《日本円でダンジョン運営》side 羅勇士 三太 part 6

「ここ、は?」

確か砂漠を飛んでたら、変なゴーレムにロックオンされて、レーザー喰らって、その後は……、

「あだっ」

が痛い……、なんで俺は生きてるんだ?ゴーレムは1度ロックオンした敵を殺すまで追いかけてくるはずだ。1度ロックオンされたら、索敵範囲外に逃げるしか生きられないはず……

「そういやここどこだ?」

こんなところに見覚えは、いや、この地形は階段の近くだな。ということはこの辺の巖場にあるはず。

「あった」

階段を見つけた、これで帰れる。この際、の傷なんてどうでもいい。この危険なダンジョンの存在を、國に伝えなければ。

その後、俺は命からがらにダンジョンから逃げ出した。口に居たダニエルたちを見た途端意識が途切れてしまったが、ダニエルたちが俺を街まで運んでくれた。

特級魔道醫師に中の傷を癒してもらった俺は、このダンジョンの存在をアンライ王國の王に伝えた。王の命令で宮廷鑑定士が派遣され、ダンジョンの正が暴かれた。

ランク95の100階層ダンジョン、獣神の混沌迷宮。この世界最高峰のダンジョンの存在は、瞬く間に國中、世界中に伝わることとなる。

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