《超迷宮奇譚伝 『このアイテムは裝備できません!』》インザンギの一太刀
間合いにるとインザンギは剣を振り下ろす。
対してオズは打ち上げ式に斧を跳ね上げた。
金屬が砕け散る破壊音。
砕けたのは、インザンギの長剣だった。
忘れてはいけない。
オズと言う男は、この『人工ダンジョン』で己を鍛え抜くために品種改良したミノタウロスと戦い続けた男だ。
その腕力は、もはや人類の枠にとどまらない。
そして、彼の斧は二刀流。 インザンギの剣を砕いた直後に、もう一本の斧はき始めていた。
狙いはインザンギの頭部。 橫へ薙ぎ掃うような一撃が襲い掛かっていく。
しかし、その一撃は空振りだった。
それだけではない。 自の放った一撃に振り回されるようにオズのは、その場で一回転したかと思うと、膝をついた。
「なにが起きた?」
僕は理解できなかった。
インザンギの剣は折れ、オズがトドメの一撃を放ち、空振りした。
それだけなら理解はできる。しかし、オズは明らかにダメージをけている。
いや、よく見ると―———
の粒子のようながオズに纏わりついて見える。
————それだけではない。
「に傷が・・・・・・」
オズのには袈裟切りをけたような赤い線がった。
いや、線ではない。 ゆっくりとじっくりと切られた傷が広がっているんだ。
いつ? いつインザンギはオズを斬った?
「貴様、我に何をした?」
戦った本人すら僕と同様の疑問を―———何をされたのか分からなかったらしい。
「魔剣 碓氷の剣」
インザンギはそれだけを言った。
魔剣? あの砕けた剣が魔剣・・・・・・いや、砕けてない。
僕は自分の目を疑った。
インザンギの手には砕け散ったはずの長剣が元通りになっていた。
「この剣は砕けやすいが、修復能力が存在している。破片となった剣は再生のため俺が振るった太刀筋と同じ軌道を通った」
「あぁ、その軌道に我ががあったと・・・・・・」
「まさか、卑怯なんて言わないだろ?」
「・・・・・・」
オズはそのまま無言で倒れた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「どうやら、彼は持っていなかったようだね」
アンドリューは倒れたオズのを調べた。
元々、極度に出が多いオズだ。何かを、どこかに隠していたらすぐにわかるはずだった。
「このダンジョンの部に隠してあるのか?」
インザンギの言葉にアンドリューは首を橫に振った。
「もしも、ダンジョンに隠していても『聖』が噂通りに規格外のアイテムなら、私の探査能力で反応があるはずだ」
その言葉は意外だった。 幹部たちは『聖』を持っていない?
なら12個の『聖』はどこに?
「では、どうします?」とインザンギは言う。
それが僕に向けられた言葉だと遅れて気づく。
「どうして、僕に聞くのですか?」
「どうしてって……それは、貴方がリーダーに相応しいと思っているからですよ」
「はぁ?」と思わず、変な聲が出てしまった。
「リーダー? 僕が貴方たち2人を仕切れと言うのですか?」
「その通りですよ。俺たちは最強探索者なんて持ち上げられていますけど、要するに命知らずの馬鹿2人組なんでね。暴走を抑えてくれる人が貴方しかいないので、お願いしますよ」
「えぇ、インザンギの言う通り、私たちは自制心と言うものが欠如してるので……こう任務なんて向かない人選なのですよ」
謙遜にもほどがある。
けるか、斷るか、選択肢が頭の上をグルグルと回転してる途中、急に服を引っ張られた。
振り返るとドラゴンだった。
先ほどの戦闘でも、無言で存在を消していたのに、どうして急に?
そんな疑問も浮かんだ。
彼は聲のボリュームを落して、こう告げた。
「彼らは信用できません」
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