《超迷宮奇譚伝 『このアイテムは裝備できません!』》……うん、やるよ
「えぇ、方法も原因も見當すらつきませんが、魔を暴れさせる何かがある……みたいです」
ドラゴンは力なく呟く。
「お前は?お前自は大丈夫なのか?」
「ん~ わかりません」
「……わからないって、そんな……」
「いえ、わからないって言うよりも、私は大丈夫なんですが、このダンジョンの魔を制しているのがつらいと言いますか、キツイと言いますか……」
「―――え?」
ドラゴンの調の悪さ。
それは、ダンジョンの――― ダンジョンにいる全魔を押さえつけているから?
「おま、馬鹿!無茶しやがって!」
僕がそう言うと彼は
「馬鹿は酷いですよ。でも、今は頑張らないと……」
僕は悪態をつきながら、外の様子を映している映像に見る。
シュット學園と魔の群れは遠く離れている。今は、まだ……
しかし、時間の問題。 どうすれば…… あの壁のような魔を―――
壁? ……壁?
僕は、何に引っ掛かりをじている?
考えろ。考えろ。考えるんだ……
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僕は無意識に自分の拳を見る。
そこに刻まれている『龍の足枷』が収納されている紋章。
いやいや、いくら最強の武だと言っても、あの群れ相手に役に立つのか?
一撃放っても、倒せるの數の魔だけ?
そのはずだよな?うん?
頭に思い浮かべたのはいつか見た『龍の足枷』の基本能
名前 ―――龍の足枷ドラゴンシール――――
種類カテゴリ 鈍
対能強化 攻城能 有り
所有者のレベルに合わせて全てのステータスにプラス強化
ただし、AGI(素早さ)に対してマイナス修正
使用推奨 STR(腕力) 100
本來はドラゴンを拘束するために作られた。
しかし、ドラゴンが発する魔力を1000年に近い年月、浴び続けたため神を有している。
その神は使用者にさまざまな恩賞を與える。
『対能強化』と『攻城能』は相乗効果があり、城壁などの建に特別効果を有する。
『対能強化』と『攻城能』
城壁などの建に特殊効果を有する。
……城壁?
城壁の定義ってなんだ?
よくわかんないけど……
壁相手にスッゴイ威力が出るって意味だよな?
「なぁなぁ、ドラゴン?」
「なんです?サクラさん?こんな時に」
「いや、龍の足枷の効果に、こんな説明があるんだけど……」
かくかくしかじか
「いやいや、あれは魔が重なって壁に見えてるだけで、実際の壁というわけでは……いえ、それでも……う~ん」
僕の説明―――― 要するに、あれを城壁と見立てれば『龍の足枷』の『対能強化』と『攻城能』でとんでもない威力がでるのではないか?と言う話を聞いて、ドラゴンは考え込んでしまった。
「確かに、この付加効果って言うのは私の魔力を浴び続けた『龍の足枷』が得た神であって、それを左右しているのは持ち主が対象にするモノに対する概念であって……う~ん」
そのまま、頭を抱えて座り込んでしまった。
荒唐無稽な、ただの思い付きで言った事だったのだが……
しかし、こんなにもドラゴンを迷わせるということは可能が0ってわけではないみたいだ。
なら――――
「なら、僕はやるよ。僅かな可能でも……うん、やるよ」
僕は、行き止まりになった通路を見る。
腳を前後に開き、腰を落とす。
パンチには、弓を引くという作がある。
反、勢いをつけて毆る作が、まるで弓を引いているように見えるから、そう言われているらしい。
1秒にも満たない徒手空拳の攻防では大きな隙となるため、じられている作だ。
けど、僕は意図して拳は引き込むような構えを取った。
「……サクラさん?何を?」
困気味の聲でドラゴンが言った。
僕は―――
「見ててくれ。最近、ここまでできるようになったんだ」
そう言って、拳を宙に向かって走らせた。
腕がびきるまでの剎那の時間。
こうんだ。
「龍の足枷ドラゴンシール」
【書籍化・コミカライズ】誰にも愛されなかった醜穢令嬢が幸せになるまで〜嫁ぎ先は暴虐公爵と聞いていたのですが、実は優しく誠実なお方で気がつくと溺愛されていました〜【二章完】
『醜穢令嬢』『傍若無人の人でなし』『ハグル家の疫病神』『骨』──それらは、伯爵家の娘であるアメリアへの蔑稱だ。 その名の通り、アメリアの容姿は目を覆うものがあった。 骨まで見えそうなほど痩せ細った體軀に、不健康な肌色、ドレスは薄汚れている。 義母と腹違いの妹に虐げられ、食事もロクに與えられず、離れに隔離され続けたためだ。 陞爵を目指すハグル家にとって、侍女との不貞によって生まれたアメリアはお荷物でしかなかった。 誰からも愛されず必要とされず、あとは朽ち果てるだけの日々。 今日も一日一回の貧相な食事の足しになればと、庭園の雑草を採取していたある日、アメリアに婚約の話が舞い込む。 お相手は、社交會で『暴虐公爵』と悪名高いローガン公爵。 「この結婚に愛はない」と、當初はドライに接してくるローガンだったが……。 「なんだそのボロボロのドレスは。この金で新しいドレスを買え」「なぜ一食しか食べようとしない。しっかりと三食摂れ」 蓋を開けてみれば、ローガンはちょっぴり口は悪いものの根は優しく誠実な貴公子だった。 幸薄くも健気で前向きなアメリアを、ローガンは無自覚に溺愛していく。 そんな中ローガンは、絶望的な人生の中で培ったアメリアの”ある能力”にも気づき……。 「ハグル家はこんな逸材を押し込めていたのか……國家レベルの損失だ……」「あの……旦那様?」 一方アメリアがいなくなった実家では、ひたひたと崩壊の足音が近づいていて──。 これは、愛されなかった令嬢がちょっぴり言葉はきついけれど優しい公爵に不器用ながらも溺愛され、無自覚に持っていた能力を認められ、幸せになっていく話。 ※書籍化・コミカライズ決定致しました。皆様本當にありがとうございます。 ※ほっこり度&糖分度高めですが、ざまぁ要素もあります。 ※カクヨム、アルファポリス、ノベルアップにも掲載中。 6/3 第一章完結しました。 6/3-6/4日間総合1位 6/3- 6/12 週間総合1位 6/20-7/8 月間総合1位
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