僕は刀を握りしめる。

ゴブリン達は気付いて、なさそうなのでまず、一を不意打ちでゴブリンの頭を切り裂く。

「すごい、なんの手ごたえもなく切れたよ。」

僕は刀の切れ味に驚く、本當に切ったのかわからないほどに切れる。

「當たり前なのじゃ！妾、霊の王の力なのじゃ！」

ティナの自慢する姿が頭に浮かぶ。

ごぶ？ごぶ！ごぶ！

仲間が切られたのに気付いた他のゴブリンが棒を持ち、立ち上がる。

「やっぱり、気付いたのか」

五のゴブリン全てを不意打ちでいけるとは思ってなかったがもうし減らしておきたかったところだ。

ゴブリン達は僕を囲むように構える。

僕はまず一ずつ減らしていくために、ゴブリンに突っ込む前に手に握っていた砂をゴブリン達に撒き散らす。

ごぶ？ごぶ？

ゴブリン達は目に砂がり、無防備になった。

その隙に、僕は目の前にいるゴブリンに頭を突く。その一撃でゴブリンは倒れた。

次に、すぐに刀を抜き、近くのゴブリンに切り掛かる。

だが、僕の一撃は、避けられてしまう。

すぐにゴブリンからの一撃が來る。

それを避けて、後ろから頭を一切りにする。

「これで三、あと二！」

後の二は、落ち著きを取り戻して、棒を構えていた。