《スキルゲ》スライムのボス化現象 4
「えっと、どうなったの?」
「どうもこうも、お前が突っ込んだおかげで均衡狀態は崩れたわ。後は、特にかわらん」
狀況を確認する。巨大スライムはさっきと様子が変わらない。
今まで気がつかなかったが、近くで晴人を見ると中にダメージが見て取れる。
たぶん、衝突の衝撃を晴人の防スキルでも完全に無効化できなかったのだろう。
それに、鍔迫り合いが原因なのか、大量の汗が噴いている。
簡単に言うと満創痍の狀態だ。
勝てるのか?
「いや、勝てるよ?」
気がつかないうちに聲に出していたのか、晴人の返事に驚き顔を上げると、晴人は愉快そうに笑っていた。
「お前のスキル面白い。面白いで。本來の使い方は移系スキルなんやろうが、スーパーアーマー効果付きってじやな」
「スーパーアーマー?格ゲー用語の?」
格闘技ゲームでは、攻撃のモーション中に相手の攻撃をけると、ダメージをけてる演出がり攻撃がキャンセルされてしまう。スーパーアーマーとは、自分のダメージの演出が消え、相手の攻撃を無視して、自由にける狀態の事だ。
ただし、無敵狀態ではなくダメージは、しっかりとけることになる。
「あぁ、そのスキルのおかげで勝てるで。俺にそのスキルをかけるんや」
「何をする気だ?」
「『何をする気だ?』って、さっきと同じよ。シンプルに高速で飛んでぶつかる。それが俺の必殺スタイルや。どんな相手だって、どんな狀況やって、それは変わらんよ」
それは、さっきと同じで巨大手を避け、近距離の手攻撃を無視して突っ込むという意味。
ダメージを無視して、一撃の攻撃に賭けるという、下手をしたら自殺行為になる。
いや、功したところで晴人がけるダメージはどうなるのか?想像もできない。
「死ぬかもしれないんだぞ?」
「死なへんよ。俺の座右の銘は死中に活を求めるってやつよ」
コイツは、いつも、こうゆう狀況で笑うんだな。なんとなく、僕はそんな場違いな想を持った。
そう言うと晴人は羽を出し、高く高く上昇を始めた。
「行くで」と合図を送ってくるとフリーフォールの加速を得てスピードを上げていく。
僕はそれに狙いをすまし、スキルをかける。晴人は再加速して行き、目で捉えられなくなっていく。
最小限の空気抵抗に抑えるためか、大鎌を消し、両手を前に揃えている。まるで水泳選手の飛び込みのフォーム。
十分に加速したためか、羽を閉じている。黒炎を前方に防スキルを展開させる。
もう、僕には黒い線にしか見えない。
そして、黒い一線が巨大スライムを貫いた。
巨大スライムはその巨漢にが耐えれなくなったように崩れていく。
それに連して、周囲のスライムも消えていった。
気がつくと僕は晴人が飛んでいった方向へ駆け出していた。
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