《二つの異世界で努力無雙 ~いつの間にかハーレム闇魔法使いにり上がってました~》最強の力へ
無我夢中で剣を振るっていた。
なぜだろう。
まわりの騒音が、急に途絶えた気がする。
佐久間祐司が大聲でなにかを問いかけている。
彩坂育が涙ながらになにかを話している。
會話の容までは頭にってこなかった。
すこしでも気をそらせば、古山の兇悪なトランプに瞬殺されてしまう。一秒たりとも油斷することはできない。
反して、古山のほうは明らかにきが鈍っていた。
俺がこの戦いに慣れたからーーという理由だけではなさそうだ。
さっきまではつけ込む隙すらなかったのに、いまではすこしずつ攻撃がり始めている。
だが、不利な狀況に変わりはない。
WARNINGという黃い警告文とともに、視界の外周が赤く染め上げられる。俺のHPも殘り一割を切ったらしい。
だが、不思議と怖くはなかった。
なんともいえない奇妙な覚。
みんなに守られているという謎の法悅。
気づいたとき、俺はんでいた。
そうしながら、渾の一撃りを、古山めがけて振りかぶった。
ぐっ、という鈍い聲。
俺はぼんやりと視線を上向けた。
いままでお互いに微ダメージだけを與え続けていた戦いに、ようやく終止符が打たれたようだ。
俺の全力の一振りが、見事に古山のから腹までを切り裂いた。 
古山は再びき聲を発すると、大量のを吐き出しながらその場に崩れた。
《レベルが上がりました。
吉岡勇樹 レベル90
HP 42/999 MP 34/999
MA 9999 MD 9999
スキルを修得しました。
・神 》
テイマーリュカリュカちゃんの冒険日記
2021.05.17より、しばらく月・水・金の週三回更新となります。ごめんなさい。 基本一人プレイ用のVR型RPGを始めることになった女の子のお話です。 相変わらずストーリー重視ではありますが、よりゲームらしい部分も表現できればと考えております。 他作品に出演しているキャラと同じ名前のキャラクターが登場しますが、作品自體は獨立していますのでお気軽にお楽しみください。 モチベーションアップのためにも感想や評価などを頂けると嬉しいです。
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