《3人の勇者と俺の語》8章 階層ボス
次の部屋にると様子が変わった。
し作りが豪華な気がする。
敵は、剣士。フルプレートの剣士だ。
今までどおり4。
『なかなか雰囲気のある敵じゃな、油斷せずにな』
「「「「はい!」」」」
みんな素直に返事をするようになった。
もう迷いもないみたいだ。大切な友達を助ける。その目的のために一生懸命頑張る。
素敵だね。僕も頑張ってお手伝いできるようにならないとね。
ガン、ガッ、ゴキン
盾と剣が激しくぶつかる。
今までの敵に比べると早い、そして鋭い。
僕は油斷なんて出來るような強さはないけど、一瞬も気が抜けない。
さっきまでは剣で攻撃していたんだけど、今は槍にしてみた。
剣を盾にしまって槍を出す。ちょっとかっこよくて気にった。
槍を使ってみると槍の利點に気がつく、
距離だ。
とりあえず突きを主に剣の間合いの外から攻撃ができる。
剣撃は盾で防いで払いで距離を開けて攻撃。
これは剣相手だと相が良さそうだ。
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実際にカイちゃんが一番早く敵を倒していた。
実力が拮抗していれば武の相は大事だな。
ただ、フルプレートがボコボコになっても敵の攻撃が弱まることはない。
叩いたからこの鎧中がってないっぽい。
リビングアーマーとかそこら辺に近いんだと思う。
盾強打を何度か剣に叩き込むとし目眩がした。
スキルを使うとどうやらMPを消費するみたいだ。
僕のMPはない、これ以上はいけない。
ただ強打の効果はきっちりでて相手の剣は目に見えて傷んでいた。
ちょっと考えて武を斧にする。
「重!」
想像より重かった。リクちゃん凄いね。
しばらく扱っているとその重さを利用して攻撃することを覚えた。
「オラァ!」
斧を持つと言葉遣いも強くなるんだぜ! ってわけじゃないか斧による攻撃を剣に叩きつける。
ベキャ
想像通り剣は中ほどで折れてしまう。
こうなればその後は槍で堅実に戦うことで余裕を持って勝利出來た。
僕は頭を使ってこういう戦い方があってそうだ。
夢中になってたから気が付かなかったけど、いつの間にか3人が僕の戦いを見ていた。
「いやー、時間がかかってごめんね」
照れ隠しにおどけてみた。
「いや、ワタルの戦いをちゃんと見ると勉強になる」
「ワタルさんが相手の攻撃やきをきちんと理解してそれに対応して臨機応変に戦う、
たしかに私達に足りないことでした」
「ワタ兄すごい」
なんか気恥ずかしい。
『お主はそのまま進めば良い』
「ワタルくんらしい戦い方を磨いていってね」
な、なんなの。恥ずかしいです。
「れ、レベル上がったから確認してみよっと!」
照れ隠しにそんなこと言ってごまかしておく。
でも、すごく嬉しかった。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
イチノセ ワタル
Lv5→6 【初級冒険者】New!
HP 168→174
MP 48→54
Str 13→15
Agi 11→13
Vit 13→14
Int 14→15
Luk 13
【スキル】 神の盾 勇者の卵 用Lv2New! 観察Lv3New! 神の料理人
言語理解 大晩() 魔力作Lv2New! 微小魔力作Lv2New!
盾技Lv1New!
おお、僕にしては長してる! しかもひよっこから初級になった!
スキルもびた! 嬉しい!
リク
Lv3→4 【戦斧の使い手】
HP 480→600
MP 80→110
Str 38→52
Agi 32→46
Vit 30→41
Int 20→27
Luk 25→30
【スキル】 聖斧の力 頑丈Lv2New! Lv1New! 魔力作Lv2New!
斧技Lv2New! 見切りLv2New! 忍耐Lv5New!
溜め攻撃Lv2New! 自己活Lv2New! 鑑定 マジックボックス【極大】
【稱號】決意し者New!
カイ
Lv3→4 【魔法槍士】
HP 320→380
MP 380→500
Str 18→26
Agi 29→40
Vit 18→28
Int 42→60
Luk 28→39
スキル 聖槍の力 聡明Lv1New! 忍耐Lv5New!
天賦の魔力 魔力作Lv3New! 魔力増幅Lv3New!
回復魔法Lv2New! 水魔法Lv2New! 火魔法Lv1
風魔法Lv2New! 土魔法Lv1
槍Lv2New! 鑑定 マジックボックス【大】
【稱號】決意し者New!
クウ
Lv3→4 【天才剣士】
HP 600→740
MP 410→540
Str 30→41
Agi 43→60
Vit 28→36
Int 45→56
Luk 80→95
スキル 聖剣の力 天才 直Lv2New! 察Lv1 忍耐Lv5New!
魔力作Lv2New! 環境魔力利用Lv2New! 剣技Lv4 見切りLv3
魔法Lv2 闇魔法Lv1 空間魔法Lv2 時空魔法Lv1 センス○
鑑定 マジックボックス【無限】
【稱號】決意し者New!
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「稱號?」
「3人共高レベルな忍耐がついたからそういうことなんだろうね。」
『うちらの世界もそういう仕組じゃったな。』
「これに驕ることなく研鑽を続けます」
「うん。カイの言うとおり!」
「反省した。ワタ兄の戦い方もじっくり見る」
「あんま見られると張するなぁ……」
とりあえず敵からじゃない寶が出てきたので開けることにする。
出來る神様からの助言付きだった。
【ここのにはないけど、ダンジョンでは罠付きの寶箱もあるからホイホイあけちゃダメだよ。これは1階制覇のお祝い。二周してももう出ないよ。頑張って】
あの神様、甘々だよね。めんどくさいとかいいながら。
中にはお金がっていた。20000z宿泊代と料理代金とかにちょうどいい。
本當にありがとう神様。
その部屋の扉を抜けると最初にった扉から出てきた。玄関ホールだ。
『うむ、これで上の階に行けるのじゃな。』
「時間も時間だし、上の階の様子を見て今日は休みましょう、たぶん夜みんな辛いでしょうから」
「へ? 辛い? 何がですか……?」
『まぁ、嫌でも寢ればわかる』
二階を一応見ると下と同じ作りだった。
食堂に道を売る事ができる自販売買取機があった。
「食事も結構種類あるよね、こりゃいいや」
「ワタルのご飯がいい……」
「リク、それは思い出しちゃダメ!」
「ワタ兄のご飯思い出すと辛くなる」
『やめるのじゃ、これからの食事が辛くなるぞ』
「そうね……はぁ……」
目に見えて一行のテンションが落ちたぞ。
何もいえずにオークの生姜焼きにしてみた。
細かい調味料とかの名前は同じなんだな……
ライスとパンも選べるのでライスにした。米に困るタイプの世界じゃないみたい。
1800z ちょっと高いけどリゾート価格は仕方ない。バイセツさんも同じ。
リクちゃんとクウちゃんはオムライス1500z、
カイちゃんとメディアスさんがセイス(鯵っぽい魚)の焼きとライス1600z。
「あ、意外とおいしい!」
「ここ、ダンジョンなんだよね?」
『これに慣れちゃいかんぞ』
「ええ、実際はダンジョン攻略は大変よ」
その後代で汗を流して、休憩室で寢る。僕と二匹は大部屋で皮にくるまって寢るので無料。
の子3人は個室を一部屋借りてお布団で寢て8000z、の子だからね。
僕は倹約しないとね。思ったより寢心地も悪くないし。
眠りについてしばらくして異変が起きた。
「ぐ、うぐ……か、が……痛い……」
『やはり起きたか、急激なレベルアップの反じゃ。しばらくすると落ち著くから我慢するしか無い』
「一日2個以上上げるとそうなるのよ、今頃3人も苦しんでるでしょうね」
「は、はい……がんば、ぐぅ、ります……」
中がきしむように痛い、筋が痛い、骨が痛い、関節が痛い、皮が熱い。
じっと耐えていると段々と弱まってきて、いつの間にか眠っていた。
「おはよう、いやー昨日は辛かったねー」
「うん、ちょっと寢苦しかった」
「なんか熱かったわね」
「がポカポカして寢づらかった」
忍耐スキルっていいなぁ……
僕も朝になったら忍耐スキル覚えていた。
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