《俺にエンジョイもチートも全否定!~仕方ない、最弱で最強の俺が行ってやろう~》第三回 戦闘準備と進展
朝五時。
大魔王城では普段皆が起きることのない時間。
そして藍も最近は六時に起きるのが慣れてきたのにだ。
藍は朝五時にたたき起こされたのだった。
理由を聞いたら、相當な大事件のようで、急いで藍は飛び起きた。
用意されていた青いローブを羽織って王殿まで急ぐ。
フィーラも付いてきているからには、大魔王城の全ての民が集まっているのだろう。
それに値するほどの大事件であった。
「……!!!ロナワール様っ!!」
急いで走り、王殿の中にる。々息切れをしているが、今ではそんなもの気にならない。
ロナワールは王座から降り、一枚の羊皮紙を藍に見せた。
「高等な奴らは最後に持たせておく。雑魚らは前線に先に向かわせる。もしかしたらシアンもいるかもしれないからオレらはしだけ前に出るが高等部は越さないぞ」
「了解しました」
早口で的な作戦を伝え、ロナワールは周囲に指示を出す。
雑魚チーム(第一砦)は即座に前線に向かい、中等部(第二砦)は見晴らしがいいところであり戦場に最もよい場所に移した。
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高等部(第三砦)はほとんど魔で、彼らは魔王城の周りを守備している。
大魔王城は史上最大と言われる山の上に建っている。周りは砂場であり、戦闘にはもってこいだ。
藍とロナワールも外に出て、魔法を使って浮いた。
屋の上まで浮くと、そのまま下がり、屋の上に座った。
「こりゃ徹夜だな」
ロナワールが小さくつぶやいた。
いきなり、戦爭が起こるというのだ。ついにシアンたちが攻めてきたのである。
ロナワールの出した斥候によると、向こうはこちらの様子を探っているとのようだ。
主に、藍の報を。
「えぇ……」
「向こうが何もしないといいのだが」
ロナワールが溜息をついた。
戦をしたくない。現代の大魔王にそんな概念があったとは。
藍は此処に來てから驚きしかなかった。
「戦略を練るしかないな」
「……私が前線に出ますので、ロナワール様は私の護衛をしてください」
ロナワールも正直驚きしかなかった。
初めて異世界に來るはずなのに冷靜でし失禮気味な口の利き方。
冷たい視線を當てられても全くじない。
それが藍というなのだろうか。藍はそれだけなのだろうか……?
「分かった……様は付けなくてもいい」
「しかし。貴方様は大魔王です。威厳は無くてもいいのですか」
そんな破格なことを言っても全くじない藍。
しかしそれでも冷靜に対応するロナワール。
まさに最強のコンビといったところか。
「ああ。良い、それと……いやなんでもない」
「ではロナワールさん、私はここ最近魔法の修行をさせていただきます。何かきがありましたら知らせてください」
ロナワールは何かを言いかけ、何か言いたげな藍を見て口をつぐんだ。
それにも瞬きひとつせずに藍は屋から飛び降りた。
心はさん付けで呼んでしドキドキしているのだ。こう呼んで罰を與えられないか。
「あ……いや、さん付けもしてほしくはないんだがな」
慌てて手をばしたが止めることはかなわなかった。
ロナワールがぽつりとこぼしたその一言に、藍が気づくこともなかった。
―――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――
「フェーラ!」
藍が飛び降りた先にはフェーラが待機していた。手にはまた羊皮紙が握られている。
「魔法の訓練ですね?メニューを作っておきました。どうぞこれを見て訓練いたしてください。」
「分かったわ」
頷きながら羊皮紙を取ると、そこには藍の能力に合っていて力をそんなに消費しないように細心の注意を払っているスケジュールがあった。
藍がロナワールと訓練してから一週間が経つが、その後もフェーラと一緒に訓練をし続けた。
ちゃんと見てくれているのだな、と藍は心した。
「魔力の応用ね……確かに私は魔力の扱い方が雑だわ」
「ふふ♡」
フェーラと訓練していた時も魔力をうまく配分できなかった。威力はあるもののスペックや練さが全くもってないのだ。
それにみかねてフェーラはこの項目をリストにれてくれたのだろう。
「必殺技ばかり練習していて基礎なんて練っていなかったわ」
「向こうが練だったら負けちゃいますよ」
フェーラはそう微笑んだがこの狀況は本気で冗談抜きだった。
相手は大魔王城の中でも練だった者たちであり、藍のようにロナワールと訓練したことがあるのだ。そして一番厄介なのは大賢者シアン。
シアンとまで行くと藍の手には負えない。恐らくロナワールにも手伝ってもらう必要がある。
「さあ、訓練といきましょうか」
藍はそう言って全に魔力をまとわせた。
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