《日本円でダンジョン運営》陣地設営 オレイノスタナトス

続いて見に來たのはオレイノスの陣地だ。オレイノスはイヴやサンマルみたいに自分の力だけで挑むと思ってたんだが、正直予想外だ。

とまあ、予想外と思いながら晝側まで歩いてきたのだが、陣地を遠目に見るだけで理由が解った。

木々が生い茂る山が山脈となって立ち並んでいる。それも、全てがオレイノス本と同じぐらい高い。目を凝らすと、山の斜面をこれまた大きなゴーレムが歩き回っている。人型と亀型がいるようだ。ここからでも10以上は見える。恐らく山脈全には1000近くいるだろう。

オレイノスは山に紛れて自の存在を隠し、自の眷屬だけに戦いを任せるつもりなのだろう。例えしらみ潰しに山を撃されようとも、オレイノス本はそれを耐えるだけで良い。オレイノスの守りを破れる存在はそういないのだから。

実際、相手は死霊の王であるアドゥル。彼のるアンデットは個々の能力には優れないため、オレイノスの守りを破れる訳がない。ただ、巨大化したあのヤギを見てしまうとなぁ。流石にオレイノスの五分の一程度の大きさしかないが、あのヤギであれだ。七大罪の悪魔ならオレイノスの守りを破れそうな気がする。

……冥土?知らないな。

山に近づいて判ったのだが、眷屬のゴーレムは七大罪の憤怒、ドラゴンのヤギにやられていたとき程の大きさだ。山を這っていたり山の間を悠々と歩いていたりする。戦闘力が解らないからなんとも言えないが、やっぱりアドゥルでは勝てない気がしてきた。これが1000近くは異常だ。

もちろん食人植の類もいる。アンデットは山にるだけでひとたまりも無いだろう。

オレイノスの圧勝のような気がしてきたところで、ログハウスに戻ることにした。オレイノスは探せそうにないしな。出來ないことはないが。

    人が読んでいる<日本円でダンジョン運営>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください