《僕は霊の王と契約し世界を自由に巡る》僕は油斷していました!

僕は《サーチ》をもう一度使う。

ばらばらにあった反応は一ヶ所に集まっていた。

「あれ、なんでだろう?」

僕が疑問に思っていると、

「當然なのじゃ!あれだけ大きな音を立てれば警戒するに決まっているのじゃ!」

それもそうだな、僕は納得した。

「それじゃ、狩りに行こうか!」

僕たちは反応があった場所に向かった。

たどり著いた場所は大きな空間があった。

そこには、大きなゴブリンと、それを盾を持って守っているゴブリン、それから剣を持ったゴブリン、そして棒を持った普通のゴブリンが9がこっちを睨み構えていた。

そして僕は油斷していた。

これまでゴブリンを簡単に倒していて、どれだけいても簡単に倒して僕は負けないと油斷していた。目の前にゴブリンが9しかいない事に気付かなかった。

大きなゴブリンがニヤッと笑った。

ごぶごぶ!

ゴブリンが上から落ちてきた、いや襲い掛かってきた。

キュ!

「え?」

どん!

キュートが僕を庇い、ゴブリンに吹き飛ばされていった。

「キュート!」

僕はキュートのところに向かう。

キュ、キュ

まだ息はあった。

僕は《完全回復パーフェクトヒール》を使う。

「僕は油斷していた」

僕は気を引き締めた。

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