《拾ったのはダンジョンコアでした!?》14話 ゴブリンとの戦い④

笑うことをやめたゴブリンキングは僕の方に首を向けた。

「ご、ぶ!」

ゴブリンキングは持っていた剣を大きく振りかざした。ゴブリンキングの持っていた剣はとても大きくて禍々しかった。剣の模様が生きているようにいて見えるのだ。

「あれはやばい!」

僕はすぐさまゴブリンキングから距離を取る。そしてゴブリンキングの剣が地面にれた時に猛烈な風が僕を襲った。

「くぅぅ~どれだけ馬鹿力なんだよ!」

充分な距離をとったというのにゴブリンキングの馬鹿力で振り落とした剣から猛烈な風が荒れ狂った。

「あれは防げないしかわすしかないな」

あんな馬鹿力をこの僕が防げるわけがないので絶対に躱して避けないと僕は一瞬でペッチャンコになってしまう。

「ごぶ~~!」

今度はゴブリンキングから仕掛けて來た。僕はそれに対して迎え撃つことにした。逃げようとして背中を見せるのは危険だと判斷して迎え撃つことにした。迎え撃つと言ってもゴブリンキングから目を離さないようにして逃げ回るだけだがな。

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「はぁ~!」

ゴブリンキングが僕に向けて剣を振りかざして來た。僕はその剣が振り落とされるまでにゴブリンキングのの下を抜けて背後に回った。

「くぅぅ~これならさっきよりはマシだな」

最初に剣を振り落とした時は何も防げるような壁がなかったので剣が地面に振り落とされた時に出た衝撃にもろに食らってしまったが今回はゴブリンキングを壁にしているので全く風が來ないわけではないがさっきよりはじる風がマシになった。

「そして、隙ありだ!」

背後に回っているのでゴブリンキングには背後からの攻撃を防ぐ手段がないので僕の剣がゴブリンキングに屆く。

「ごぶごぶ!」

ゴブリンキングは僕に切られたと分かるとすぐに振り向かえり再び剣を僕に対して振り落としてきた。

「はぁ!」

僕もまたさっきと同じの下をくぐって衝撃を和らげようとしたけど、

「ごぶごぶ!」

ゴブリンキングの剣は振り落とされなかった。剣の代わりにゴブリンキングの手が僕に襲いかかった。

「えっ!?」

僕は予想外のことに避ける事はできずに吹き飛ばされてしまった。

「うぅぅ~やられたな~」

ゴブリンキングは賢かった。一度剣を避けられたことを二度も繰り返すはずがなかった。一度剣を避けられた時に僕がの下をくぐって避けたことを考えて二度目にまた同じことをした時に僕もまた同じように避けようとしたので剣をそのまま振り落とさずに自由にく手で僕に攻撃したのだ。

「やばいな、骨が何本か折れてるな、も止まらないし」

ゴブリンキングの馬鹿力で毆られた僕は一撃で瀕死狀態まで追い込まれたのだ。骨が折れ、も止まらない、僕が予想したようにまさに一撃くらっただけなのにまさに一撃必殺だな。

「剣を使いにならないし、これはやばいな」

ゴブリンキングの攻撃は避けることができなかったが防ぐことはできた。それでも完全に防ぐことはできなかったが。僕は避けることができないと分かった時に剣を盾がわりに使ったのだ。それでも剣を壊し、ゴブリンキングの拳を僕に屆いた。

そのため剣は壊れ使いにならないのだ。

「ご主人様!」

「わお!」

「「モキュ!」」

僕が立ち上がろうとした時に支えてくれたのがミドリだった。シルとモアラー軍団は僕を守るためにゴブリンキングの前に立ちふさがったのだ。

「ご主人様はここで休んでいてね」

ミドリはそう言うと僕を壁際にまで連れて行きそこに僕を置いてゴブリンキングに向かっていったのだ。

「お、おい!待って、ゴブリンキングには勝てない!逃げるんだ!」

「待っていてください」

「わお!」

「「モキュ!」」

僕はミドリ達の力をよく知っている。ミドリ達はソードゴブリンくらいだと負けることなく勝てるだろう。実際ミドリ達はソードゴブリンを倒して僕のところにまで來てくれたのだからソードゴブリンより強いのは分かっている、だがゴブリンキングには勝てない。ミドリ達が協力してもゴブリンキングに勝つことは出來ない。それはゴブリンキングと戦った僕には分かる。だからミドリ達に逃げろといったのにミドリ達は逃げることなくゴブリンキングに向かっていった。

「きゃあぁぁぁぁ!」

「わお~」

「モキュ~」

ゴブリンキングの馬鹿力にミドリは植魔法で防ごうとし、シルは自慢の腳を使い避けようと、モアラー軍団は地面に潛りしのごうとしたが、全て意味がなかった。ミドリの植魔法では防ぎきれずに吹き飛ばされ、シルの素早さでは躱しきることは出來ず、モアラー軍団が地面に潛っても地面ごと吹き飛ばされた。

「く、くっそ~、僕は、僕には、どうして何も出來ないんだ!」

僕はただミドリ達がやられていく様子を見てるしか出來なかった。

『マスターは力がしいですか?』

「え!?」

急に頭の中に聲が聞こえてきた。

『マスターは力がしいですか?』

「力がしい!」

『分かりましたマスター、私がこれまで貯めてきた魔力を差し上げましょう』

僕が力がしいと言うと僕のの中から力が溢れ出してきた。

「これは!?」

『これは私がこれまで貯めてきた魔力をマスターに差し上げました、これでマスターは立ち上がることができるはずです』

僕は力をれ立ち上がった。さっきまで瀕死狀態だったが噓のように中に力がる。

「ありがとう!さぁ行くぜ!」

僕は貰った魔力を使い剣を召喚した。

「こい!カラドボルグ」

僕の目の前に一振りの剣が召喚された。その召喚された剣の名はカラドボルグ、僕が思う世界一い剣だ。

「みんなは離れてろ!」

僕はカラドボルグに雷を纏わせる。僕が召喚したカラドボルグには雷を纏わせる能力がある。

「いくぞ!」

ミドリ達がゴブリンキングから離れたのを確認し僕はゴブリンキングに向けて走り出した。

「はぁぁぁぁぁぁ!」

「ごぶ!?ごぶごぶ!」

ゴブリンキングが異変に気付き、周りを確認し僕を見つけると吠え出し、剣を振るってきた。だか、ゴブリンキングがぐらつき出した。これは僕の策がようやく効いてきたのだろう。僕の策は毒だ。僕の持っていた剣に毒を塗っておいたのだ。それが今になって効果が効いてきだのだろう。

「とどけぇぇぇぇーーーーー!」

カラドボルグには雷を纏わせる以外にもう1つの能力がある、それはカラドボルグが自在の剣であることだ。

「ごぶ!?」

僕の剣がゴブリンキングを貫いた。

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