《絶対守護者の學園生活記》IFストーリー マルクは転生者!?

「なあレオン。の子にモテるにはどうすりゃいいかね?」

「んなこと俺に言われても……」

俺にそんなこと聞かれても、そもそもモテた経験が無いため答えられん。

でもマルクは顔自はそんな悪くないと思うし、格も良いしな。

うーん……。

「な、なあレオン。しだけ話が変わるけどよ」

「ん? なんだ?」

俺が友のために真面目に考えていたら、し遠慮気に聞いてきた。

「お前って、転生とかって信じるか?」

「! 急に何を……!」

「信じられないかもしれないが、俺が転生者だって言ったらどうする?」

「!!」

マルクが転生者だと……?

「お前を疑おうとは思ってない。詳しく話してくれ」

「ありがとう。俺には前世の記憶があってだな。前世で死んだと思ったら知らない空間で目覚めて、神と名乗るやつにこう言われたんだ」

ここまでは俺と同じだ。マルクの続きの言葉を待つ。

「親友を助けてやれ、ってな」

「親友……?」

俺とは違った容だった。待てよ? 異世界に親友なんているはずがない。親友が異世界にいるとしたら、それは同じ転生者ってことに……。それはつまり――

「俺には前世で親友と呼べる奴は一人だけいた。そしてさっき、レオンが考え事をしてる時に手を開いたり閉じたりしていた。それを見て確信した。お前、桐谷守だろ?」

衝撃だった。前世の名前を當てられてしまったら、疑う余地もない。さらには、親しかったほんの一部の人しか知らないような俺の癖まで知っている。それでいて、ハーレム願を持っているようなやつといえば一人しか思いつかない。

「お前……杉谷攻一すぎやこういちか?」

「ああ、そうだよ。久しぶりだな守」

異世界に転生して、奇跡の再會を果たした。

攻一は前世では親友と呼べるほどの長い付き合いをしており、俺にオタク文化を教えてくれた奴だ。

「それにしても異世界だぜ異世界。憧れのチーレム生活だぞ守」

「チーレムかは分からんが、お前は前から異世界に行ってみたいとか言ってたもんな」

「まあな。でもハーレム生活はもう諦めたよ……しかし、ロリが許嫁なら悔いはない! 羨ましいだろ守ぅ!」

うわすっげぇドヤ顔。てかうざい。

「羨ましすぎて死にそうだ。だから一発毆らせろ。俺達親友だもんな!」

「え、ちょっ……」

「抹殺の、ラストブ○ットォォォォォォ!!!」

「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

攻一は窓を突き破り、遙か彼方へと飛んで行った。

これからも長い付き合いになりそうだ。死んでしまったが。

「勝手に殺すな!」

あ、生きてた。

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