《職業魔王にジョブチェンジ~それでも俺は天使です~》スキルのご使用は計畫的に……。
『絶的な狀況、どうのりきるか、だ』
誰かに拾ってもらえるかも知れないが、雪原のなか、誰も通る気配もない。待っていたら、凍えて死ぬか、最悪獣のエサだ。時間がたつほど狀況は悪化するだろう。なにより、
『人任せにするのは、『クレアシオン』の名に恥じるし、なにもしないで獣のエサになるのは捕食者の矜持に反する……』
【暴食】の【捕食者の矜持】的にも、エサにされるのだけは、避けないといけなかった。クレアシオンは自分に自分に出來ることを考え出す。まずは、新しいユニークスキルから使えそうなを探す事にした。
『新しいのは、創造、魔素支配、眷屬創造✖5、神召喚✖7、神召喚???だな、魔素支配は、エクストラスキルの魔力作の上位換か?まぁ、今は使えないからいいや。一番怖いのが《???》って何?そんな神作った覚えないぞ?ヴェーグ一筋數千年だぞ!!』
彼はヴェーグ以外の神を作った覚えがない。神創造は、まあ、あるものはあるんだし、ありがたく使わせて貰おう、と考えていた。邪神殺しには神か【神殺し】系の稱號が必用だった。
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彼が【神殺し(邪神・悪神)】を取得してなかったとき、とどめを刺せる武がヴェーグだけ、と言うのは選択肢が狹まり、対策が取られやすい、と彼は常々思っていた。
彼は多くの武神にそれぞれの得意な武の扱い方を學んでいたので、【鬼神化】、【九尾化】と様々な武で変幻自在な戦いかたで敵を追い詰めていたが、邪神の場合、ヴェーグによるとどめしか刺せないでいたからだ。
しかし、自分の知らない神、それも、《???》は流石に不気味ながある。
結局、消去法で、ひとつのスキルしか殘らなかった。
『この狀況を打開するのに役立つスキルは、【眷屬創造】だな、眷屬に村や町まで運んで貰おう。そろそろ力的にも厳しいしな』
段々と眠くなっていた。これは寒さによる眠気か、それとも、赤ん坊だからか?……まぁ、後者だろう。
『五回もあるんだな……。よし、まずは、スライムだ。スライムの従魔とか憧れていたんだよな。でも、【テイム】のスキルもないし、スライムは弱いから諦めていたんだよな……。』
思い出されるは、神界での記憶――
あれは、クレアシオンが【地球】の【日本】に食べ歩き無斷世界したとき、スライムが矢鱈と流行っていた。興味を持った彼は早速魔ハントに出掛けた無斷世界。苦管理者の労目を盜してんで捕まえて、家で飼っていたが、アリアに踏まれて死んでしまった。
またある時は、管理者の依頼で神域の魔にるまで長したスライムを討伐してくれ、と言われ、【鬼狐】にスカウトしに行ったが、知能が低くて話しにらなかった。
【鬼狐】は諦めて飼おうとしたが、大きすぎて場所がなく、【暴食】持ちだったらしく暴れて、大陸を食べ出したので、仕方なく【暴食】の【暴食のアギト】で食べることにした。
直接食べたく無いもの――【暴食】の効果で、食べた生のステータスの一部を自分のにできるが、クレアシオンは人形の魔や、魔族、邪神を食べたくなかったので取得した――を食べれるので【暴食のアギト】は重寶している。
【暴食のアギト】を使うとクレアシオンの魔力が龍の顎の形を作り、対象を貪り喰い、そのエネルギーがクレアシオンに流れ、ステータスが上昇する。
――そう、スライムを飼いたくても飼えなかったのだ。だが、今は違う。
『眷屬創造、ある程度どんな眷屬にしたいか、決めることが出來るはずだ。最初の眷屬はスライムにして、移は次の眷屬に任せよう。よし、【鬼狐】とは言わないけど、魔王より強く長出來るスライムを創ろう』
クレアシオンはどの様なスライムを創るかし考えた。前例が酷すぎるので……。
『【眷屬創造】』
『眷屬を創造します』
考えをまとめて、眷屬創造を使うと無機質なの聲が聞こえてきた。ヴェーグを作った時に始めて聞き、スキルや稱號を取得した時に聞こえる聲、始めて聴いた時から、何故か彼には懐かしく思えていた。
『あなたのむ形は?』
彼はを簡単に伝える。ヴェーグを作る時に言われたからだ。あまり深く考えても意味がないと――
『了解しました。創造します』
その聲と同時に、黒い魔法陣が現れた。黒と言っても禍々しく濁っている魔族や邪神、悪神の魔力とは違う。澄んだ明のある黒だ。黒い魔法陣が紅いスパークを迸らせながら輝く。
クレアシオンは魔力が奪われる覚に襲われるが、それどころじゃなかった。クレアシオンの魔力は紅いだったからだ。それが黒に変わり、名殘の様に紅いスパークが見えるだけ。そのことに驚いていた。
そして、遂に魔法陣から黒いスライムが現れた。しかし、眷屬創造に魔力を全て持っていかれてしまった。途中で止めようとしたが、魔力を吸い付くされてしまった。
それだけじゃなく、魔法陣に集まっていた黒い霧、恐らく魔素だろう。目視出來るほど高度になった魔素を吸収していた。それだけ燃費が悪いのか、それとも、それだけ強力な魔なのか――
クレアシオンは魔力切れで、意識を失うのをじた。そして、『俺を守れ』と、スライムに命令して、意識を手放した。
「おい、赤ん坊がいるぞ!!」と言う聲を耳にしながら――
ありがとうございました。
クレアシオンは無斷世界して、度々管理者に怒られ、アリアに怒られていましたが、クレアシオンが、その世界に行くとなぜか、暫く犯罪がなくなったり、魔族が減ったりしていたので、段々と見逃されていくようになっています。
【書籍化&コミカライズ】勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って來られては困るのだが?
【コミック第2巻、ノベル第5巻が2022/9/7同日に発売されます! コミックはくりもとぴんこ先生にガンガンONLINEで連載頂いてます! 小説のイラストは柴乃櫂人先生にご擔當頂いております! 小説・コミックともども宜しくー(o*。_。)oペコッ】 【無料試し読みだけでもどうぞ~】/ アリアケ・ミハマは全スキルが使用できるが、逆にそのことで勇者パーティーから『ユニーク・スキル非所持の無能』と侮蔑され、ついに追放されてしまう。 仕方なく田舎暮らしでもしようとするアリアケだったが、実は彼の≪全スキルが使用できるということ自體がユニーク・スキル≫であり、神により選ばれた≪真の賢者≫である証であった。 そうとは知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで楽勝だった低階層ダンジョンすら攻略できなくなり、王國で徐々に居場所を失い破滅して行く。 一方のアリアケは街をモンスターから救ったり、死にかけのドラゴンを助けて惚れられてしまったりと、いつの間にか種族を問わず人々から≪英雄≫と言われる存在になっていく。 これは目立ちたくない、英雄になどなりたくない男が、殘念ながら追いかけて來た大聖女や、拾ったドラゴン娘たちとスローライフ・ハーレム・無雙をしながら、なんだかんだで英雄になってしまう物語。 ※勇者パーティーが沒落していくのはだいたい第12話あたりからです。 ※カクヨム様でも連載しております。
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