《絶対守護者の學園生活記》親子でお買いデート
俺は研究所の存在、及びソフィ先輩達の正などについての説明をするために王城に訪れた。ソフィ先輩とクーを連れて。
そして王様に詳しく話した訳だが。
「最近は大人しいと思ったのに、なんでお前は毎度面倒事に巻き込まれるんだよ……」
「そんなの俺だって知りたいわ」
王様に呆れるようにそんなことを言われ、俺も反論してしまう。巻き込まれたくて巻き込まれてる訳じゃねぇよ……
「まぁ後の処理はこっちに任せとけ。それよりその子を預かると言ってたが大丈夫か? 子育てだぞ?」
正直自は無いが……。
とりあえずクーの頭をででと。うん、可い。
「……大丈夫そうだな」
? さっきまで心配してたのにどうしたんだ?
「すっかり父親しているな、レオン」
「そうか?」
特に何か意識してるというわけでもないんだがなぁ
※※※
王城での用事を済ませ、三人で商店街へとやってきた。ソフィ先輩とクーが屋敷に住むにあたって必要なを買いに來たのだ。
「パパ~お手~」
「はいはい、手を繋ごうな」
可い娘の頼みだ、聞いてあげよう。俺はクーと手を繋ぐ。
「ママも~」
「う、うむ」
クーはソフィ先輩にもおねだりをしている。ソフィ先輩もたどたどしく手を繋ぐ。
なんだろうな、クーにお願いされると斷りづらいんだよな。これが親バカであろうか。
とりあえずは服屋に向かう。ソフィ先輩は私服をちゃんと持っているがクーは無いからな。
この辺では有名な子供服専門店へとる。
うわ、かなりの視線をじる。
「ねぇねぇ、あの夫婦綺麗ねぇ。子供も可いわぁ」
「そうねって英雄様の息子様じゃないあれ。あの年にしてアリス様以外の奧さんがいるうえに子供までいるなんてお盛んねぇ」
おいおい、なんか話が変な方向に行ってないですか? これ本當の娘じゃないですからね? お盛んも何も嫁とは一切そういうことはしてませんからね?
「お客様。どのような服をお買い求めでしょうか?」
そんな話に耳を傾けていると、店員であろう人に話しかけられた。
「えーと、この子の服を探してまして」
「わぁ、可いお子さんですねぇ。是非任せてください!」
すると店員さんはクーを連れて試著室へと突撃していった。店員さんの目が凄くキラキラしていた気がする。
そして試著室の前で待つこと20分ほど。試著室のカーテンが開いた。
そこにいたのは麥わら帽子に白のワンピースという姿をしたクーがいた。
シンプルだ。シンプル故に、とてもよく似合っている。天使はここにいたか……
俺は店員さんに向けてグッジョブ! と親指を立ててやると店員さんも返してくる。
「パパ、クー可い?」
「あぁ可いぞ」
褒めながらクーの頭を優しくでてやると、気持ち良さそうに目を細める。
「レオンに子離れは無理そうだな……」
ソフィ先輩が何か言っていたが、クーをでるのに集中していた俺の耳には屆かなかった。
會計を済ませ店を出た俺たちは晝飯を食べる為に近くにあったレストランへった。
各々の食べたいものを注文し、しばらく談笑をする。そして品が屆き、食べ始める。
「んっ、んゅ……」
オムライスを食べようとクーがスプーンですくおうとするが、大分扱い方が怪しい。そりゃこの前まで研究所にいたんだもんな。慣れてるわけないか。
「ほらクー。口を開けろ」
俺よりも先にソフィ先輩がクーにオムライスを食べさせようとする。
オムライスを乗せたスプーンが口へと差し出され、クーはぱくっと咥える。
味しかったのであろう、クーは顔をニパーっと綻ばせる。
癒されるなぁ……。ソフィ先輩もクーの反応を見て微笑んでいる。
食事を終え、屋敷への帰途につく。もちろん手を繋いで。
「パパ!ママ!楽しかったね!」
「パパも楽しかったぞ」
「そうだな」
本當に楽しかった。また行きたいな。
余談ではあるが、屋敷にて俺たちを出迎えてくれたカレンから「普通に親子にしか見えないのが凄いわね……」というお言葉を頂いた。
俺もソフィ先輩もまだまだ學生だぞ?
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【2022年6月1日 本作が角川スニーカー文庫様より冬頃発売決定です!!】 「オーリン・ジョナゴールド君。悪いんだけど、今日づけでギルドを辭めてほしいの」 「わ――わのどごばまねんだすか!?」 巨大冒険者ギルド『イーストウィンド』の新米お茶汲み冒険者レジーナ・マイルズは、先輩であった中堅魔導士オーリン・ジョナゴールドがクビを言い渡される現場に遭遇する。 原因はオーリンの酷い訛り――何年経っても取れない訛り言葉では他の冒険者と意思疎通が取れず、パーティを危険に曬しかねないとのギルドマスター判斷だった。追放されることとなったオーリンは絶望し、意気消沈してイーストウィンドを出ていく。だがこの突然の追放劇の裏には、美貌のギルドマスター・マティルダの、なにか深い目論見があるようだった。 その後、ギルマス直々にオーリンへの隨行を命じられたレジーナは、クズスキルと言われていた【通訳】のスキルで、王都で唯一オーリンと意思疎通のできる人間となる。追放されたことを恨みに思い、腐って捨て鉢になるオーリンを必死になだめて勵ましているうちに、レジーナたちは同じイーストウィンドに所屬する評判の悪いS級冒険者・ヴァロンに絡まれてしまう。 小競り合いから激昂したヴァロンがレジーナを毆りつけようとした、その瞬間。 「【拒絶(マネ)】――」 オーリンの魔法が発動し、S級冒険者であるヴァロンを圧倒し始める。それは凄まじい研鑽を積んだ大魔導士でなければ扱うことの出來ない絶技・無詠唱魔法だった。何が起こっているの? この人は一體――!? 驚いているレジーナの前で、オーリンの非常識的かつ超人的な魔法が次々と炸裂し始めて――。 「アオモリの星コさなる」と心に決めて仮想世界アオモリから都會に出てきた、ズーズー弁丸出しで何言ってるかわからない田舎者青年魔導士と、クズスキル【通訳】で彼のパートナー兼通訳を務める都會系新米回復術士の、ギルドを追い出されてから始まるノレソレ痛快なみちのく冒険ファンタジー。
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