《異世界不適合者の愚かな選択》試験

俺はロイドに競技場まで案された。

競技場は、多くの観客席を周囲に囲まれ、観客席には観客が多く座っていた。

観客の人は皆同じ服を著ている。

多分この學園の生徒なのだろう。

さて、競技場まで來たということは、試験が始まる。お題は何だろうな?

俺がそんなことを考えていると突然アナウンスの聲が鳴り響いた。

『皆さんようこそ特別編生の學試験へ!

司會進行は私こと、ベルト・べードルトが務めさせていただきます!!

さて、今回の特別編試験ですがなんと!あのレスファルド公爵が直々推薦したとの事です!

それでは、早速ですが、インタビューしたいと思います!』

アナウンスが終わるとベルト・ベードルトという人が俺に近づいてきた。

『ねぇ君、名前はなんというの?』

インタビューかーめんどくさいな、

まあ、適當に誤魔化すか。

『カナタと言います。』

俺が聲を発するとそれは、さっきベルト・ベードルトが発したような拡散された聲となって競技場全に広がった。

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おお〜すげぇな。

『なるほど、カナタさん!それでは、この度の編試験!ズバリどこまで行くつもりですか?』

?どこまで?そんなの當たり前だろ!

『必ず合格します。』

………。

俺がそんなにことを言うと、突然競技場は、

シーン

となった。

何故だ?別に変なことは言ってないはずだろ?

『……。っ!ほほう、それはたのもしいですね!

さて、それではそろそろ無駄話もここまでにして!編試験を引いていただきたいと思いまぁ〜す!』

ベルト・ベードルトがそう言うと、空中に手を出した、いや、手は消えた、手首だけ。

実はこの現象自珍しくはない。

マジックボックス、アイテムボックスと同じ役割だ、ただ、魔力を使うというだけで、昨日はアイテムボックスとあまり変わらない。

そして、出てきたのはクジ箱だった。

『さぁ!ひいてもらいましょぉう!』

なるほど、引いた紙に書いてる容が學の試験容になるということか、面白い。

俺はクジ箱の中に手をばし、適當に一枚の紙を取った。

そのに記されていた容とは。

<題:Aランク以上の魔1000抜き>

だった。

…………。

は?Aランク以上の魔1000

これ編試験だよな?

『あ〜これはやばいですねぇ〜

皆さん!なんとカナタくんが引いたのは!

難易度AAAの魔1000抜きです!

これは流石に辭退した方がいいのでは…』

アナウンスの聲がさらに響く、周りもザワザワとうるさかった。たがたがA1000、いいだろう、ウォーミングアップには最適なんじゃないのか?

魔王のダンジョンで無數の魔を狩って來たんだ、今更Aなんで話になるわけがない。

『あのぅ〜どうなさいますか?』

引くわけがないだろ。

『えぇ、いいですよ、やります。』

『え?いや、冗談抜きに死にますよ?』

『何事も挑戦が大事です。やります』

『ほほう〜これはこれは!では!本人の了承も得たところで!編試験を開始いたしまーす!』

ベルト・ベードルトがそう言うと、競技場にまた大きな歓聲が響き渡った。

そして、ベルト・ベードルトは、競技場の上にあったテラスに行き、編試験が始まった。

競技場自はかなり大きかったため、1000の魔ぐらいは、余裕でるものだったため、一気に放たれた。

『さあ!編試験が開始致しました!

実はこの學園!編試験では死人が出ない方がおかしいとされているとの事ですが、カナタくんは、果たして一人でクリアすることは出來るのでしょうか!』

試験が始まると同時に実況を始めたベルト・ベードルト。

そして俺も戦闘態勢にった。

俺は迫り來る魔に対し、魔の方に走り出した。

一番最初に俺に接近した魔は爪をたて、俺を殺そうとしている。

だがきが遅い、俺は手を虛空に魔を切った、鋭い切れ味が魔を両斷した。

実は手で切ったのではなく、切る瞬間に修羅をアイテムボックスから出していた。

修羅から禍々しいオーラが溢れ出している。

『おおっと!なんだあれは!あの剣見たことのない形に、黒いローラを纏っている!

まさかカナタくんは召喚士なのか?!』

アナウンスがうるさいがそんなのは無視だ。

さて、のこり999、さっさと片付けてやるよ。

の大軍が押し寄せてくる、だが俺は慌てることなく1つ1つ対処していった。

いろんな方角から攻撃が來るが俺はそれをすべて捌ききった、後ろから來た攻撃は、躱し、見に映る攻撃は、すべて弾き、カウンターで返した。

スキルの不屈がいいじに働いてくれている。

今まで奈落で培ってきた戦い方をがすべて覚えていたため、自然といた。

どんどんきのキレが良くなっていくのをじる。

魔法を使えば一瞬だろうが、そんなんじゃあ面白くない、せっかくだからがなまってないか、測ってみたかったが、どうやらなまってはなさそうだ

俺はただ1人で舞していた、魔は近づこうにも近づけず、逃げようにも逃げられず、ただ俺に殺されていく、斜めに一閃、縦に一閃、橫に一閃。

俺はさらにギアをあげた、俺の速さはどんどん速くなった、魔法で攻撃されてもそれを利用して弾きほかの魔に當てるなど、超高等な技をサラッとやってのける。

俺はただ前に、魔に向かって走り、切り続けた。

そして、気づいたら1000の魔が全滅した、競技場は赤に染まり、生臭い匂いがプンプンした。もちろん俺は高速で移していたため、あまり付いてはいなかった。

『な、なな、な、なんとおおおーーーーーーー

1000の魔をあっどういう間に全滅させたーーーーーーーー!

これはすごい!やばい!まさに最強にして最兇だぁーーーーーー!!!!今年の編試験は!歴代でも最高なレベルだァァァァァーーー!!!!』

『うぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!』

観客席とアナウンスが、ドデガイ歓聲を上げる。

これにて、編試験は、終了した。

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