《努力という名の才能を手に異世界を生き抜く〜異世界チート?そんなのは必要ない!〜》初登校
試験が終わり次の日の朝、俺とミア、ランスは校門を通る。するとがり出し服裝が指定制服へと変わる。俺のに合わされているだけあってとてもきやすい。
「中々いいなこれ」
「でしょ〜。エギル君制服似合ってるよ」
「別に制服が似合ってると言われても嬉しくはないんだが…」
「エギル似合ってるよ!とってもかっこいい!」
「ありがとう。ミアも可いよ」
「解せぬ」
俺とミアが見つめ合いランスがジト目で俺たちをみていると聞き覚えのある聲が聞こえてくる。
「あれ?ギー君?なんで制服著てるの?」
「エリザベス…様にカシムス。なんでここに?」
振り返るとエリザベスがカシムスとともに校門で制服に変わり歩いてきた。
「なんだって私達はここの生徒だし…あ!もしかしてギー君転生?」
「まあそんなところだな」
エリザベスは目を輝かせ俺の手を両手で握り顔を近づける。ふわりと特有のいい香りが鼻に屆くと共にエリザベスの可らしい顔が目の前にくる。
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「わー!それじゃあこれからはまた同級生になるんだね!」
「あ、ああそうだな。!?」
俺は揺しながらも返事をすると後ろからただならぬ殺気をじる。恐る恐る後ろを向くとミアがニコニコしていた。
「ミ、ミア?どうしたんだ?」
「んー?なんでもないよ。ほら私に構わずその子とイチャイチャしてなよ」
「いや違うからな!?エリザベスはただの友達であってそんな関係じゃ…なあなんで闘気込めてるんだよ。殺す気でかかろうとするんじゃない!」
俺がミアを落ち著かせようと慌てふためいているとエリザベスがそこは割ってる。
「ちょっとストップ!えーとミアちゃん?私達は本當に友達だよ?」
「…本當?」
「そうだよ!それにギー君からミアちゃんのことも聞いてるよ。私も転生者なんだ」
「え?」
ミアは闘気を解き俺を見てくる。俺が黙って頷くと俺を睨みつけてきた。
「エギル!聞いてないんだけど!?」
「悪い忘れてた」
「忘れてたって!」
「まあまあミアちゃん。ほら歩きながらお話ししようよ。ね?」
「はいはい撤収〜」
「は、離してよ〜!」
暴れそうになったミアをエリザベスが落ち著かせランスとエリザベスでミアを押さえて引きずりながら學園の中へって行った。
「…俺も行くか」
「まてエギル」
俺が歩き出すと肩を摑まれる。
「なんだカシムスいたのか」
「ああ空気になってて悲しかったがここにいた…いやそんなことはどうでもいいんだ。エギル先程のエリザベス様への対応は転生者同士の時だけにしてくれよ。それ以外がいるときにあんな口の利き方をしたらめんどくさいことになるからな」
「わかってるよ。あ、そういえば鬼道達はどうしたんだ?お前に押し付けたはずだが」
カシムスはしかめっ面になり俺を見る。
「なんだよ。そんなアホみたいな顔をして」
「いや…エギル、君は話す前にまず言葉を考えてから話した方がいいと思ってね」
「俺が気にしてないから別に構わないだろ?」
「…はあー、まあいい。秋牙達なら君達と同じく今日からこの學園に通うことになったよ。起こしても全く起きる気配がなかったから先に來だけどな」
「へー…ん?カシムスと鬼道達って名前で呼び合うほどの仲だったか?」
「話してみると結構気があってな。今までなんで話してなかったのか不思議なくらい仲は良くなったと思うよ」
カシムスは嬉しそうに鬼道達とどのようなことを話したのか休みなく話してくる。俺は話を聞き飽きてしまいなんとか話を無理矢理終わらせ學園にって行く。
中にると提示板のようなものに俺とミア、それと鬼道たち(下の名前がカタカナで)の名前が書かれておりその隣にクラスと思わしき數字が書かれていた。
「一年二組…あ、ミアも同じか」
「二組か。エギル、君は厄介なところに放り込まれたんだな」
「?どういう意味だ」
「行ってみればわかるさ。ちなみに僕とエリザベス様は隣の一組だから何か気になることがあったらいつでもこっちにきな」
カシムスはそれじゃあと言うと俺とは反対方向の廊下を通り自分のクラスへ向かった。どうやら數字が隣同士でもクラスは隣同士というわけではないらしいな。
俺は提示板にられていた地図に従い二組を目指し廊下を進む。
「ここか」
俺は二組の札を見つけ中にろうとすると誰かに呼び止められる。
「あー君。もしかして転生の子かな?」
「ああ。あなたは?」
その男は高長の痩せ型の男でメガネに白と見た目が科學者ですと言わんばかりの風貌をしている。男はここで待ってろというと教室へとって行く。
「なんなんだ?あいつ」
「このクラスの擔任らしいよあの人」
「ミアいたのか」
いつの間にか隣にいたミアに話しかけるとミアはニカリと笑い俺に寄り添ってくる。
「さっき先生の後ろについてきてたんだ。ていうか普通転生って最初は教員室に行くものでしょ」
「そうだったな」
俺たちは待ってる間他もない話をしていると中から先程の男の聲が聞こえてくる。
「よーしじゃあ今から転生を紹介するんであまり騒ぐなよ。2人とも中にってきてくれ」
合図とともに俺とミアは扉を開け中へって行く。クラスにり生徒達を眺める。ランスがニコニコしながら手を振っており、男子生徒の半分はミアを見つめ瞬きすらしない。子達は一瞥するとすぐに興味をなくし談笑しだす。なんか見たことある子が1人俺を見つめてる気がするが…気のせいだろう。
し悲しくなったが俺たちは自己紹介を始める。
「えーと、今日からこの學園に通うことになりました!ミアっていいます!よろしくね!」
「おおー!!!」×男子生徒達
ミアの自己紹介で男達の歓聲が場を包む。
うざったいと思いながら俺も自己紹介をする。
「學園に通うことになった…」
「ミアちゃん!どこ住んでるの!」
「その耳可いね!」
「か、彼氏とかいるんですか!」
男どもは俺の自己紹介を聞く気もなくミアに質問攻めをしだす。俺は構うことなく自己紹介を続けようとする。
「あー、學園に通うことに…」
「ミアちゃん!今度遊ぼうよ!」
「そうそう!味しいお菓子のお店知ってんだよ!」
「いいねー!行こうぜミアちゃん!」
俺はブチ切れ黒板を拳で叩きつける。
ゴガァン!と音が鳴り響き黒板がガラガラも崩れ去る。男達は靜かになる。
「よし靜かになったな。俺は學園に通うことになったエギル・ルーカスだ。よろしくな。ちなみにミアは俺のだ。手出したら殺すからな。覚悟してろよ」
俺が殺気を振りまくと騒いでいた男達は皆こくこくと頷く。
「それでいい…でミアなんで赤くなってんだ?」
「そ、そんなの…な、なんでもないよ」
「?そうか。で、先生俺たちの席は?」
俺の隣に立っていた長の男はニヤニヤして俺を見る。
「クックック…エギル…だったか?お前面白いな気にったよ」
「いやそういうのいいんで」
「そうだな。1番奧の窓際2つ空いてるとこなんてどうだ?お前みたいなやつにとっては嬉しいだろ?」
「別に嬉しくはないがまあいいか」
俺とミアは言われるまま窓際の席につく。
未だ何人かが俺たちに興味を持ち眺めてくる。
…いきなり目立ちすぎたな。と思いながら俺は外を眺めた。
人類最後の発明品は超知能AGIでした
「世界最初の超知能マシンが、人類最後の発明品になるだろう。ただしそのマシンは従順で、自らの制御方法を我々に教えてくれるものでなければならない」アーヴィング・J・グッド(1965年) 日本有數のとある大企業に、人工知能(AI)システムを開発する研究所があった。 ここの研究員たちには、ある重要な任務が課せられていた。 それは「人類を凌駕する汎用人工知能(AGI)を作る」こと。 進化したAIは人類にとって救世主となるのか、破壊神となるのか。 その答えは、まだ誰にもわからない。 ※本作品はアイザック・アシモフによる「ロボット工學ハンドブック」第56版『われはロボット(I, Robot )』內の、「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」を目的とする3つの原則「ロボット工學三原則」を引用しています。 ※『暗殺一家のギフテッド』スピンオフ作品です。単體でも読めますが、ラストが物足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。 本作品のあとの世界を描いたものが本編です。ローファンタジージャンルで、SFに加え、魔法世界が出てきます。 ※この作品は、ノベプラにもほとんど同じ內容で投稿しています。
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