《日本円でダンジョン運営》穣と萬死の階層

1日経過して次の日の朝、私はバックパックの中を確認していた。

「よし、準備完了!さ、ジョセフィーヌ、行こうか」

「ワン!」

ジョセフィーヌが返事したのを確認して、93階層にワープする。視界に広がるのは鬱蒼とした林と連なる山々。周りの様子をよく見れば、木に擬態したモンスターだったり、うねうねとくハエトリグサのようなモンスターがいる。やはりこのモンスターたちも襲っては來ないようだ。

本來ならここからオレイノスタナトスを探さなければいけないのだが、今回はジョセフィーヌとの散歩ついでだからな。オレイノスタナトスはあの1番高い山だろうし、だったらジョセフィーヌとのんびり散歩を楽しもう。

ちなみに持ってきたものは、登山道一式だ。恐らくオレイノスタナトスであろう山は標高1000メートルは越えてるし、たぶん必要になるだろう。ちなみに、今更だがダンジョンマスターは何も食べなくても生きていけるそうだ。だから保存食などは持ってきていない。

「ジョセフィーヌ、どこに行きたい?」

「ワンワン!」

ジョセフィーヌに聞くと、どこかへ向かってまっすぐ木々の間を歩きはじめた。……この方向ってオレイノスタナトスだと思われる山の方向だよな。まあ、ジョセフィーヌがそっちに行くならまあいいか。

    人が読んでいる<日本円でダンジョン運営>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください