《絶対守護者の學園生活記》特訓

そして、ダルクさんとユフィさん監修のもと、『レオン世界最強化計畫(命名はダルクさん)』が始まった。なんでも、鍛えるからには世界最強と呼ばれるくらいまでには育てないと面白くないから、とのこと。まあ確かに力を付けるのは俺がんだことでもあるが……死なないよね? 俺、生きてられるかな?不安をじつつも、ダルクさんから特訓容が書かれたメモを渡されたので読んでみる。

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【レオン世界最強化計畫】

・特別リストバンドを常に付けさせ、魔力に負荷をかけることで、魔力量と魔力の質を高める。

・特別ギプスを常に付けさせ、筋力などの強化。

※隨時、追加予定。

以下、毎日のスケジュール

4時~5時

起床。基礎となる作り。ランニング、筋トレなど。

5時~6時

素振り、型の確認。

6時~7時

朝食及び當日の特訓容の確認。

7時~12時

ダルクと特訓。戦闘に関する技全般。

12時~13時

晝食。さっきの特訓の復習

13時~19時

ユフィと特訓。魔法に関する技全般。

19~20時

夕食。さっきの特訓の復習。

20時~21時

自由時間。ただし、ダルクかユフィが不意打ちを仕掛けてくる可能があるためしっかり反応すること。

21時~23時

勉強。知識を増やすことも強さの訣。

23時~24時

その日においての反省點を考え、自分を見つめ直す。

24時~4時

睡眠。

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無理無理無理無理無理!!!

死んじゃうよ俺!

自由時間という名の暗○教室まであるんだけど!

………でも、だ。

たった四年で誰にも負けないぐらいの力を付けるためには、これぐらいやらなきゃいけないってのは俺でも分かる。

だから、俺はやる。やってみせる。

やってやんよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!

泣いてなんかないんだからねっ!

※※※

そうして四年が経った。

特訓は想像通りの、いや、それ以上の過酷さだったが、耐えきった。何度も吐いたし、死にそうになったことも數えきれないほどあった。途中からは、冒険者ギルドに連れてかれ、魔討伐任務をけるようにもなった。危険な魔がうじゃうじゃいる場所に連れていかれ、そこから自力で帰ってこいと言われ、置いて行かれたこともあった。

それでも、もうあのような慘劇を起こしたくない、大事な人達を守れるだけの力を付けるんだ、という想いで自分をい立たせた。

そして、特訓を耐えきった俺は、ダルクさんが想像していた以上の力を付けたらしい。もしかしたら、俺の想いに反応して、加護が発したのかもしれない。

明日、俺は王都に向けて出発する。今まで、親として、師匠として、俺を支えてくれたダルクさんとユフィさんには謝の気持ちで一杯だ。

何かお禮をしたいところだが……。

そして、俺は出発前夜に、ある行を起こすことにした。

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