応接室で待たされている俺は現在、暇潰しに本に有る稱號とかを調べていた。

〈神を口説いた者〉‥‥神（桐花）が惚れた相手に第三者の神、神から贈られる稱號。幸運＋10の補正が掛かる。

〈災厄の魔剣〉‥‥10の村に災厄を齎した魔剣に贈られる稱號。不幸＋5、幸運－5の補正が掛かる。

〈最兇〉‥‥最も兇悪な力を持つ者、もしくはに贈られる稱號。特に補正は掛からない。

〈黒死病〉‥‥unknown。不幸＋10、攻撃力＋10の補正が掛かる。

〈死神の劔〉‥‥unknown。不幸－5、攻撃力＋5の補正が掛かる。

〈異世界の知識〉‥‥unknown。？？＋？、知力＋？の補正が掛かる。

先ずは稱號を調べた。後半からunknownの三連発って……如何やって貰ったんだ………最後の知力の補正が不明ってのも気になる………てか幸運とか不幸が數値化したら危ない気がする…………でも、偽造報ステイタスにはそんなの表記されていなかったし隠し報シークレットみたいなのがあるのかな？

〈桐花の加護〉‥‥桐花からの贈り。戦闘時に効果を発揮する。

次にパシッブスキル。と言っても殆どスキル名でわかるので一番気になっていた加護の容を調べた。

流石武の神様なのか、容が戦闘向けだった。あんな可い顔してこの容の加護……恐しい子………　︎

〈人化みたいなもの〉‥‥剣の姿から人になれる変スキル。ただし、本と意識で分かれるだけである。因みにたくさん使うと何か良いことがあるよ！

最後にEXスキル……説明文の最後巫山戯ているのかな？ハハッ、ちょっと臺所を借りたくなって來た…………ハァ……………

俺の溜息を聞いてキリカが申し訳なさそうに話しかけてきてくれた。

「その……済みません。私がもっとお話し上手でしたr「大丈夫だよ。ちょっと暇だから魔剣本を調べてたんだ。」そ、そう…ですか……」

キリカが謝ろうとしていたので割り込んで返事をしたらし涙目になっていた。クッ、なんて可い潤いを纏った目だ…もっと、もっと……もっとそんな目にさせたい……って思考があともうしであぶなかった。

［稱號〈狂者見習い〉を贈呈されました］

「え？………………え」

思わず驚きが口から出てしまった。

「ケイト様、どうかされました？」

今の俺が発した聲、と言うより臺詞を聞いてキリカは訊いて來た。

「いや、これもなんでも無いよ。心配しなくても大丈夫」

心配そうに見つめてくるキリカの頭に自然と左手がび、でながら俺はキリカに言った。長差的に丁度良い高さででやすい。そう言えば良い忘れていたが、俺とキリカはソファの上から見ると、俺が右側、キリカが左側だ。そして2人で一つのソファに座っている。

頬を赤らめながら嬉しそうにナデナデをけれるキリカが小みたいで可かった……

そして、キリカの頭をでながら稱號の確認をする。

〈狂者見習い〉‥‥狂ったの思考を持った人に贈られる稱號。不幸＋2、攻撃力＋3の補正が掛かる。

あーあ、とうとう狂人扱いされ始めたよ……でも仕方がないよね？これが個的な何かなんだし。

そして〈狂者見習い〉と言う稱號を貰ってから30分後、やっとアルガンスが來た。しかし、俺は彼と久しぶりに會って驚いてしまった。