《超迷宮奇譚伝 『このアイテムは裝備できません!』》サヲリの混
サヲリさんは僕の質問に————
「え?それのどこが問題なの?」
本當に理解に苦しんでいる様子だった。
「え? ちょっと待って、周囲に魔法を放しているわけでしょ? 攻撃魔法でそれやるの? そんなの効率悪いでしょ? すっごく無駄でしょ? 戦い方としても、魔法理論的にもしくない」
「えっと、ちょっと落ち著いてもらえませんか?」
なんだか、混してキャラ崩壊が始まっているみたいだ。
やたらテンションが高い同級生キャラを演じている時や、冷酷て威圧的な近衛兵と時とは違っている。
それも、明らかに……だ。第三のキャラクターなのか?
僕はサヲリさんに落ち著くように言い、こう付け加えた。
「僕にもわかるように説明してもらってもいいですか?」
「え? 説明? そう説明……必要よね?」
僕は頷いた。
「説明も何も、魔法を分散して攻撃するなんて非効率でしょ?魔法を使うための魔力なんて有限なんだから」
「ん~ でもソイツの魔力量は異常に高いみたいで、その攻撃をしばらく維持できるくらい」
実際、クリムの消費魔力はなかった。もちろん魔力の消費量を戦いながらも計算していたのだが……
休まずに魔法を放し続けたにも関わらず、消費量は3割以下だろう。
「なにそれ?ソイツ?魔じゃなく人間なの?」と悪態をつくサヲリさんの言葉はスルーしておいた。
それからサヲリさんは、し考え――――
「そうね。私なら、単純に暗殺するわね」
そう簡単に言ってのけた。
「暗殺ってそう簡単に……」
「あら? 暗殺の方が正攻法よりも簡単よ? 相手が他のモノに気をとらえている間に攻撃すればいいだけなのよ? 囮を利用するか、それとも相手ターゲットを罠に仕掛けた場所に導するか……むしろ、得意でしょ? あなたの得意分野と言ってもいいと思うけど?」
「……」
「その沈黙は、単純に嫌って事よね?」
僕は黙って頷いた。
「それじゃ、やっぱり正攻法ね。シンプルでわかりやすく誰でも思いついて、後腐れがない。そんな素敵な方法」
僕はその作戦を教わった。
その間、アリスはつまらなそうだったけれども、サヲリさんはそれに気づかないほど、熱心にレクチャーしてくれた。
アリスよりも僕を優先してくれるとは珍しい。 それほど、サヲリさんの興味を引く案件なのだろう。
やがて、時間は経過して――――
「それじゃ、そろそろ……」と僕は立ち上がった。
時間が子寮の館許可が出ている時間をオーバーしそうになっていたのだ。
晝からいた事を考えれば、普段の僕からはありえないほどの長時間、2人の子と共にしていた事になる。自分でも気づかないほど、心に疲労が出始めている。
「時間は殘酷ですわね。名殘惜しいですがサクラさま、また遊びにきてくださいね」
アリスの言葉に「ぜひ、また」と言って退出した。
なぜだか、サヲリさんが背後についてきている。
いつも通りに、ゾクリと寒気が走る。
そして、やっぱり……
振り返れば、そこには近衛兵モードのサヲリさんがいた。
「おい、サクラ」
「はい!」
「貴様、隠れてアリスさまを會しようとは、いい度だな」
「いや、あなたもいたじゃないですか……窓の外に……」
「ほう、口答えか?」
「いいえ!滅相もございません!」
「いい返事だ」
「ありがとうございます!」
「……貴様が何と戦おうとしているかは知らぬ。しかし、貴様に教える事がたくさん殘っている。生きろ!」
「――――ッッッ!?」
思いもよらなかったサヲリさんの激勵に、こみ上げて來るものがあった。
サヲリさんは無言で背を向けて、部屋にっていった。
子寮を後にして、男子寮に帰る夜道。
誰に聞かせるわけでもなく、僕は――――
「負けられない理由が、また一つ増えてしまったぜ」
そして、明日の予定が決定した。
明日は、町へ行く。ある人に出會うためにだ。
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