《異世界不適合者の愚かな選択》逆転と衝撃

「貴様ァ〜!!!」

俺は突然現れたフードをかぶった人に激怒した。

奴が持っていたナイフは深々とグリナの腹部を捉えており、そこからはが流れ出ている。

「やはりその程度か、カナタ、いや、甘村井 縁。」

「っ?!」

な…に?いま、なんて?甘村井 縁?

なぜ俺の本名を知ってる?

この時代に俺の本名を知る人は誰一人いない。

なのになぜ?!

「分からないって顔をしてるな。

これならどうだ?この顔、見覚えがあるだろ?」

するとフードから顔を出した。

「なっ?!」

俺は思わず息を呑んだ、あの顔は見覚えがあるだけじゃない、そもそも俺の以前の顔だ。

「お前は…なんなんだ?」

「俺か?俺はお前だ、お前のの一部だ。」

「俺の?」

「そうた、お前が奈落から抜け出る前にフリューゲルとの戦いに勝利し、願いをしたのだろ?

俺はその願いのおまけだ。

フリューゲルという種族にはそのものの人生が映るようだ、そこでフリューゲルはお前を覗いたのだ、どんなことを見たのか俺も知らない。

だが、俺はそれを止めるために來た。

多分、グリナのことだと思う。

だがグリナはもう、この世にいない。

あいつは魔王がによってられた人形だ。

あのまま話してもお前の聲はやつに屆くことは無い。」

あぁ、知ってるよクソッタレ!

グリナはもう死んでる、俺のせいで。

俺が役ただずで、何も出來なかった。

だったらさぁ、もういいや。

何もかも……。

「…………。

なぁ、俺の人生って、なんなんだろう?」

「ふむ、間違いだらけの、人生と呼ぶには贅沢な生き方だな。」

「はは、お前、俺だろ?もっといい言葉を選べよ…。」

「やり直すことはできる。」

「?!なんだと?!

それはどうやって?!」

「その為に俺がいる。

俺はフリューゲルの力の一部だ、だが、その力ももう殘っていない。

だから、1度しかできない。

お前を過去に戻す。」

「過去に戻す?!

そんなことが?」

「あぁ、そうだ、一応だから話してやろう

どうせ調べたんだろ?

過去に戻る方法とか、魔法とかで。

だが、魔法は、魔族にしか使えない。

スキルは、人族にしか使えない。

ということが基本だ。

つまり、魔族は、魔法は使えるが、スキルは持たない。

人族は、スキルを持つが、魔法は使えない。

そういうことになっている。」

「そうか、だからいくら調べてもそういった類は出なかったのか…。」

実は時々図書館で本を調べたりしてた。

過去に戻る方法を、あののことが気になった、多分夢でもあまりにも現実的過ぎた、だが、いくら調べてもなかった。

そういった魔法はできてないと思ったが、なるほど、人族は使えないのか…。

「さて、準備は整った、あとは頼んだぞ。」

「あぁ、任せろ。」

俺が過去に戻る目的、それはもちろん

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