《超迷宮奇譚伝 『このアイテムは裝備できません!』》魚のギョウジ 絶対勝利宣言
水中戦。
水の抵抗がに纏わりつき、剣技から彩さを奪い取る。
振りかぶった剣は簡単に避けられた。
逆に人魚は、速い。
クルクルと僕の周りを挑発するように移してくる。
視線が追いつかない一瞬の隙。その隙をついて、間合いを詰めてきた。
三又の槍トライデントから繰り出される突きは、水中である事を忘れているかのような鋭さを有している。
僕は、短剣では弾いて、反撃―———しかし、人魚の姿はない。
嘲笑うように距離を取っていく。
「うほっほ! 遅い。スローモーションですね!」
実際に嘲笑っていた。
どういう原理なのか? 人魚の聲は水中でもハッキリと聞こえた。
正直、苛立ちを隠せない。
「これで、トドメですぞ!」
「———————ッッ!?」
もしも、ここが水中でなかったら……
僕は、きっとこう言っていただろ。 「それはこっちのセリフだ!」・・・・・・と。
カウンター。
三又の槍から繰り出された突きを躱すと同時に、こちらも突きを繰り出す。
狙い済ました一撃は、人魚の額に深く深く突き刺さった。
僕は勝利を確信した。 だが、しかし―———
「い、痛たたたたたた!?」
異常な事が起きる。
水中にいるにも関わらず、人魚の額からは真っ赤なが噴水のように飛び出した。
人魚のは水と混ざる事がない・・・・・・それどころか地上のような理法則で飛び出す。
「何てことをするのですか! 人の頭に剣を突き刺すなんて信じられない」
「いや……でも、戦いだし……」
「だってもヘチマもない。 チクショウ! 覚えてやがれ!」
人魚は負け惜しみを言って、逃げ出した。
な、なんだったんだ? あれ?
すると、さらなる異変が起きる。
ダンジョンの全てを浸していた水がき始める。
「———————ッッ!?」
僕の口から出たものは、驚きを聲にならないび。
そして――――
「これが・・・・・・ここの十二使徒の力か」
僕は聲に出した。 なぜなら、ここは既に水中ではなくなっていたからだ。
ダンジョンの水が2つに割れた。ダンジョンの中心だけが未知の力で左右に水を押しのけたように、ダンジョンの底が見え、僕はそこに立っていた。
「まるでモーセの十戒で海が割れるシーンですね」
水上で見守っていたドラゴンの聲。
結局、3人は水の中へるのを嫌がったのか、戦闘に參加してこなかった。
「よっと!」とドラゴンは軽い掛け聲でジャンプ、ダンジョンの底に著地。
あとの2人もそれに続く。
「いや、不用心じゃないか? 敵の罠の可能が・・・・・・」
僕は言葉を最後まで出さなかった。
なぜなら―———
「安心してください。私は、卑怯ではありませんから……」
男の聲が聞こえてきたからだ。
聲の方角を見れば、歩いてくる影が1つ。
のようなしい顔の男だった。
上半は。 下半は布のズボン。
口にはバラを咥えるかのように三又の槍トライデントを咥えている。
「人魚がお世話になりました。私が魚のギョ・ギョウジです」
「・・・・・・ギョ・ギョウジ?」
もしかして、槍を咥えたまま喋っているので発音がうまくいっていないだろうか?
「いいや、昔は平凡で、凡庸な名前———キョウ・キョウジだったのですが……自の名前を恥じた私に教皇様がくださった名前がギョ・ギョウジなのです。以後、お見知りおきを・・・・・・」
「これから、戦う相手にお見知りおきって……必要ですかね?」
「えぇ、必要でしょ? 私を殺せる者など、この世界に存在しません。つまり、貴方達の敗北は決定事項なのですが……安心してください。私は、貴方の命まで取ろうと思いませんので」
「それはやらないとわからないだろ?」
3対1の狀況で勝利を確信して疑わないギョウジに不気味なをじながらも―———
僕は前に踏み出した。
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