《俺にエンジョイもチートも全否定!~仕方ない、最弱で最強の俺が行ってやろう~》第三十回 計畫
あれから約三日ほどは経ったであろう。
俺は同じ場所からいたことはない。リオンもずっと俺の世話をしてくれていた。
俺の口がかなくなっていた。
つまり、話せなくなったということである。
醫師も呼んだ。盡くせる手は盡くした。しかし俺の機嫌が治ることはなかった。
そしてついに醫師なんかよりもずっと頼りになるリオンに診斷してもらった。
最初からそうしていればいいじゃないか、と思ってなかったことはないが、あくまで最終手段だったのかもしれない。
「……脳ショック、ですね」
「そこまで引きずる必要はないんではないか?」
俺は閉じかけの瞳をうっすらと開け、また閉じた。
今回、もしレスナが何もしてもなかったら、もしかしたら被害はそんなに大きくないのかもしれない。
かといってレスナに恨みを掛けるわけにはいかない。
きっと俺を心配してくれたからなのだから。
『ごめんなさい、ごめんなさい……』
俺の頭は作していて作していない。
もうなんだか生きている心地すらしない。いっそこのまま殺されてしまってはどうか、と俺は思った。
頭は作していないのだが、きっと心の中で、だろうか……。
ふと。
それは自然に。しく。
――――――――――――――――――これは、計畫。アスリーンは、犠牲者。
威圧を含んで、しく、優雅に……あの時よりも洗練された聲で、彼は言った。
そう、これまで何度も俺の頭にってきやがったあの聲だ。
途端に頭の中が整理され、何かを聞ける狀態になった。
しかしそれと共に、意識もブラックアウトした。
「……ん、……リーゼルト……ん!!!」
「お……丈夫……か!?」
途切れ途切れに二人のび聲が聞こえる。
この「聲」に抵抗できない狀態ではない。
しかし、俺は聲の話を聞くことを選択した。
二人に會いたくないわけじゃない。この聲の話を聞くといつも何か利益が與えられるからだ。
聲は、まるで俺の選択を知っているかのようだった。
斷るはずがない、そう確信し、わざとを緩めていた。
気付いていないわけではない。しかし、聲がはっきりと分かることを許さなかったのだ。
――――――――――――――どういうことだよ?
――――――――――――――安心して、今から話してあげるから。
――――――――――――――おう。安心なんてできねえがな。
――――――――――――――まず、サテラに襲撃させた理由は、君のギフトピースを揃えさせるため。そのために、誰かの犠牲が必要だった。
――――――――――――――待てよ、それだったら……。
――――――――――――――そういうことだよ。誰かと近づき、親しくした君こそが、結果的にアスリーンを殺したともいえる。
――――――――――――――ま、まずお前がこの計畫を開始しなければ……。
――――――――――――――君は子供ずぎるよ、あいつと変わらない……あ……それとギフトともらった時點で想定するべきなんだよね。嬉しさで浮かれるとね、それが決定的なミスとなるんだよ。これから犠牲者も出るけど、君が防ぐものもあるんだよ。
――――――――――――――……どうすりゃいいんだよ。
――――――――――――――まあ、乗り越えて、割り切ればいいさ。そうすれば強くなれる。悲しみなんて、じなくなるからさ、それでいいんだよ、君には。
――――――――――――――そんなの人間じゃねえよ!!!
――――――――――――――死者は取り戻せないんだよ。割り切って、お願いだから。
そう言って聲は靜かに消え失せた。
彼のはまだ続行している。今なら目が開けられそうだ。
深呼吸を脳でして、心を落ち著かせる。そしてゆっくりと目を開ける……
―――――――――――――――――――――――———————————☆
「君は何ができるかなあ??」
事務室らしき部屋で。
とある年が。
不気味に笑った。
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