《超迷宮奇譚伝 『このアイテムは裝備できません!』》ダンジョンの事実(?) 現れた幹部
剛腕から勢いよく振り落される斧。
それを利用する。
下から上へ。狙いは攻撃の源。
その丸太のような腕に狙いをつけ、下から上へと短剣を走らせた。
鮮が舞う。手ごたえはあった。
だが、淺い。
果は僅かな傷を與えたのみ、その代償は―———
ミノタウロスの剛腕で破壊された床の破片が四方へ飛び散る。
僕は素早く離————間に合わない。
肩口が発したかのような錯覚に襲われた。
「ぬがっあああああっ!?」
痛みが僕の口から悲鳴じみたものを吐き出される。
それをミノタウロスは勝機と捉えたらしい。
今までになかった攻撃のラッシュ。
剛腕が―——— 剛腳が―———
そして、斧が僕を狙う。
そのきは―———
もう滅茶苦茶だ。
1つ1つの攻撃が雄弁に語りかけてくる。
我に武の洗禮など覚えなし。
野生の猛攻。 それこそ最強の真理であり到達地點だと―———
それを僕は―———
いなし、かわし、おさえ、うける。
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いつ、終わると知れない猛攻だろうが―———
ただ四肢を振り回す攻撃に當たるわけがない。
「これは、ついでに・・・・・・」
1つ1つ丁寧に、ミノタウロスの攻撃に合わせて太刀を浴びせた。
一撃一撃が致命傷に遠くても―———
ミノタウロスが攻撃の手を止めた時には百を超える傷が全に生じていた。
そして、そのままミノタウロスは前のめりに倒れた。
「死ぬまでき続けるのか……堪能させて貰った。その野生と獣を」
攻撃を終えたミノタウロスは絶命していた。
「さて、それじゃ幹部とやらを探しに・・・・・・」
僕は途中で言葉を止める。
気がついたからだ。 新たな2匹のミノタウロスの接近に―———
気配を消し、闇に紛れる新種のミノタウロス。
それは1匹ではなかったのだ。
おそらく、この『人工ダンジョン』に住む魔の多くが、このミノタウロス・・・・・・
僕の思考は————揺は、それまでだった。
なぜなら、接近したミノタウロス2匹は立ったまま死んでいたからだ。
「意外とサクラさんって戦闘中毒バトルジャンキーですよね。魔との戦いを笑いながら楽しんでいるみたいだったので、近くに屯たむろっていた周辺の魔は倒しておきましたよ」
まるで、デキる妻は違いますよねオーラを出しながら現れたのはドラゴンだった。
小のように「褒めて、褒めて」と瞳を輝かしていた。
おかしいなぁ。ドラゴンの正は、小どころか大型雑食獣のはずなんだが……
「・・・・・・あぁ、助かったよ。おかげで戦闘が楽しめた」
「いえいえ、妻と言うものは旦那の一歩下がって、何とやらです」
「一歩下がると言うか、積極的に前に出ていたような気がするが……」
「え? 私が積極的って夜の話ですか?」
「違う。そんな話はしていない」
「もう、サクラさんたら、すぐに下ネタに反応するなんて、求不満なのですね。…・・・頑張らなければ!」
「おい、何を頑張るつもりなんだ? お前は?」
「何をって……ダメです。今、ここじゃ牛さんが見てる・・・・・・」
「しなを作るな。しなを」
ドラゴンは自分で自分を抱きしめるような仕草で左右にを振っていた。
どうやら、的アピールらしい。
「それに、その牛さんは、お前の手で天に召されたよ」
「あっ、そう言えば、ミノタウロスって食べるんでしょうか?」
「いや、止めとけ。食べれるんだったら、今頃は重要な資源にされている」
忘れがちな設定かも知れないが、僕ら探索者がダンジョンに潛るのは、ダンジョンに資源があるからだ。
「私に取ってのダンジョンは家みたいなモノですが、そう考えたら探索者って泥棒みたいなものですね」
「いや、一応は法で許可されているからな! 合法だぞ!」
「まぁ、ダンジョンと人間は共存狀態で・・・・・・いや、なんでもないです。これは人が知ってはいけない領域でした」
「え?今、何か重要な事を言いかけた? それも世界に取って重要なレベルの」
「気になりますか? それじゃ仕方ありませんね。 実は、この世界のダンジョンには……」
「う、うん……ダンジョンには?」
「部にった人間を・・・・・・」
「に、人間を・・・・・・」
なにか、とんでもない真実を前にゴクリとが鳴る。
おそらく、人類の誰もが知る事のない真実。それが解き明かされる直前。
「おっと待った! 貴様らシュット國の者だな! 我がダンジョンに現れるとは、我が命を狙う者か!」
『教會』の幹部が現れた。
殘念なタイミングで・・・・・・
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