《3人の勇者と俺の語》22章 覚悟
朝市の賑わう市場を食材をする。
最高級のブラッドバッファローの、
昨日水揚げしたというマガロ。
伊勢エビに似たエビのようなものも買う。
小豆に似たアゼキの豆と米も買う。
その他の野菜なども用意する。
僕の決意と覚悟を、最高の食材で包丁に乗せてみんなに伝えよう。
バトル系料理漫畫みたいなノリになっている思考回路に突っ込みはいれない。
究極にして至高のステーキ。
花をかたどったお造り。
赤飯。
それらを雑貨屋で買った巨大な皿に絢爛豪華に盛り付ける。
伊勢海老の椀も完璧だ。
「みんなおはよう。ご飯ができてるよ」
出來る限り平靜を裝ってみんなを起こす。
『昨晩はお楽しみじゃったの』「あらあらまあまあ」2匹は無視だ。
「な、なにこれ凄い!!」
「でっかい!」
「綺麗……ワタルさん、これは?」
「僕は3人を絶対に幸せにする。
セイちゃんを助けるために出來る限りの強力もする!
セイちゃんを助けたら幸せな家庭を築くよ!」
「ワタ兄……」「ワタル……」「ワタルさん……」
僕は、覚悟を口にする。
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3人共目が潤んでいる。口元からよだれも垂れている。
「「「食べていい?」」」
「うん」
僕が涙目である。
「幸せすぎる、今死んでもいい……」
「ごめんね、セイ、ボク今信じられないほど幸せだ」
「もう、これ以上食べられません……」
3人と2匹は全てを平らげた。
僕も食べたけど、凄いな、どこにるんだ?
「えーっと、僕の決意はわかっていただけましたでしょうか?」
「ああ、うん。これからも幸せにしてねワタ兄!」
「よろしくねワタル!」
「不束者ではありますがよろしくお願いします」
『めでたいのぉ』
「あらあらまあまあ」
なんにせよ、パーティの結束が強くなりました。
結局この日は食べ過ぎてけないということで自由行になったので、
洋服とか日用品の補充や、僕は防なんかをした。
3人はいつも通りだったけど距離が近くて僕ばっかりドギマギしてしまった。
回復魔法で痛みとかは無いんだって、便利だね。
夜は寄せ鍋にしてみました。
野菜たくさんなら重くないし、自分の食べられる量を調節できるからね。
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みんなでワイワイと鍋をつつくっていいよね。
よく考えれば僕は元の世界で死んでこっちに來ているんだから、
家族なんていないんだよね。
こっちの世界で唯一の家族がこの3人なんだな。
いっそう気合がるね。
何気なしに3人の顔を見ていると目が合う、
すごく素敵な笑顔を見せてくれた。3人共可いなぁ~……
……よく考えれば、こんなにかわいい子、しかも3人をお嫁さんにするの?
これ、めっちゃ幸せやん? 素敵やん?
やばいな、改めて顔がにやけて來てしまった。
「男の子ね……」
『仕方がないがあまり気を抜きすぎるなよ』
いつの間に師匠ズに見られていた。
はい、きちんと自重いたします。
「さて、明日からは中央の塔を攻略しようと思います」
「「「はい」」」
「準備をしっかりとして挑みましょう、今までの3本の塔よりも厳しい戦いが待っていると思います。できるかぎり頑張ります。みんなで乗り越えていきましょう!」
「ワタルいよー」
「リラックスリラックス」
「ワタルさん背中はお任せしますね」
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「任せといて!」
その日の夜はいつもよりぐっすりと眠れた。
朝、改めて準備を確認して中央の塔の前に向った。
扉の前に経つと3本の塔からの筋がそれぞれのマークへ向ってびてくる。
剣、槍、斧の紋章がり出し、
それを囲う盾の紋章へ俺の持つ盾からがびる。
「この部分盾の形になってたんだ、気が付かなかった」
全ての紋章がで満たされるとズズズズズと音を立てながら扉が開いていく。
部は正面に巨大な扉、左手に小さめな扉。ホールには神様からのメッセージがあった。
【お疲れ、ここまで來たね。ここクリアできれば旅で困らないくらいの力をに著けてると思うよ。ここはアルスと二人で作ったから手強いよ。アルスは優しいんだけど戦闘の事になると熱くなるから厳しいんじゃない? って言ってもコレぐらいを越せないなら逆に危ないって。素直じゃないんだから。左手には休憩所あるよ。ここは中央の扉を進んでいくだけ。中は凄い広いよ。大型モンスターにもちゃんと慣れてね、部屋のボス倒せば先の部屋に進めるよ。頑張ってね】
「なんか、神様向こうの神様と仲良くなってない?」
「そんなじするね」
「あらあらまあまあ」
『さて、お主ら。行こうかの』
「「「「はい!」」」」
巨大な扉を抜けると室とは思えない景が広がっていた。
木々が點々と有るものの基本的にはなだらかな草原だった。
自分たちの背後には侵してきた扉。
そして壁はある。天井はどういう仕組かわからないけど空? が見える。
數キロはありそうな巨大な空間、どう考えたって塔の外観とは合っていない。
そして、正面遠くにある扉の前に明らかにボスとわかる巨大なバッファロー、
そして草原にもチラホラとモンスターの集団がいた。
ゴブリン、オーク、コボルト、オーガ。パッと見でもそれくらいいる。
各集団をよく見ると剣や槍、斧に弓、ローブを著たものまでいる。
『これは確かにぐっとレベルがあがっておるな』
「まぁ、コレが普通のフィールド戦なんだけど。
複數のグループの相手をすると苦戦すると思うわ、一つづつ確実に」
「そしたら慎重に左手前のコブリン集団をカイの魔法で釣ろう」
「はい!」
カイが風魔法のウインドカッターで手前にいた剣士を攻撃する、
魔法によって傷つけられて騒ぎ出す、周囲を探して、
こちらに気がついた。ゴブリンの一団がこちらへ迫ってくる。
「背後を抑えられないように扉や壁を背に戦うぞ!
前に出ると他の敵を釣る可能があるから基本的には待ち伏せで倒す!」
みんな無言で頷く。
カイは次から次へと魔法を放ち近づく前に數を減らしていく。
クウも魔法や闇魔法で遠距離攻撃をしている。
リクはトマホークで攻撃してる、敵に當たるとの粒になって手元に戻っている、何アレ強い!
結局、ゴブリン一団は弓兵でさえも撃範囲にる前に殲滅してしまった。
「え、遠距離も強いのねみんな、僕何もすることなかったよ……」
「出來るとこまではこの戦法で行きましょう!」
その後コボルト、オークを同じ戦法で始末した。
戦場に點々とする寶箱。
あとで回収だね。
オーガの一団を攻撃すると凄い咆哮をあげた。
見える範囲最後にしてよかった。
この方向で上空からハーピーの一団が襲いかかってきた。
「カイ、風魔法で上空に集中してくれ! リクはオーガに集中、悪いけどクウは両方を見てれそうなの討ってくれ!」
僕はトマホークを投げているリクを見てヒントを得たことをやってみる。
盾を円形にしてなるべく縁を鋭く刃のように形する、持つところは刃を丸めてそれを平たくしてぶん投げる!
その時に異変が起こった、明らかに自分の力以上のものがから沸き起こって投げた盾はとんでもない速度でオーガに向って飛んでいき一閃首を刎ね飛ばした……そしてある程度の距離が離れるとの粒になり、盾は手元に戻ってきた。
「な、なんだ今の力……」
確かめるようにもう一度盾を投げる、力が流れ込んでくる、間違いない!
空を舞うハーピーを數切り裂いて手元に戻ってくる盾。
「ごめんなさい! ワタルさんハーピー行きました!」
自分の力に戸っているとハーピーが結構接近してきた、
槍を構える、またも力が流れ込んでくる。
今までの自分からは考えられないような技を放つ、
「螺旋撃」
強くひねる槍が周囲の待機も巻き込み強力な一撃が放たれる、
危機を察して回避しようとするハーピーの腋から腰までが大きく抉られ、
ハーピーは力盡きた。
「な、なんだこれ!?」
いくらなんでもこんなすごい技僕使えないぞ?
『ワタル! 剣を使ってみろ! 3人しワタルに敵を回せ!』
剣を持ったオーガが突っ込んでくる。
なんだこれ、オーガが右上からの袈裟斬りをしてくることがわかる。
ががら空きだ、がく。
気が付くとオーガの橫をすり抜けている。
振り返ればオーガの上半と下半がずれて倒れる。
な、なんだこれ。
「ワタル君次は斧を使ってみて!」
言われるがままに斧を取り出す。
今度は槍を持ったオーガ、鋭く突き出される槍。
いつもなら盾でけるけど、見切れる。
最小限のきで躱し、ぐっと力を込めて、
闘気を纏った一撃で切り伏せる。
『うむ、なるほどな』
最後のオーガがとなって消えていく。
「凄いよワタル! 強くなったね!」
「螺旋撃は槍のLv5の技ですよ、いつの間に覚えたんですか?」
「いや、なんかよくわからないけど使えた」
「たぶん、3人と関係つながりを持ったことで彼たちの力やスキルを、
勇者として行使できているんだと思うわ」
「ほんとだ! なんか新しい稱號がある!」
「凄いよワタ兄! これでワタ兄が一番強くなるよ!」
「え、まさか魔法も?」
頭の中で魔法を思い描く、あ、出來そう。
遙か遠くにいるバッファローに巨大な巖石を火に包み込むイメージで打ち出してみる。
ズガーーーーーーーン!!!!
メテオです。本當に有難うございました。
と、同時に気を失った。
あ、これMP切れだ。
「つまりワタルのステータスは一時的に上がるけど、
MPやHPはかわらないんだ?」
「たぶん……」
「同じイメージで先程の魔法を撃ってみたんですけど200ほどMPを消費しました。」
巨大なクレーターができていた。僕が作ったのの倍ぐらいの大きさがある。
「どうやらワタル君のMPを全て使ったようね、魔法は止ね、クウちゃんもカイちゃんも強力な魔法になっちゃうからワタル君のMPじゃ毎回倒れちゃうわよ」
「はい……」
『初級魔法ならし使えるじゃろ、これで戦略の幅がかなり広がるぞ』
「そうね、オールラウンダーが一人いるわけだし、盾としても非常に強い。
これからの作戦がとても楽になるわね」
「みんなの役に立てて嬉しいよ!」
「これからは一緒にならんで戦えるねワタ兄!」
「え、あんま前で戦うとHP低いから事故りそう……」
「ワタルは最後までカッコつけられないんだな!」
ははは、ほっとけ。
最初の部屋の戦いで皆長した。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
イチノセ ワタル
Lv19→21 【家政婦系勇者】New!
HP 266→320
MP 117→169
Str 46→59
Agi 43→52
Vit 45→55
Dex 55→68
Int 45→53
Luk 32→37
【スキル】 神の盾 勇者の卵【孵化】 用Lv5New! 工夫Lv2New!
観察Lv7 忍耐Lv7 神の料理人 神のマッサージ師 農畜産業の神New!
言語理解 大晩() やりくり上手Lv5New! 魔力作Lv6 
微小魔力作Lv6 農業魔法Lv10New! 盾技Lv6 生活魔法Lv5
拷問 聖剣作Lv5New! 
【稱號】 聖剣の聖との絆
リク
Lv12→13 【オーラバトラー】
HP 1950→2230
MP 560→610
Str 172→198
Agi 129→148
Vit 150→168
Int 105→116
Luk 104→115
【スキル】 聖斧の力 鉄壁Lv5New! 魔力作Lv6New! 斧技Lv7
見切りLv6 忍耐Lv5 強化魔法Lv6 武裝闘気Lv4New!
溜め攻撃Lv6 自己活Lv7 生命力燃焼Lv4New! 幸運Lv5
鑑定 マジックボックス【極大】
【稱號】決意し者 闘気を纏いし者 神々の加護 勇者との絆
カイ
Lv11→12 【魔導を歩む槍士】
HP 1180→1350
MP 2080→2320
Str 106→118
Agi 145→166
Vit 110→124
Dex 141→160
Int 212→238
Luk 112→123
【スキル】 聖槍の力 聡明Lv6 忍耐Lv5 天賦の魔力
魔力作Lv8 魔力増幅Lv8 魔裝武Lv6New! 魔力暴走Lv5
回復魔法Lv8New! 四元素魔法Lv7New! 魔法合Lv5New!
複合詠唱LV7New! 槍Lv7 幸運Lv5 鑑定 マジックボックス【大】
【稱號】決意し者 暴走する魔力 神々の加護 勇者との絆
クウ
Lv11→12 【天才二刀剣士】
HP 1990→2130
MP 1540→1780
Str 149→164
Agi 179→209
Vit 128→142
Dex 159→178
Int 168→194
Luk 210→243
【スキル】 聖剣の力 天才 未來予測Lv5New! 忍耐Lv5
魔力作Lv7 環境魔力利用Lv7New! 剣技Lv8 二刀流Lv8New!
見切りLv7 魔法Lv6 闇魔法Lv6 空間魔法Lv6New!
時空魔法Lv6New! センス○ 鑑定 マジックボックス【無限】 幸運Lv6New!
【稱號】決意し者 神々の加護 勇者との絆
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
「おお、明らかにステータスのびが良くなっている!!
それよりも、やっぱりレベル20で新しいスキル覚えるのか、
次は農畜産業か……家政婦系勇者になってるし、僕は何を目指しているんだ」
『勇者の卵も孵化し始めておるし、お主が勇者になる日も近いのかのぉ?』
「その前に有機野菜を使ったレストランとスパでもやったほうが良さそうな気がします……」
「ワタルの料理を食べてマッサージをけられれば大流行だね!」
「なんで冒険者やってるんでしょうねワタルさんは?」
「ボクが一番聞きたいよ!」
スキルはともかく。
これでみんなの役に立てる!
それはとても嬉しかった。
HoodMaker:幼馴染と學生起業を始めたのはいいが、段々とオタサーになっていくのを僕は止められない。<第一章完>
受験戦爭を乗り越え、再會した幼馴染五人は學生起業を始め、なんとその勢いのまま事務所まで手に入れてしまう。売り上げは一體どこまで伸びるのか。そして彼らが始めた起業とは――。 ――そんな中。仲間やバイト先の先輩から、アニメや漫畫、ギャルゲに影響を受けた禮夢は段々と「創作」に魅かれていく。 人は何故創造するのだろうか。何故それを求めるのだろうか。 そんな人に話す程でもなく、でも胸の中に殘り続ける疑問に答える人間が現れる。 名を「雪代雨(ゆきしろ あめ)」 彼女は問う。 —もし一つ願いが葉うのなら何が欲しい— これは自分の中の価値観と向き合う少年少女の物語。
8 191地球連邦軍様、異世界へようこそ 〜破天荒皇女は殺そうとしてきた兄への復讐のため、來訪者である地球連邦軍と手を結び、さらに帝國を手に入れるべく暗躍する! 〜
※2022年9月現在 総合PV 150萬! 総合ポイント4500突破! 巨大な一つの大陸の他は、陸地の存在しない世界。 その大陸を統べるルーリアト帝國の皇女グーシュは、女好き、空想好きな放蕩皇族で、お付き騎士のミルシャと自由気ままに暮らす生活を送っていた。 そんなある日、突如伝説にしか存在しない海向こうの國が來訪し、交流を求めてくる。 空想さながらの展開に、好奇心に抗えず代表使節に立候補するグーシュ。 しかしその行動は、彼女を嫌う実の兄である皇太子とその取り巻きを刺激してしまう。 結果。 來訪者の元へと向かう途中、グーシュは馬車ごと荒れ狂う川へと落とされ、あえなく命を落とした……はずだった。 グーシュが目覚めると、そこは見た事もない建物。 そして目の前に現れたのは、見た事もない服裝の美少女たちと、甲冑を著込んだような妙な大男。 彼らは地球連邦という”星の海”を越えた場所にある國の者達で、その目的はルーリアトを穏便に制圧することだという。 想像を超えた出來事に興奮するグーシュ。 だが彼女は知らなかった。 目の前にいる大男にも、想像を超える物語があったことを。 これは破天荒な皇女様と、21世紀初頭にトラックに轢かれ、気が付いたら22世紀でサイボーグになっていた元サラリーマンが出會った事で巻き起こる、SF×ファンタジーの壯大な物語。
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