《絶対守護者の學園生活記》最強の

「知ってる天井だ」

「なーに言ってるのよ」

カレンと互いを求めあった翌日の朝。目を覚ました俺の言葉に突っ込みをれるカレン。

「おはようカレン」

「おはよ」

二人とも橫になりながら見つめあい、挨拶をわす。シーツによって隠れてはいるが、シてから服は著ていないので、カレンの綺麗ながチラチラと見えているのが大変目に毒だ。

「その、大丈夫か? なにか調が悪かったりとか」

「大丈夫よ。しだけ違和はあるけどね」

そういってカレンはへそのし下あたりを手でさすっている。そんな事をされると、改めてカレンと繋がったんだと再認識させられる。

「それに……凄く幸せだったわ。私にれる手がとっても優しくて、こんなにも大事にしてくれている、してくれているってのが伝わってきて」

よかった……。カレンの言葉を聞いて、かなり安心した。これで下手すぎんだよバーカバーカ! なんて言われた暁には清水の舞臺から飛び降りるところだった。……この世界に無いな、よく考えたら。

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「だから改めて言わせて。私は、レオンのことが大好きよ」

しだけ頬を赤く染め、見惚れるような笑みをした後、俺のへと収まるカレン。

嬉しい。素直に嬉しかった。なんだが……

生まれた姿のままくっつかれたら、寢起きだということもあり反応しちゃうわけで。

それに気づいたカレンがジト目で俺を見てくる。

「……レオン? これは何かしら?」

「それはえーと……生理現象?」

俺の苦し紛れの答えにハァとため息をらすカレン。呆れられてしまったようだ。

しかし今度は急にもじもじとし始め

「そ、そのまま皆に會うわけにはいかないわよね。だからその、私が手伝ってあげる、から……」

プッツーンと、理の糸が切れる音が聞こえた。ちょっと誰の糸よしっかりしなさいよね男子~。あ、これ俺の糸が切れた音だったわ。

「カレンっ!」

「きゃっ! ちょ、ちょっと待……ん……ぁ」

俺はカレンに覆いかぶさり、を奪う。こうして第二回戦が始まった。

俺が調子に乗りすぎたせいか、終わった後に二人とも疲れで眠ってしまい、日が真上に昇る時間に起きたのであった。

※※※

「……馬鹿、阿呆、獣レオン」

「いい加減許してくれよカレン。てか獣レオンってなんだよ」

「あんなに盛って、まるで獣じゃない」

「うぐっ」

あの後、起床した俺とカレンが皆が集まるリビングへ行くと様々な視線が突き刺さった。

二人して起きるのが遅かった&一緒に來たからと、何かを察して優しい表でこちらを見てくるアリスとソフィ先輩とミーナ。もしかしてカレンが俺とするってこと知ってた?

リリィはクーに指から小さな火を出すなどの簡単な魔法を見せて喜ばせている。何あの天使空間、混ざっていい?

そしてマルクも俺とカレンが何をしたか察してこちらを睨んできたが、なぜか正座をしていたからあまり怖くなかった。隣でシェリーちゃんが目をらせてるしお仕置きの途中なのだろうか。

しかし居辛い。嫁三人の視線がやばい。カレンも同じなのか凄く居辛そうにしている。

そんな俺達がしばらく耐え忍んでいた時、チャイムが鳴った。

訪ねてきたのは王様からの使者であり、王様が呼んでるから來いということだった。

抜け出すチャンス! と俺とカレンはすぐさま自分が行くと主張し、そして今は使者さんが者を務める王城行きの馬車に乗っている。

そして俺はカレンから罵倒をけてるって訳だ。

「私も気持ちよかったけど、限度ってものがあるでしょうが!皆にも生暖かい目で見られたし!」

「本當にすいませんでした」

揺れる馬車の中で、用に土下座をキメる俺。この世界にスキルレベルなんかがあったら確実に土下座スキルはレベル最大であろう。

「レオンは當分ご飯のオカズ抜きかしら」

「ゆ、許してくだせぇ旦那!」

「誰が旦那よ! あんたが旦那でしょうが!」

オカズ抜きは辛すぎる。そうやって俺を除け者にするのね……

獣レオンはいるし除け者レオンもいるのね……あ、両方俺じゃん。

そうして馬車が王城に著くまで俺は謝り倒して、どうにかオカズ抜きは免れるのであった。

そして謁見の間にて、俺とカレンは王様と向かい合っていた。

「研究所の件についてだが、何の研究をしていたか分かったぞ」

「何の研究ってクローンだろ? 他に何があるってんだよ」

「誰の伝子から造られたのかが分かった」

そうか、そういえばそれが分かってなかったな。……ぶっちゃけ大予想は付いてるんだけどな。

「母さん、だろ?」

「そうだ、ユフィだ」

まぁ優秀な個を造るにあたって必要なのは優秀な伝子だろう。エルフなうえにクローン製造にうってつけの実力を持っていて容姿まで似てれば誰だって分かるだろう。

大戦の跡地に行けば髪のなりなんなり落ちてるだろうし、それでも拾ったんだろう。それで造れるのかは知らんが。

「それでだが、お前が預かっているの子がいるだろう?」

「クーか」

「そのの子がユフィの伝子をけ継いでいるなら、適がどうなっているのかが気になってな」

確かにそうだ。母さんは全屬の魔法を使える。ソフィ先輩は失敗作と言われていたらしいが、それは風屬しか使えなかったからだろう。

ならクーは?

たしかに言われると気になってくるな。

「というわけで調べてきてくれ」

「了解」

そして俺とカレンは王城から派遣された鑑定士とすぐさま屋敷へと戻り、クーの適の鑑定をしてもらった。

それを屋敷の皆で見守っていた。マルクとシェリーちゃんはもう帰ったみたいだ。

そして鑑定結果はこれである。

クーフィ

(火、水、風、土、雷、氷、空間、重力)

「「「「「………………」」」」」

「ねぇパパ。クー凄い?」

「あ、あぁ。クーは凄いな~」

「えへへ~」

結果を聞いて固まるカレン達。俺に褒められて喜んでいるクー。

最強のが誕生した瞬間であった。

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