《職業魔王にジョブチェンジ~それでも俺は天使です~》知らない聲には気をつけよう

クレアシオンは真夜中森の中に來ていた。彼とエレノアは赤ん坊のときから一緒のベットで寢ており、エレノアが寢付くまでけないでいたのだ。気がつくとエレノアが彼の服を摑んでいて、このような真夜中になってしまっていた。彼が起きないよう、ゆっくりゆっくり服から指を外していき、シーツを代わりに握らせたが、材質が違うのか目を覚ましてしまい、もう一度眠るまで待ち、今度は服をいで抜け出してきた。

もちろん、今は服を著ている。で出歩くなんて恥ずかしい真似、アリアと出會った瞬間しか、したことがない。を與えられたとき、服がなかったのだ。今でもクレアシオンは思う。あれは俺は悪くない、と。

靜まった森のなか、一人でクレアシオンは立っている。時々、獣の鳴き聲が聞こえ、草木が揺れる音がする。彼が魔力を手に集めようとすると、黒い風が掌に集まりはじめた。

「――やっぱり、魔力を使おうとすると、周りの魔素を取り込んで魔力に換えてるな……。保有魔力減らないし……。魔使い放題だな……」

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クレアシオンが魔力を使おうとすると集まる黒い風は空気中に含まれる魔素だ。保有魔力を使わないので魔法や魔を使い放題だが、彼はそこに胡座をかこうとは考えていない。実際にアレクシスを創造した時、魔力枯渇をおこしていたからだ。

保有魔力量が多いに越したことはないと、彼は日々、魔力を使いきってから寢ていることを習慣にしている。

彼はアレクシスに周りを見張るように命じてから、これから創る眷屬を考えた。

報収集、隠蔽、敵知。……報収集するのには実がないほうが有利だな」

彼は基本、三日から一週間で問題を解決していたため、いままで、まともな報収集していたかった。いや、要らなかった。敵が何人いようとも、どんな武を用意していようとも、どんな敵だろうと【鬼神】の如くねじ伏せてきたからだ。だが、今回は違う。弱化した上に、敵が多く、神を殺して力をつけた邪神と悪神までいる。

その上、自分の職業と稱號はバレると人とも敵対する可能すら存在している。報一つで今後を左右されてしまう。そこで、二目の眷屬は実のない報収集に特化した魔にしようと考えていた。

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「眷屬創造」

眷屬のイメージが纏まったので、眷屬創造を使う。実がないので、能力を考えるだけでよかった。

「眷屬を創造します。あなたのむ形は?」

無機質なの聲が響く。そして、次々とイメージを伝えていく。あとしで終わる、そんなとき、

『――ご主人様、あとは私に任せてください』

「ああ、わかった――」

――どちら様ですか?……つい任せちゃったが、誰だ!?

知らないの聲につい、眷屬創造を任せてしまったのだ。慌てるがもう遅い。クレアシオンが創造していた時點で完はもうすぐだったからだ。

黒い魔法陣から紅い雷が迸る。魔法陣に黒い風が集まりはじめていた。アレクシスを創りだしたときより、保有魔力量が増えた為か、魔力枯渇は起こさなかったが、一気に持っていかれるため、し立ちくらみが起きる。

魔法陣から一際強いが溢れてくる。クレアシオンが目を瞑り、再び目を開けると、目の前に黒髪の妙齢のがいた。だが――

「――何でメイド?」

「趣味です。ご主人様」

生まれたばかりだよな?とか、々言いたいことはあったが、クレアシオンは実のない魔を創ろうとしていたはずなのに、目の前には、実のあるメイドがいた。これは今後――報収集――に支障をきたすのでは?と思った彼は、

「とりあえず、チェンジ」

「無理です。一生一緒です」

チェンジを希したが、目の笑ってない笑顔で卻下された。確かに、眷屬は主が死ぬまで眷屬は死んでも三日で生き返るが、クレアシオンにも選ぶ権利があると言いたい。彼がんだ能力でないと、貴重なスキルを一回無駄にしたことになる。そんな、彼の考えを読んだのか、

「私の能力は基本、ご主人様のんだ能力です。しかし、【実化】など、私の願いもれさせて頂きました。私の勝手な行お許し下さい。あの機會をのがせば、葉わぬ願いでしたので……」

そう、禮儀正しく、惚れ惚れするぐらい綺麗な禮を披した。クレアシオンは報収集、隠蔽、敵知、鑑定さえ出來れば何も問題はなかった。それに、眷屬創造が終わると変更は出來ない。進化するしかないのだが、み通りの進化をすることはほとんどない。眷屬創造が終わる前に申し出た彼は賢いと言える。なぜ、口を挾めたかはわからないが……。

「それなら、問題はない。早速鑑定してくれ。ソフィア」

「かしこまりました。……ソフィア、ですか?」

途中まで事務的にこなしていたは、「ソフィア」と呼ばれて、クレアシオンは気づかないほどの小さな変化――初めてを見せた。それは、し嬉しそうで戸いを含んでいた。

「ああ、俺に知識を與えてくれるから『ソフィア』だ」

「ソフィア……。分かりました。今日から私はソフィアです」

淡々と無表でこなす會話にクレアシオンのソフィアへの印象は、冷たく、冷靜で、どこまでも事務的ということだった。何事も淡々とこなしていく。彼がんだ能力を使いこなすには、的より、理的な方がいいが、それが彼を殺してしまった。奪ってしまったようにじてしまう。

――これは、しずつ変えていく必要があるかもしれない。

クレアシオンは、アリアと出會うまでが無くなっていた。元々無いのと無くなってしまったのとでは違うかも知れないが、が無いのは寂しいと思い、ソフィアをしずつ、じられるようにしようと彼は考える。

がただが表ししか現れないだけで、よく見たらコロコロ変わっているのだが――

「では、ご主人様、鑑定を開始します」

ソフィアは初仕事でし張り切っていた。

「あ、ああ、頼む」

クレアシオンは考え事をしていて、し言葉が詰まってしまった。ソフィアはそんな彼の様子を気にすることなく。鑑定を開始した。

「鑑定」

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名前 クレアシオン=ゼーレ=シュヴァーレン

種族 ヒューマン

職業 魔王 Lv 1

ユニークスキル 鬼神化 九尾化 魔王化 傲慢 強 神召喚《ヴェーグ》《???》 創造 魔素支配 糖気闘 眷屬創造✖3 神創造✖7 臨戦態勢✖1 眷屬《アレクシス》《ソフィア》

エクストラスキル 武神直伝武Lv 3 火屬Lv3  水屬Lv4  土屬Lv5  風屬Lv3  氷屬Lv10  雷屬Lv5  闇屬Lv3  Lv3  聖屬Lv5  無屬Lv10  魔力支配Lv10

スキル 軽業Lv5 農作業Lv8  全屬魔法Lv10 魔力作Lv10 魔力回復Lv10

稱號 神の剣 甘黨 遣糖使 武神の弟子 魔神の弟子 神殺し(悪神、邪神) 道化 偽りの魔王 傲慢の魔王 強の魔王 暴食の魔王 神殺し(悪神、邪神)の魔王 神域の魔の支配者 創造神のお茶飲み友達 神の婚約者 創造の魔王 勇者の保護者

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 クレアシオンの頭の中に直接、報が流れ込んでくる。元々、ソフィアには、報のサポートをしてもらいたくて、創造した。戦闘時にや聲に出せない時、実がない方が都合がいいからだ。ソフィアもそれがわかっていたからこそ、頭の中に直接、報を送れるようにした。

ありがとうございました。

何で神創造✖7にしたのかわかならない。神のモデルの武があと三つ決まらないし、名前が決まらない。多いようなないような。7に決めたときの自分を毆りたい。

スキルの解説を出來る限り面白くしたいと思います。

しずつ、ストーリーの中で出していこうと思います。一気に出そうとしたら、どんな武にするか、どんな名前にするか、で躓いてしまうと思います。

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