《日本円でダンジョン運営》的不気味

「コォォォ……」

オレイノスが非常に悔しそうな聲を出している。まあ、ほぼ確実に勝てると思っていた相手に負けたのだから仕方ない。

「みなさん、よく頑張りましたね」

アドゥルが配下のアンデッドと悪魔に労いの言葉をかけている。アドゥルが勝てたのは配下の力あってこそだったからな。私もあそこまで強いとは思っていなかった。

そういえばアドゥル自の力はどれぐらいなのだろうか?あれだけ強い配下を従えているのだから……。うまく予想がつかないが、なくともジョセフィーヌよりは弱いだろう。

「アドゥル、この後連戦になるけど、大丈夫か?」

アドゥルは明日の準備期間が既に陣地が完しているため必要ない。シード枠でアドゥルと戦うカオスゴッドは陣地をそもそも作らないそうだ。そのため、明後日行うはずの対戦を明日に変更できる。しかし、それだとアドゥルは間を置かずに連戦となってしまう。それを案じて訊いたのだが……。

「大丈夫です。我が不死の軍勢は連戦程度でへばったりはしません」

気にする必要も無かったようだ。

「さて、カオスゴッドですか。勝てると良いですが……」

アドゥルが離れた場所に座るカオスゴッドを、憂鬱そうに見やる。

當の本人であるカオスゴッドは、相変わらず何を考えているのかわからない。その外見も相まって、神的でありながら、不気味だった。

    人が読んでいる<日本円でダンジョン運営>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください