《俺にエンジョイもチートも全否定!~仕方ない、最弱で最強の俺が行ってやろう~》第三十一回 出発と金$

時間が流れる。

空気を読んで他の者は理由を付けてほかの場所に去っていく。

藍は風をじながら、どう言えばいいのか言葉を考える。

ロナワールは微笑み、藍に近づいた。

「告白の答え?そうか、それなら……OKと言うしかないだろ?」

「っ!!……てかそれ不意打ちじゃないのかしら?」

「ん?逆告白のつもりだが?まあ不意打ちだとじてくれただけでうれしいよ、さあいってこい」

ポン、と久しぶりに藍の頭の上にのせられた手は、前よりも暖かくて、優しかった。

藍は微笑み、頷いた。カップルの誕生である。

ロナワールはフェーラが地面に置いた荷の中の一つを手に取って藍に渡す。

それと同時にサタンたちが戻ってくる。

「どうです?告白は終了です?」

「魂……本當につながる……瞬間ッ!!!」

サランとフェーラは興しているようだが、サタンとエアンはそれほど興味がないらしい。

戦の時の方が熱的だとじているらしい。

それはそれで謝だ、いじられるのは何だかプライドが崩れる。

Advertisement

「じゃあ私はもう行くわ、また來そうだけれどね」

「え、來ないのか?」

「また來るさロナワールさん、まだ先になるだろうがな」

「それだけ先になるのならエアンとサランだけは戻すわ、それくらいはできるもの」

藍が背を背けたところでロナワールが問い、エアンが応え、藍が結論を出す。

エアンとサランは々驚き気味だが、それも仕方がないと納得し、フェーラから荷け取る。

そして場はまたシリアスな雰囲気に変わる。

「じゃあ、私はもう行くわ」

「魂は……どう長していくのでしょうか……」

「サランさん、妄想してないで行くぞ」

これが正真正銘の敬語もどきである。しかしサランは気にした様子もない。どうやら彼は妄想中のようだ。

ロナワールと藍は小さく解釈をし、そして微笑みあい、そして振り返ることなく……。

ロナワール達は大魔王城の口へと。藍たちはトセガイ町を目指して。

思い切り走った。悲しみを振り払うかのように、全速力で、そう。さみしさをじさせないために。

その風になびいて、涙が飛んだ。

――――――――――――――――――――――☆

歩いて、約十分ほどたつと、すでに町が見えてきていた。

にぎやかで、藍にとっては祭りのようなじだろう、不思議なのはこの騒ぎが朝だろうと夜中だろうとかまわず続いているということだ。

「さてー商人の申請でもしてくるかっ」

エアンが背びをすると、丁度その橫を白警団の隊長の印が付いたローブを著た男が通り過ぎた。

なんて運だ、と思いながらも藍たちは男に近づく。

「あのー、商人申請がしたいのだけれど」

「おー了解。じゃあここに指紋押してくれ」

やはりここでも指紋認証があるのか、と思いつつも藍は赤いインクに指を突っ込み、男に差し出された羊皮紙に押す。

それに倣ってサランとエアンも羊皮紙に指を押し付ける。

しばらくして男の後ろにいたが眼からを出して羊皮紙に照らすと、指紋認証をした部分が黃った。

が男に一度頷くと、男は羊皮紙を仕舞った。

「よし、オッケーだ。土地は自由に探せよ、とりあえず夜中までには仕舞えよー」

実は夜中を過ぎてもやっている店は上級なのだという。だから夜中でも人が多いのだろう。

し見えが悪いところに土地があった。

さて、どうやって金を稼ごうか。

「せめて屋臺っぽいのはいるわよねー」

「おう、それならランって創造クリエイト持ってなかったっけ?」

「あー使える!」

藍はさっそくスキルを使って必要な道を出してエアンが組み立てる。

勿論サランも仕事をしている。

ランから渡されたメモ帳とボールペンを丁寧に機に置き、紹介文ポップを作っている。

「さて金になるかな???」

「いや、黒いわねエアン」

「魂……金になる?」

「待ってサランそれ怖いわよ!?」

本當に何故こんな破滅的なチームになったのか気になる。まともな人がいないのだ。

勿論きっと藍の言う「友達」もまともな類ではないのだと思うが。

そう考えながら作業をしていると、エアンの組み立て作業とサランの紹介文ポップ作りが終わったようだ。

かいてもいない汗を手で拭き、屋臺の中に立って來客を待つ。

「金しい」

「うん」

初めて聞いたサランの「魂」と言う言葉がない言葉であった。

エアンは何度かサランのその言葉がっていない文章を聞いたことがある。

そして空白の時間が嫌だったため違う話題に移る。

「私……組織に呪いかけられて、魂奪われた。」

「ほんでそれを助けたのがロナワールさんで、大魔王っつーのは勢力ってもん一から作るから魔王だったサランさんの勢力と合したんだ」

「へえ……それでエアンは?」

「お察しの通り私はサランさんの勢力の中の一人。反した理由はだ」

エアンはゆっくりと、そして大事な部分は隠して用に一言で過去を話してくれた。

つまりロナワールの今の勢力は「魔王」サランのと合しているというわけだ。

そういうことなら引きこもりの彼がロナワールと以外それほど會話ができないのもうなずける。

そしてなぜ呪われたりしたのか、どんな呪いをかけられたのかは教えてくれなかった。

聞くと重要な所の記憶だけ抜き取られたらしい。

「まあ、それの復讐するために來たんだけどな……」

「あれ、なんかすごい!!」

遠くから、貴族の馬車が近づいてきていた。

勿論初めて見る藍は表を変えることはなかったが目を輝かせていた(薄っすら)

    人が読んでいる<俺にエンジョイもチートも全否定!~仕方ない、最弱で最強の俺が行ってやろう~>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください