《絶対守護者の學園生活記》指名依頼
「偵察依頼……ですか」
「うん、誰もいないはずの窟から音がするっていう報がってね?」
夏休み初日、俺は冒険者ギルドから招集をかけられた。ソフィ先輩から今日は朝の鍛錬に參加出來そうにないとの連絡をけ、鍛錬が中止になったのでのんびりしようかと思っていたんだが。
とにかくそのまま冒険者ギルドへと向かい、リーフェさんから用件を聞き出していた。
「別に俺じゃなくてもいいんじゃ……」
「何かあったら困るからなるべくランクの高い人がいいってことになってね。それにレオン君は今日から夏休みで暇だったでしょ?」
「そうですけど……」
なぜ暇だと斷言するのか。いや確かに暇だったわけだけど、俺はそんなに忙しそうには見えないのか?
「とりあえずは分かりました。いつ行けばいいですか?」
「出來れば早いほうがいいね。今日とか」
「それじゃ、今日の夜辺りでいいですかね?」
「おっけー! それじゃよろしくね!」
依頼の注を済ませ、俺は冒険者ギルドを出た。
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よーし、帰って寢るぞ。
※※※
その日の夜。王都近くの森にある窟の中を俺は歩いていた。
しかし特におかしい所は存在しない。変な音もしないし、ただ奧へと窟が続いているだけだ。
「けど実は隠し通路があったりするんだよな、こういうのって」
王城の王様の部屋などにもあったりするらしいしな。今度探させてもらおう。流石に無理か。
とりあえず探してみるか。
俺はから魔力を放出し、壁に沿わせるようにしてどんどん奧へと進ませていく。簡易的なセンサーとなっており、何か異常などがあれば俺に伝わるようになっている。大量の魔力を流し込むためかなり疲れるが。
しばらくして一番奧までたどり著いたのか、行き止まりになっている。だがそこで違和をじた。
「が開いてるみたいだな」
とりあえずそこまで行ってみるか。
  しばらく走ると、調べた通り行き止まりにて大きなを発見した。ギリギリ人が通れそうな大きさである。
「ってみるか」
偵察だしらなきゃいけないよな! 別に楽しそうだからってわけじゃないぞ!
の中へと足を踏みれ、歩き出す。しかし暗いな、どこまで続いてんだこれ。
しばらく歩き続けると、段々とが見えてきた。出口か何かか?
しかし、そんな俺の予想は外れることとなる。
「なんだよこれ……」
俺の目の前に広がる景は信じられないようなものだった。
さっきまで窟にいたはずなのに、どう見ても人工である壁に奧へと繋がっている通路。そして鼻を刺すような臭い。まるで何かの建の中にいるようだった。
しでも報を得るために、近くにあった扉を開く。
「謎のをしたのったフラスコ、人が一人はれるような大きさのカプセル容。どう考えても研究所だよなぁ」
まさにテンプレと言わんばかりの部屋の裝に、思わず苦笑いをしてしまう。
もうし詳しく探索してみたところ、一束の資料を見つけることが出來た。
「なになに? 魔力譲渡による適増加実験報告書、か。聞いたことあるな」
たしかユフィさんとの特訓初日で説明されたことのはずだ。魔力には練度のようなものが存在し、その人の使う魔法の屬に適した魔力へと変化する。そしてその魔力を他人へと無理矢理流し込むことでその人の魔法適を増やすというものだ。俺もユフィさんにやってもらったおかげで多くの魔法適を得た。
「つまりここはその実験が行われていた場所ってことか」
しかし実験は結局功せずに終わったと聞いていたが。なんで隠れるようにしてこの場所が殘っているんだ?
ま、そのためにももうし調べてみるか。
そして部屋を出た俺だったが、すぐに異臭に気付いた。これは……の臭い?
俺は急いで臭いのする方向へと駆け出す。一つの扉の前にたどり著き、思いっきり開く。
その部屋の中央には、誰かが佇んでいた。
「そ、ソフィ先輩……?」
そこにいたのはソフィ先輩だった。そして、両手に握っていた雙剣には赤いがべっとりと付いており、その先には――
白を著た男が、大量のを流して倒れていた。
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