《日本円でダンジョン運営》side ライオス・アリア・ヴォルドー part 3

「アレオスの街はまだか」

「あと3日はかかるかと」

獣國ヴォルドーとアンライ王國の國境にある森。ろくに整備もされていない獣道を、我とドルフを乗せる地竜が駆けていた。

本來なら遙か北にあるガルタ皇國を迂回してアンライ王國に向かう。國境にあるこの森が魔境であるためだ。

「3日か……」

通常通りガルタ皇國を迂回したのなら、アンライ王國に著くまでに2週間はかかるであろう。だがしかし、のんびりと旅をするつもりは無い。一刻も早く新たな獣神に挑みたいのだ。

「それより早くはならんのか?」

「これ以上地竜を酷使しますと、1日と持ちません」

地竜、その中でも底知らずの力を持つとされるグランディアドラゴンでもこの程度が限界か。

「我は先にアレオスへ向かう。ドルフは地竜に乗って後から來い。我の行き先はおじさんに伝えておく」

「承知致しました」

ドルフに命令して、地竜から飛び降りる。地竜はそのまま走っていった。

アレオスのギルドでまずはおじさんから獣神の混沌迷宮の場所を聞き出さなくてはならない。

「フッ!」

気合をいれ、全力で走る。前を走る地竜に並び、抜き去る。

この速度なら1日もあれば著くだろう。

「待っておれ、新たなる獣神!」

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