《日本円でダンジョン運営》side 羅勇士 三太 part 3

「砕けて消えろ!」

「グオオォオオォォォォォ」

側からの圧力に堪えきれず、狼型のゴーレムが散する。ゴーレムだから汚くねぇのがいいな。中に空があるタイプじゃなかったら壊すのがめんどくせぇけど。

この部屋の奧にも階段があった。これで30階層突破だな。とりあえずこれで大この迷宮の特徴は把握した。どうやら10階層ごとにボス部屋みたいなやつがあるみてぇだ。20階層はウルフが5ぐらい増えてただけだったけどな、ここは狼型のゴーレムだ。俺だったから瞬殺できたが、ダニエルたちじゃあ苦戦するだろ。

そんで、どうやら10階層ごとに環境も変化するらしい。10階層までは窟だったが、10階層からは森林だった。ゴブリンとウルフしかいねぇし、階段まで一直線に行けるしで、正直窟より斷然攻略しやすかった。まあ、空気を支配する能力がなかったら迷ってただろうがな。

で、次は31階層な訳だが、どんな環境なのやら。できれば階段まて行きやすい環境が良いんだが。

「あっつ!」

階段を下りた先の扉を開けると、そこは灼熱地獄だった。慌てて空気のバリアを張り、バリアの側の空気の溫度を下げる。

はぁ、ここの環境は砂漠か。空気をれば溫度はどうとでもなるが、太の日しが鬱陶しい。ここは空を飛んでさっさと抜けるか。

の周りの空気を圧して、固形化する。本來なら固れないんだが、溫度を変えずに圧してるから実質は気のままだ。さっきの狼型ゴーレムはこれを口からぶちこんで圧を解除した。

この固形化した空気でを支えて、持ち上げる。たったこれだけで空を飛べるんだから驚きだ。作をミスると発するが。俺がるんだから問題ない。

さあ、攻略を再開すっか。

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