《日本円でダンジョン運営》決戦 アドゥルVSオレイノス 後編

あっという間に全ての山が荒れ地と化した。いや、全てというのは語弊があるだろう。一つの山を殘して、殘りは全て荒れ地となった。

「コォォオオアア!」

殘った最後の山、オレイノスが雄びを上げた。4つの足が大地を踏みしめる。

「行きなさい!我が七大罪の悪魔よ!」

アドゥルの號令に合わせ七大罪の悪魔がき出す。

「カァァアアアッ!」

ワイバーンのような大きさのカラスが嵐を起こす。

「「「ウオォォォオオォン!」」」

ケルベロスが漆黒の雷を落とす。

「クルオォォオ!」

フェニックスが黒い炎を纏い、突撃する。

「キシャァァアアァア!」

大蛇が目を赤くらせ、暗黒の鎖が表れる。

「グルルァア!」

グリフォンが空を旋回し、超重力空間を発生させる。

「メェェエエェエ!」

そして、オレイノスより巨大化したヤギが、後ろ足でオレイノスを蹴り倒した。

ヤギの攻撃以外が意味無かった気もするが、オレイノスは倒れ、地に拘束された。明らかに戦闘不能である。

「勝者、アドゥル!」

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