今私は、青い水晶の浮かぶ窟のような部屋にジョセフィーヌといる。

あの後、神の使いに々な説明をけここに送られた。いつの間にか彼はいなくなっているのだが。

神の使いの説明を思い出す限りだと、この水晶はダンジョンコアと言うらしい。これを使ってダンジョンの運営をするのだそうだ。

「ジョセフィーヌ、部屋の隅で待っていてくれないか」

「ワンッ！」

ジョセフィーヌは部屋の隅でお座りをした。ジョセフィーヌは本當に賢いな。

さて、言われた通りダンジョンの初期設定をしよう。

まずはダンジョンコアにれる。これだけで魔力認証と言うものをしてくれるらしい。その後、數秒してダンジョンステータスが表示された。

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ダンジョン名 未設定

マスター 笹原宗治

ランク 1

総資産 一兆円

階層數 1

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ここで重要なのが総資産。神の使いは、私の財産全てを大反映したと言っていた。つまり、私の財産は大一兆円だったということだ。自分で金の管理をしていなかったから解らなかったが、そんなに持っていたのか。

それは置いといて、この総資産を使ってダンジョンを構築していけるそうだ。まずは地上に繋げるのがいいらしい。

神の使いに教えられた通りに作を進めていく。すると、立の地形図がホログラムのように表示された。山あり谷あり草原あり街ありの広い範囲の地形図だ。この地形図上で、好きな座標に口を設置できるらしい。

ここで注意することは、できるだけ他のダンジョンと近づけないようにすることだそうだ。地形図上の所々にある赤い點、これが他のダンジョンとのことだ。

し悩んだ結果、山の麓に口を作ることにした。山のちょうど裏側にダンジョンがあるが、近くにあるのはそれだけだ。この場所が一番いいだろう。

10円使って窟の口を購する。本當の土木工事なら安すぎる値段だが、これがダンジョン価格らしい。

口をこの部屋の壁に設置すると、目の前で壁が崩れてその先に草原が姿を表した。

さあ、ダンジョン運営の開始だ。