《超迷宮奇譚伝 『このアイテムは裝備できません!』》聖域突
教會の聖域。
そこに直接戦闘ダイレクトアタックを行うと言う無茶苦茶な作戦が決行される。
どうやって? 教會側の幹部に教皇の13人が戦いを目前に籠る場所だ。
聖域に立ちれる人間が限られているとはいえ、そこへ向かう道中は厳重な警備が予想される。
だから、僕らは空から目指す。
下には雲。
寒さと空気の薄さ。
空高く舞い上がったドラゴンの背中に10人はしがみつき―———
一気に急降下。
並みの人間なら失神して當然の重力をじながら、聖域の中心に突する。
だが、その前に気になって事を聞いてみる。
「って、ドラゴンさん? 地上が見てるいるのですが……減速はしないのでしょうか?」
むしろ、彼は落下速度を増していく。
「何言ってるんですか? サクラさん! 一発目は印象深く、相手からは『コイツにゃ勝てないや』ってわからせてやるんですよ!」
「え? なに、お前・・・・・・このまま地面と衝突するつもりなのか?」
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僕の言葉にドラゴンは―———
「はい? そのつもりですが?」
平然と返した。
「止めろ! ばか!」
しかし、遅かった。 すでに地面は目前で―————
「ちっ! 『龍の足枷』を」
空に向けて『龍の足枷』を解放する。
上昇していくエネルギーが僕のを引っ張りあげて、落下速度を減速していく。
他のメンバーを救う余裕はない。 それでもチラリと彼らを見ると―———
「いない! 誰もいない!」
既に全員が出済だったようだ。 慌てふためいている僕もついでに助けてくれればよかったのに!
そんな恨み言もかき消される轟音が大地を揺るがした。
先制布告
地面に衝突したドラゴンが、聖域突の合図となる。おそらくは、聖域の教皇及び幹部連中に侵を知らしめた事になる。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「すいません。ついうっかり、テンションのボルテージがMAXになっちゃって……てへ☆」
正気(?)に戻ったドラゴンからの謝罪。誠意と言うものは存在しなかった。
「はっはっは・・・・・・大丈夫。もう、お前の破天荒ぶりには慣れているから————いや、もはや慣れ親しいと言っても過言ではなくなっているよ」
「よかった。それじゃ、サクラさんの目が死んでるのは、気のせいなのですね」
「いや、それは気のせいじゃない。どうするんだよ? これ?」
現在、敵拠點のど真ん中。
いるのは僕とドラゴンだけだ。周りに誰もいない。
侵のどさくさでメンバーとはバラバラの別れ別れになってしまったみたいだ。
「どうするも、何も教會の幹部を倒せば良いんでしょ?」
「そりゃ、そうだけれども、隨分と簡単に言うね」
「? 所詮、人間でしょ? それも聖職者相手に警戒し過ぎなのでは?」
「・・・・・・所詮、人間・・・・・・か」
ドラゴンのいう事は正しい。
教會の幹部は、それぞれが戦場で兵を束ねる武將のような存在だ。
厄介な相手には違いないが……逆に言えば厄介なだけ。
勝てない相手ではない。 しかし―———
しかしだ。 本當に、真に厄介なのは、彼らが持つアイテム『聖』だ。
ダンジョンで発掘された武や防の場合、階層を潛れば潛るほど異質で不可思議で神なが増えていく。 それはダンジョン部から発生される魔力の影響下だったりする。
しかし、彼らが持つ『聖』はダンジョンで発掘されたものではない……らしい。
『教會』の行いの1つとして、神の収集と解明というものがある。
ダンジョンとは無関係に発見、発掘された神的な・・・・・・武や道だったり、何に使うか不明なまで・・・・・・彼らは數百年間、収集に収集を重ね、解明に解明を重ねた。
そして、それらの技を兵に転用したが『聖』と呼んでいるらしい。
「よくわからない武を持っているから注意してね! って事ですか?」
確かにドラゴンの言う通りなのだが・・・・・・
「あっ、見えてきましたよ!」
ドラゴンは、駆け出し始めた。
「おい! 見えたって何がだよ!」
「もちろん、アレです。 幹部って人達が城にしているダンジョンですよ!」
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