《死神始めました》第212話 ドワーフ達をなめてました3

俺たちは話し合いをするためにまた、王都へ戻ってきた。

浩「それにしても、蒸気機関を飛ばしてエンジンを開発してくるとはね。」

飛「うん。ほんと、ビックリだよ。でもさなんでそれ以外のがダメなんだろう?」

ユス「さっきから何の話をしておるのだ?」

浩「さっきの戦車についてだよ。」

ユス「それで、今、ワシらも課題としておる所を一発で見抜いたのだ?」

浩「同じものを作ったからよく分かるんだよ。」

まあ、噓だけど。

浩「それでですね、木製のものではあの巨を支えるのは無理です。そこで、この鉄のベルト、履帯の登場です。」

ユス「それはどのように作るのだ?」

浩「まあ、このようなじです。」

俺は口で説明するよりも実を見せたほうが早いだろうと思い、履帯を渡す。

ユス「ほう、これが履帯とやらか。形も自由に変わる。ふむ、なるほど。」

浩「とまあ、そんなじになっているのです。で、それを回す転なのですが・・・」

こうして、戦車の話しかせずに謁見が終了した。

一応、こちらの要求も聞いてもらったのでまあ、大丈夫だろう。(?)

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