《努力という名の才能を手に異世界を生き抜く〜異世界チート?そんなのは必要ない!〜》腐蝕戦隊 グジュレンジャー

俺たちは爭いをやめテントについていた椅子に座る。

俺と稲田は俺たちの荷っていた簡易的な醫療道でミアに手當てをしてもらう。

本當に里のみんなには謝しても仕切れないな。

手當てが終わるとアンデットドラゴン…長いから俺もアドラと呼ぼう、アドラが話し始める。

「さて、お主。なぜ妾達が話せるようになったか説明をもらえないだろうか?」

アドラが伏せてこちらに話しかける。

「これは予想だが…」

俺は闘気のことを説明する。

「ふむなるほど。確かに昔おったな、そのような奇怪な技を使う者達が」

「昔って…そういえばアドラはなんて種族なんだ?」

本にも龍の種族なんか書いていなかった。

こっちの世界でも空想上の生きだと思っていたが実際今目の前にいる。

「ふむ…話すのはいいがこの姿だとちと疲れるな。しばし待て、目線を合わせる」

アドラはそう言うと姿を人へと変えていく。

その姿は10人中10人は振り向くであろう妖艶な顔つきに出るとかが出ており引き締まっているところは引き締まっている…まあいわゆるボンキュッボンだ。

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それに加え黒い著に片目を隠した漆黒の長髪がさらに神的な魅力を引き立てている。

アドラと目が合うとアドラはフッと笑い

「どうした?妾の姿に悩殺されたか?」

「はぁ!?べ、別にそんなことないし!」

「…エギル?何卑しい目であの人のこと見てるの?」

「な、ミア落ち著け!俺今マジでけないから!能力2倍はきついから!」

「ふむ、お主達。夫婦漫才はその辺にして話を進めて良いかな?」

「め、夫婦なんてそんな…フフ…そう見えるのかな?」

ミアは落ち著きなんかクネクネしてる。

「ごめん…僕全く追いつかないんだけど…」

「ではマスターにも詳しく話そうか」

アドラは俺の説明に付け足しを加え稲田にわかりやすく説明する。

説明が終わると稲田は目をキラキラと輝かせ俺に顔を近づける。

「ねえねえ!エギル君…だっけ?」

「お、おう」

「エギル君!僕にもその闘気の使い方教えてよ!」

「別に構わないが…」

「やった!これで他のみんなとも話せる。ありがとう!エギル君…その、現実の生きはろくなのがいないとか言っておきながらあれなんだけど君がよければ友達になってくれないかな?あ!もちろんミアちゃんも!」

稲田は恥ずかしそうに、申し訳なさそうに顔を赤くする。

顔がの子っぽいこともあってっぽく見える。

「ああ、別に構わないぞ」

「私も!稲田君もの子になって大変だろうから私がフォローしてあげるよ!」

「え?僕男だよ」

「…え?……その顔で?」

「うん」

ミアは噓でしょ?と呟いてへたり込む。

友達じゃなかっただけでそんなへこむのかよ。

「で、仲を深めるのも済んだだろう?そろそろ話を戻して良いか?」

「度々悪いな」

「良い良い。このような楽しそうなマスターを見れて妾の幸せじゃからの」

アドラは自分の子供を見る親のような優しい眼差しでミアに闘気を流し込まれてすぐに闘気を使いこなしている稲田を眺めている。

…覚えるの早すぎだろ、俺1日で早い方って言われたのに

「さて、妾の種族だったな。妾は龍人、今は亡き古代種族と言ったところかの」

「龍人?」

「うむ、遙か昔この世界を力によって支配していた種族…しかし時代の流れについていけず衰退し絶滅した種族。それが龍人。どうじゃ?けない話じゃろ?」

「つまりは昔いた最強の種族ってことか」

「最強などではない。あれはただ力を振るい暴の限りを盡くしていただけ、あんなものは最強でもなんでもない」

アドラは腕を組んで難しい顔をする。

「アドラはなんで稲田と一緒にいるんだ?」

「ん?ああ、マスターか…なんでじゃろうな、ただ気があった。だからマスターに呼ばれたのじゃよ。あとついでに言っておくとマスターの力は互いが認め合った同士でないとろくに使うこともできないらしいぞ」

アドラが補足してくれる。

なるほど稲田の能力は本當に友達同士でないと使えないということなのか。

「ねえねえ!エギル君アドラちゃん!見て見て!僕が長年やって見たかったことがついにできたんだ!」

「これは本當にすごいわよエギル!」

俺たちが真剣な話をしていると突然遠くから稲田とミアのはしゃぐ聲が聞こえる。

「フッ、エギルよ行ってみるかの」

「どうせろくなことじゃないと思うが」

俺はなんとか歩けるまで回復しアドラについて行って2人の元に向かう。

2人の元へ著くと稲田が

「あ!エギル君!ほら見てよ!」

稲田が手を空に掲げ指を鳴らす。

すると稲田の後ろから5つの影が飛んでくる。

5人は華麗に著地する。

「腐りかけでも真っ赤な太!腐蝕SUN!」

「腐りかけでも穏やかな海!腐蝕SEA!」

「腐りかけでも包み込む林!腐蝕林!」

「腐りかけでも消えない食!腐食!」

「ハアハア、大人しい男の子をイケイケな男が…ウフフ…あ、腐蝕LOVE!」

「5人揃って!」

「「「「「腐蝕戦隊 グジュレンジャー!」」」」」

ゾンビの5人がポーズを決めてそんなことを言い出す。

稲田は涙を流しながら拍手を送りミアは両手で口を押さえて激を押さえられない様子だ。

え?アドラと俺はって?何言ってんですかもちろん無の表ですよ。

「すごいすごいよみんな!僕はだ!」

「うんうん!さっき頑張って30分くらい練習したもんね!」

「「「はいマスター!」」」 「ご飯ある?」 「ハアハア…ショタが攻めってのもいいわね」

最初の三人は敬禮をして稲田への信頼の厚さがうかがえる。

問題は後半の2人だ。

なんだ腐食ってただの食いしん坊なおデブじゃないか…

もっとヤバいのはLOVEだ。

あいつ腐は腐でもだけでなく心が腐ってるぞ。

子だ腐

「…ミア、そろそろ出発するぞ。支度しろ」

「うちのマスターがすまないな」

アドラは自分のマスターの失態を謝る。

そして空気も読まずにミアがび出す。

「え〜!なんでよ!もっとランスと話したいわよ」

「ランス?誰だよ」

「あ、そういえば僕自己紹介してなかったね。僕はヒュドル王國アダドーロ男爵家の一人息子、ランス・アダドーロだよ。よろしくね神無君」

「…俺の名前も聞いたか」

「ごめんね。ついノリで言っちゃって」

「別に構わないぞ。ほらミア行くぞ」

俺はリュックを背負い歩き出す準備を済ますとランス(稲田)が

「あれ?エギル君、ルーカス侯爵家なんだよね?だったら僕と帰り道は一緒じゃないかな?一緒に王都に戻ろうよ!」

出來ればランスとはあまりいっしょにはいたくはないが斷る理由もない。

「そうだな。じゃあ道案頼むよ」

「任せてよ!アドラちゃん以外は戻っていいよ。その姿だと街の人たちを驚かせちゃうからね」

「「「了解しました!」」」 「えーご飯は?」 「ウフフ、犬と貓の斷のも…あ、鼻が…」

アドラ以外のゾンビたちを地面に戻し俺はミア、ランス、アドラとともに街(どうやら王都だったらしい)を目指して歩き出した。

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