《絶対守護者の學園生活記》閑話 第4回子會
「第4回! ゲストを迎えての子會開催よ!」
「うむ」
「……ひゅーひゅー」
「わー」
「こらクー。そんなにくと落ちるぞ」
「ふかふか~」
「お、お姉さんたちと大人のお話……ドキドキ」
………最初に比べて大分カオスになったわね。アリスはお決まりの反応だし、リリィは口笛をやってるように見せかけて口で言ってるだけだし、ミーナもこの空気に慣れたのかただ拍手しているだけだし。あ、これは良い例か。ソフィは膝の上に乗ってるクーの相手をしてるし、クーはソフィのに顔を埋めている。……くっ。そして今回のゲストのシェリーは顔を赤らめもじもじしている。
……本當にカオスね。
「今回の議題は第3回の続きみたいなものね。レオンとの今後についてよ」
「今後とは?」
「今から説明するわねアリス。レオンと一緒に暮らし始めて二カ月が経ったわよね? 私は皆と、レオンと過ごせてすごく楽しかった。皆もそうかしら?」
私の言葉にクーとシェリーちゃん以外が頷く。
「それで第3回の話に繋がるわけだけど、私はそろそろ次に進もうと思うの」
「次って何? カレンちゃん」
「夜の事よ」
「それはなんだ?」
伝わらなかったのか、アリスが首を傾げている。そうだった、知識はあるだけの初心な乙だったわねアリスは。私だってはっきり言いたいけどクーがいるし……
ってクー眠そうね。うつらうつらと舟を漕いでるし。
「リリィ、クーを部屋まで連れてってあげて。もう眠そうだし、これから先の話は多分リリィにはあまり関係ないからそのまま寢ちゃってもいいわよ」
「……わかった。おやすみ」
リリィはおやすみの挨拶をし、クーを連れて部屋を出ていった。さて……
「それじゃ続けるわね。夜の事っていうのは、レオンに抱いてもらうってことよ」
「だっ……!」
「うぅ……やっぱり……」
「それは大事なことだな」
私の言葉を聞いて三者三様の反応が返ってくる。アリスは意味が分かったのか顔を真っ赤にし、ミーナは察していたらしくもじもじし、ソフィは納得といったじに何度も頷いている。シェリーちゃんは聞くことに集中しているようだ。
「私は近いうちにレオンに抱いてもらおうと思ってるの。レオンは細かいこと気にしてそうだけど押し切ってね。それで皆はどうするのか聞きたいの」
「私は抱いてもらうぞ。抱いてもらいたいと思えるほどの最高の男だからな」
考える素振りなど見せずにソフィが即答する。……レオンにベタ惚れみたいね、態度にはあまり出ないタイプみたいだけど。
殘りの二人はまだ考えてるみたい。……ミーナ頭から煙出てない? 大丈夫かしら。
「わ、私も……レオンとなら……レオンだから……」
……の私から見ても可いと思えるくらいに恥ずかしさで俯きながらそう呟くアリス。アリスって普段のキリッとした印象からは考えられないくらいに、私生活では緩いのよねぇ。ギャップの塊みたいな存在ね。
「僕も! 僕も……する」
あら可い。言うのに張したのか尾がピーンと立っている。ミーナもする、と。
これで全員が抱いてもらうってことになったわね。まあ最初から分かってたけどね。
「皆の気持ちを確認したところで、次よ。次は順番をどうするかね」
これも割と大事だ。その、初めてっていうのは重要なことで。誰が一番最初にレオンとするか。一応全員一緒にという選択肢もあるが、初めてがそれはどうだろうか。
「それならカレンが最初だな」
「うん、そうだね」
「最初はカレンが相応しいだろうな」
「え」
三人の言葉に思わず驚いてしまう。
私でいいの? 本當に?
「普段のレオンを見てて、一緒にいて一番気を許しているのがカレンだと私は思っていたからな」
「なんか通じ合ってるものがあるよね」
「あまりそういうのが分からない私でも、カレンとじゃれているレオンは楽しそうに見えるな」
じゃれているって……。でも、皆の思いやりが素直に嬉しいと思った。
「それじゃ……私、頑張るわね」
待ってなさい、レオン!
そんな決意を固めた時
「うおおおおお!! やってやるぞおおおおおおおおお!!」
「俺は漢おとこになるんだああああああ!!」
「待っててくれ! お姉さん達いいいいいいいいい!!」
「いざ桃源郷へえええええええええ!!」
変な雄びが客間の方から聞こえてきた。この聲って……
「……シェリーちゃん、行くわよ」
「はい、カレンお姉さん。マー君、お仕置きだよ?」
ふふふ、私が必死に考えてた時に、あなたたちはどんな話をしてたのかしらねぇ……
「レオン君……死なないでね」
部屋を出る時にミーナが何か言っていたが私には聞こえなかった。
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