《日本円でダンジョン運営》

冒険者パーティーは、サクサクとウルフやスケルトンを蹴散らしながらダンジョンを進んでいった。そのの1人が、炎をってウルフを焼き殺していく。これが魔法なのだろう。ジョセフィーヌがこれを使えたら格好いいだろうな。

そして、あっという間に10階層の中ボス部屋にたどり著いた。まあ、見たところそれなりに腕がたつようだし、ここまで簡単に來てもらわなければ困る。このぐらいの強さであれば30階層の中ボスを倒せずに終わるレベルだ。

中ボス部屋の扉を開き、冒険者パーティーがウルフリーダー1とその取り巻きのウルフ10と対峙する。魔法使いと弓使いのが、素早く取り巻きのウルフを2ずつ倒した。

ウルフリーダーの號令でウルフがき、剣士と槌使いの男に薄する。しかし、魔法使いと弓使いの援護もあり、簡単に返り討ちにされてしまった。

ウルフリーダーだけになってしまったが、ここでウルフリーダーが咆哮を放つ。この咆哮はジョセフィーヌも使えるスキルだ。これにより、魔法使いのが地に膝をついた。

ウルフリーダーは魔法使いのを狙おうとするが、弓使いの撃に注意をそらされてしまう。そうしているうちに、槌使いがすぐそこまで迫っていた。

だが、槌使いの大振りな攻撃を避けられないわけもなく、逆にカウンターに出る。渾の一撃が空振りに終わった影響でバランスを崩した槌使いに、ウルフリーダーの爪が迫る。しかし槌使いのを切り裂く前に、その前足が火の矢に撃ち抜かれる。どうやら直から復活した魔法使いが魔法を撃ったようだ。

そして、前足を撃ち抜かれた痛みに悶え隙だらけとなったウルフリーダーを、剣士の剣が切り裂いた。

やっぱりこの程度のモンスターではこの強さの冒険者パーティーに簡単にやられるのか。予想通りだから良いけど。

このまま11階層からの森林がどのような影響を及ぼすのか早く見たい。それを參考にして改良ができるからな。

冒険者パーティーは、槌使いと一定の距離を置いて階段を降りていく。そして11階層の森林を見た後、何かを話してそのまま階段を上っていく。あれ、帰るのか?

いや、これは想定外だったが、あの冒険者パーティーからこのダンジョンの噂が広まればもっと人が來るはずだ。そうすれば安定して金を稼げるようになって、一兆円を使いきってもダンジョンを運営していけるようになる。

ちなみに、今さらだが最初から持っている金以外に、金を稼ぐ方法がある。生きの死や価値のあるをダンジョンに取り込んだり、魔素と呼ばれる質がダンジョンに放たれたりすれば金が貯まっていくのだ。魔素は魔法を使った時に放たれたれるらしく、魔法使いのが魔法を撃つ度に數円ずつ金が貯まっていた。

それはともかく、どこか殘念そうな表の4人組がダンジョンから出ていった。今回は初めてだったが、だいぶうまく稼働したんじゃないかと思う。

さて、やるべきことだけやってジョセフィーヌと散歩しよう。通常のモンスターは時間で出現するようにしてあるが、中ボスははそうではない。素早くウルフ10とウルフリーダー1を購し、中ボス部屋に配置する。

「これでよし。ジョセフィーヌ、散歩に行こう」

「ワンッ!」

    人が読んでいる<日本円でダンジョン運営>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください