《死神始めました》最終話 これからも…

人族至上主義社との戦爭が終わり、特にやることが思い浮かばない浩太は……

ラグ「浩太殿?いつまで、そこにいるつもりかな?いい加減帰ってもらわないと私も作業がしづらいのだが?」

浩「いやぁ、仕方なくね?俺、今は城を締め出されちゃっててさ、行くあてがないんだよね」

ホルン王國の國王ラグラインの執務室でダラダラと過ごしていた。

ラグ「浩太殿はそのように気が楽でいいなぁ。わしに回ってくる仕事なんぞ下心丸出しのアホどもの相手だぞ」

ラグラインはそう、辛そうに話す。だが、浩太は特に気にした様子もなく「頑張れ」と言うだけだった。

だが、浩太は何かをふと思い立ったようだ。

浩「ラグライン、俺はもうこの世界には戻んねぇや、飛鳥達のことを頼む」

そう言って、どこかへ消えた。

それから暫く……いや、數萬年後のこと。浩太はすべての世界の監視者となった。

久々に見た地球は、何も無かった。愚かな國の主導者たちによって核兵があちこちで使われ、地球がなくなっていた。

浩「人間って、ほんとに愚かだな…」

死天「まあ、そんなものだろう。それよりも早く我らの期限がわかると良いのだがな…」

浩太は今、天龍が生まれたルーツを探していた。

それは答えが出るものではないだろう。これまでも…そしてこれからも…

浩太は答えのない旅に出るのであった。

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      つづく...
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