ることは無い。

――最終章に続く――

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      つづく...
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