《スキルゲ》強靭な正義

「そうやな。実際に人が死んでるわけやし、俺が悪かった。でもなぁ‥‥‥」

晴人は言葉をつなぐ。

「こんな殺伐とした命のやり取りを死ぬまでやるんや。この世界に現実をじられなくなって、おかしくなる奴もでてくる」

晴人の言葉は理解できる。なぜなら、僕自が、この世界に現実じられなくなっているから‥‥‥。 一、いつからだろうか? 自分がゲームの登場人になったような錯覚をじていたのは?

最初は怖かったはずだ。あのスライムに殺される恐怖もじていた。でも、毎日、毎日、あの生を殺し続けてたら、頭が麻痺してきたんだ。

僕は、狂ってしまったのだろうか? 嗚呼、いけない。そう思ってる時點で僕はおかしくなっているのだから。

「それで、これからの事や。俺は、何が起こったのか調べようと思ってる」

晴人の聲で現実へ引き戻された。

「調べる?何を?」

「何が起こったのかをや。本當に誰かが意図的に殺人を起こしたのか?それとも事故か?」

「だから、なんで調べるんだよ?そんなにヤバイ奴がいるかもしれないなら、関わらない方がいい。警察にでも任せよう」

「警察?人が死んだという証拠すらないんやで?殺人ならコイツは完全犯罪や。それを見ないフリをしろと?」

「でも、そんな‥‥‥」

「もしも、殺人鬼がこのシステムを利用して人殺しをしてるなら、俺らを襲ってくるかもしれない。を守るためには、何があったのか調べることが必要なんや」

晴人は視線からは強い意思をじる。

僕も子供の頃は持っていたはずだった。一、いつの間になくしてしまったのだろうか?

自分自の行に、言葉に、一辺の迷いもない正義というものを。

「OK わかったよ。まずはどうするんだい?」

僕は、完璧に賛同してるわけではないけど、晴人の行を助ける事に決めた。

「まずは、ここら辺を主戦場にしているハイレベルな連中に會って協力を求めるところやね。いくらレベルが高くてもサイコキラーを相手にした経験はないはずだから、簡単に利害関係を結べるはずや」

「なるほど、そういう連中を探す所からスタートするわけか」

「まぁ、今日は學校を遅刻してまで報収集に走ってたから、有力候補は摑んでるわ」

今日の遅刻は、病院へ行って遅れたわけじゃなかったのか‥‥‥。

超人か?コイツ?

なんというか、化けみたいなバイタリティだ。

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