《最強転生者の異世界無雙》休養日3

あの後ガリアスはここまでの実力をにつけているのはユーマ以來だぜ!と大聲で笑いながら工房の奧へ戻って行った。…俺が來たのは、つい最近なんだが。

まあ、そんなことは置いといて、アリーシャの案の続きをすることにした。

「アリーシャ、次は行きたい所とかあるか?」

「ん、一度冒険者ギルドに顔を出しておきたい」

って冒険者ギルドに行っていなかったのか。俺の噂を聞いたっていうからギルドには顔を出しているものだと思っていた。

まあ、本人が頼んで來ていることだし案してやるか。

「わかった。ついて來て」

そこから道中にあった建などの解説をしつつ、冒険者ギルドに向かった。ギルドに著くと相変わらず騒がしい。

俺たちが中にると周囲の目が一斉にこちらを向いた。そしてボソボソと會話が聞き取れる。…本來は聞こえないんだろうが、俺の発達した聴覚では聞き取れてしまう。

「おい、あれはユーマじゃねえか。ギルドマスターも自分よりも強いって言ってる」

「ああ、間違いねえ。俺はあいつの決闘を2つとも見てたからな」

それまで騒いでいた者たちも俺の隣を見て、一斉に黙った。どういうことだ?

「お、おい。ユーマの隣にいるのって『閃』アリーシャじゃないか?」

「ああ、間違いねえ。あの貌と実力を佇まいを見ればわかる」

ああ、そういうことか。アリーシャは顔が整っているし、二つ名持ちだしで有名なんだろう。

取り敢えずここで固まっているのも邪魔になるだろうし、どこかに移るか。

「アリーシャ、ギルドに來たがこれからどうするんだ?」

「ん、ギルドマスターに挨拶をする。ここのギルドマスターは知り合い、のはず」

「わかった。じゃあ行くか」

そう言って俺たちは今日もいつもの場所で付をしていたミリーナさんがいたので挨拶する。

「こんにちは、ミリーナさん」

「こんにちは、ユーマさん。今日はどうしたんですか?朝に來なかったから今日はてっきりお休みになられるのかと…」

「ああ、うん。最初はそのつもりだったんですけど。散歩中に彼と會って街を案してたんです」

そう言ってアリーシャを紹介する。

「そうだったんですか。それでは本日はどういったご用件で?」

「アリーシャがギルドマスターと知り合いとかで挨拶をしたいというので連れて來たんです」

「そうなんですか。ユーマさんが言うなら本當なんでしょうが、一応規則ですのでギルドマスターに尋ねてきます」

「お願いします」

そう言うとミリーナさんはギルドの奧にっていった。そして、待っている間暇なのでアリーシャと話をしていると奧から慌てて階段を駆け下りてくる音が聞こえた。そして、こちらに向かって何かが飛び出してきた。

「アリーシャ⁉︎」

飛び出してきたのは必死な顔をしたギルドマスターだった。

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