《努力という名の才能を手に異世界を生き抜く〜異世界チート?そんなのは必要ない!〜》俺が家族だ

俺たちは里を離れ街に向けて歩いている。

出発した時間が日が暮れかけていたので今ではもう日が沈み辺りは暗くなりかけている。

俺とミアはそれぞれテントを張り小枝を拾い火をつけ保存用の干しとドライフルーツにかじりつく。

しかしミアはあまり食事に手をつけない。

「ミア、どうした?食べないのか?」

「うん…食があまりなくて…」

「そうか…あまり無理しないで早くテントで休め」

「うん…」

ミアはふらりと立ち上がりテントの中へっていく。

ミアがボロボロなのは無理もないだろう。

いつもそばにいた両親が突然隣から消えたのだ。おかしくならない方がどうかしてると思う。

俺はその後食事も終わり火を消すとテントの中へった。

俺はテントで橫になると闘気を薄く円狀に放出し夜何が近づいても付けるようにし眠りに落ちる。

……

「…ん?何かいてる?」

俺は闘気に何かがく気配をじたり目を覚ます。

起き上がるとがだるくじる。

…次からは闘気じゃなくて魔力を使おうかな?

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いてる気配はだんだんと俺のテントに近づいてくる。

影見えその影が俺のテントの中へってきた。

「…ミア?こんな夜中にどうした?」

そこには気まずそうにテントにってきたミアがいた。

「そ、その…なんか、1人だと不安だから…その…えっと…」

ミアはこちらをチラチラと見ながらモジモジと話し出す。

「…一緒に寢たいのか?」

「なんでそんな気まずいことをどストレートにいうのよ!」

「違うのか?」

「う…そ、そうだけど…」

「じゃあいいじゃないか…このテントだってギリギリ2人はいるだろ。ほらいいぞ」

俺はテントの端で座り地面を叩く。

「あ、ありがと」

ミアはゆっくりと近づき空いたスペースに育座りで座り込む。

……自分で言っといてあれだか…なかなかに気まずいな…

しばらくするとミアが靜かに話し出す。

「エギル、私ね。前世は親戚のおばあちゃんと二人暮らしだったんだ。両親は小さい頃事故で亡くなって2人とも寫真があまり好きじゃなかったみたいで私、親の顔も聲も思い出も何わからないんだ」

「……」

俺は黙ってミアの話を聞く。

「それでね。私はそんなものなんだなって自分の心に言い続けて自分を騙してた。本當はいつも寂しかった。おばあちゃんは私に優しくしてくれたけど何かが違ったんだ」

ミアはだんだんと聲が大きくなり明るい口調になっていく。

「この世界に転生した時始めは戸った。混した。だけどそれ以前に嬉しかった。ずっと夢に見てた本當のお父さんとお母さんができたんだから!とても優しかった。本當に私をしてくれてるってわかるくらいをくれた!これが本當の家族なんだなって思った!」

ミアは目を輝かせ嬉しそうに語る。

しかしその目もすぐに曇り涙で覆われる。

「でも…やっぱり夢は夢だった。覚めない夢はない…これがエギルが言ってた神様が與える戦爭に參加しなきゃいけない理由ってやつなのかな?」

「そうかもな…」

「私は神様の思い通りにはならないと思ってた。でも私憎いんだ。お母さんを殺した魔王軍が、お父さんが消えた理由だってきっと魔王軍のせい…私決めたんだ。戦爭になったら勇者の味方として魔王軍と戦うって!」

ミアは涙を拭き目に闘志を込める。

憎しみのこもった闘志を

「ミア、ミアがやりたいことを俺は否定しない。でもわざわざお前が死ににいくようなことを俺はさせたくない」

「私は死にに行こうだなんて!」

「お前はコンさんを殺した相手に自分が勝てると思っているのか?」

「それは…」

「それにお前の家族はウォンさんとコンさんの2人だけじゃないだろ…里のみんな、それに俺がいる」

「エギル…」

俺はミアの目を見る。

「2人を忘れろなんて言わない。俺だって忘れられない、いや忘れるわけがない。それでも前を見ろ。前を見なきゃ人は変わらないんだ」

ミアの目から憎しみのが薄れていく。

「うん…そう…だよね。ちょっと考え方を変えてみるよ。私もう寢るね。ごめん変な話しちゃって」

ミアは疲れたように笑い橫になる。

「…ミア、前を見ろとは言ったけど泣きたかったら泣いていいんだぞ?」

俺が橫になったミアにそういうとミアはゆっくりと起き上がり振り返る。

ミアの顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。

「…グスッ…うう…エギル…私、私はどうすればいいのかな?…ヒッグ」

ミアは俺に抱きついて泣き続ける。

俺は黙ってただひたすら泣き続けるミアを抱きかえし泣き止むのを待つ。

しばらくするとミアも泣き疲れ寢息をたて始める。

俺もミアが寢てからしした後眠った。

……

「ん…朝か…」

俺はい地面にテントを張っただけの場所で寢たため中が痛い。

「ミア、朝だぞ起き…ろ…」

俺はミアを起こそうとミアの可らしい顔を見る。

そしてその下を見るとまたまた可らしい2つの小ぶりの突起が服がはだけ見えている。

「ブハッ!…こ、これは…」

俺はその突起を眺める。

は!いかんいかん!何を平然と眺めているんだ!

は、早くミアに気づかれないように服を元に戻さなくては!

いや、ここは服を直そうと紳士な部分を見せつつ事故でってしまったを出すか?

…いやいやいや!それはダメだろう!ただでさえ昨日あんなことが起きたのにそんなことはしてはダメだろう!

俺が突起を眺めながら1人葛藤していると

「うーん…あれ?朝なの?」

「は!お、おう!ミアおはよう!」

ミアははだけた姿のまま起き上がる。

「?エギルなんでそんな凝視してるの?」

「へ!?…いやいやいや!なんでもないぞ!うん!」

「なんでもないわけなでしょう。何かあるならちゃんと…言っ…て…キャアアア!!!」

ミアは自分の服がげていることに気づき急いで服を著直す。

ミアは自分のを手で隠しながら涙目の顔で睨みつける。

「…見たでしょ?」

「…いーえ」

「そっか…やっぱり男の子はおっきい方が好きなんだね」

「そんなわけがないだろ!ちっさくても膨らんでいればそこはユートピアだ!それに重要なのはデカさだけじゃないさ!ミアのは綺麗な形だったぞ!」

「ほら!やっぱり見たんじゃない!エギルのバカ!早く外出てって!」

俺はミアに追い出されてテントから飛び出る。

…ミア元気そうだな。

俺は右頬を腫れさせながらテントを眺める。

「…そっか…エギルはちっさくてもいいのか…ウフフ…」

「ミア呼んだか?」

「なんでもないわよ!それと著替えるからテントから離れてよ!」

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