俺が王都の大通りを歩いて歩いていると、後ろからガタイのいい白髪のおっちゃんが話しかけてきた。

M1「おい、お前、ちょっと面貸せや。」

なんか、めんどくさそうなので無視していたのだが、肩を摑まれ無理やり止められた。

M1「さっきから話しかけてるってのに無視とは、いい度だな。」

一般人ならこれだけでビビるだろうが、あいにくと俺は冒険者だ。もっと怖い存在を知っている。

浩「悪いな、誰に話しかけてるのかわかんなかったからよ。」

M1「っち、まあいい。とりあえず俺の雇い主が會いたがってるんだ、ついてこい。」

ほう雇い主、ねえ。

浩「雇い主の名前は？」

M1「契約違反になるから言えねえな。だが、俺は金で雇われてるだけだ。とだけ言っておこう。」

ああ、きっとこの人あれだわ。俺の力量をある程度わかってるから、いざとなったら逃げれるようにしてるんだな。

浩「・・・そうか、覚えておくとしよう。」

俺がそう言うとおっさんは骨にホッとした顔になった。

ふむ、俺が考えていたことが、だいたい合っていたようだな。

M1「ここだ。」

隨分と立派な屋敷だな。

案された部屋にって待っているのだが、一向に姿を現さない。

なので、部屋の中をじっくり観察していたのだが・・・執事さん、メイドさん全員が何かの首をかけられ、ひどく怯えている表をしていた。

どうやら、ロクでもない貴族のようだ。これはヘルプさんにいろいろ調べてもらうか。

俺は、念話を飛ばしヘルプさんにこの屋敷の主人について調べてもらった。

そしたら、不正がこれでもかというほどに出てくる。真っ黒だよ。特にひどいのが正規ルートで手にれた奴隷から拐して強制的に奴隷にして、使用人にして夜な夜ないたぶって遊んでいるらしい。このことはすべて書類にまとめてユストフに送っておくよう指示を出した。  

さて、捕まる前に俺がいたぶってあげないとな。最近こういうのがなくてつまんなかったんだ。

さ〜て、どういたぶってやろう。