《俺にエンジョイもチートも全否定!~仕方ない、最弱で最強の俺が行ってやろう~》第九回 本気と書いてマジ
「また一人ずつ來るということはなさそうだな……」
「大賢者の格で??」
「あぁ」
ロナワール達は第二次戦を終えてから、三次戦の予想と計畫を立てていた。
恐らくあの大賢者の格で三次戦をもう一人の部下一人だけで向かわせることはないだろう。
藍とロナワールの配置に困っている。
もう一人の部下はレイアというらしいが、彼は水と風の使い手で藍と被るためそこまで活躍できないのだがかといってレイアの相手をロナワールにすると、シアンの相手を藍ができるとも思わない。
「二人で一気にかかるしかないんじゃないですか?」
「いや、今回はサタンとユノア、フェーラにも來てもらう。」
「良いの?フェーラは使用人よ。」
ユノアの問いにロナワールが答え、藍が確かめる。
サタンとフェーラも出すということに批判はしないが、フェーラが大して力にならなさそうなのも真実だ。
「良い。フェーラの得意は姿を消すことだ、役には立つだろう」
「あ、ありがとうございます」
ロナワールが微笑み、そういうと、フェーラはおどおどしながらも禮を言った。
使用人がまず戦に參加するということは希だ。
しかしフェーラは使用人よりも微妙に力があるのだとロナワールは言う。
ガタン。
魔力の圧力が渦巻き、テントの骨にひびがる。
耐えられない者は吹き飛ばされており、そのまま絶命している者もいる。
これほどの魔力の波。その原因はただ一つ。
「私を……怒らせたバツだあああぁ!」
「シアン様の敵は、私の敵っ!」
魔力の槍を絶えず放出しているシアンとレイア。テントは貫かれており、アッという間にロナワール立のテントのみが殘されていた。
シアンは天高く浮いており、レイアはその下にいる。
ロナワールと戦に參加することが決定している者達は半壊のテントから出た。
「ここ最近は良いご挨拶だな、ずいぶん進みがいいじゃないか?」
「はっ!それもこれも、貴様のせいだろう!」
ロナワールが冷靜な顔でそう微笑みかけると、シアンはそう言って不敵な笑みを浮かべた。
シアンはこちらのチームを見回し、そして小さくうなずいた。
音もせずに、シアンは靜かに地面に降りた。銀のローブが目立っている。
シアンやロナワールの魔力の波に辺りの砂が風で舞い上がっている。髪もはためいているが、まったく気にしていない。
「そうか……」
「それで、ご挨拶と行こうかぁ!!!」
シアンが掌に紫の魔球を創り、レイアは剣を構えた。
ロナワールは後ろへ下がり、藍が前方へ進む。その護衛はフェーラだ。姿を消しているが、構えている。
魔球が放出される。
藍は急いで結界を張り、構えた。
・・・。
しょっぱなからシアンは本気だった。魔球は藍の結界に當たり、結界は一瞬にして砕けた。
フェーラが藍を引き寄せたことにより、魔球が藍に當たることはなかったが、実力の差を思い知った。
「やべえ、あいつはガチでやべぇ!!」
後方ではロナワールが目を丸くしてんでいた。
「邪魔を……するなぁぁぁ!!」
シアンが魔球をさらに三つ創り出す。レイアは何か長い詠唱をしている。
【死の代わりに、奴らを死に陥れよ!】
魔球と共に、お札らしきものが藍に迫った。ロナワールはハッとし、札を止めようとしたが、魔球に包まれているせいでどこにあるかすら見えなかった。
「う……っく」
明らかに藍が押されている。サタンが助勢にかかるものの、フェーラ、サタン、藍の三人の力ですら、シアンの半分にも及ばなかった。
「ランッ……!!!」
ロナワールはをかみしめ、のどから締め出すようにそうび、詠唱をした。
【黒炎王砕流弾ブラックファイアーキングブレッドッ!】
黒と赤が混ざった炎が発準備をしている。黒煙が上がる。
ものすごい勢いでそれは発され、魔球を打ち抜き、更に札も砕け散った。
その瞬間、レイアは倒れた。
ロナワールは知っている。あの札は対象を殺す呪いであるが、対象を殺す前に札を壊されてしまったら施した者が死んでしまう。
そしての発が終わり、対象者が死ぬと施した者も死ぬ。
どちらにしろ犠牲が必要である魔法であった。
「レイアッ……てめえ」
倒れたレイアを一目見た後、シアンはロナワールをにらんだ。
「それほどのはあったのだな……そうか。」
嬉しそうにロナワールはそう言った。しかしその表が屆くことはなかった。
「さて、本気と行こうか!!!」
「……えぇ」
シアンのびと共に、本の、ボスたちの戦闘は始まった。
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