《2度目の転移はクラスみんなで(凍結中)》一話
はいどうも、皆さんこんにちは
俺は柏木高校2年A組の黒崎仁くろさきじんだ
どこにでもいる普通の高校生に見えるけど、一つだけ違うことがある
それは元勇者ってことだ
中學3年の時に、夜が渇いて洗面所いったら、いきなり召喚されて、世界救えって言われたから救った
で、なんか役目終わって一年くらいしたら帰ってこれた
ちなみに向こうの世界...まぁラウスヘルムって名前の世界なんだけど、その世界には3年くらいいた
でも、こっちに戻ってきたら、俺は洗面所の前に立っていて、よく見たら俺が召喚された日に戻っていた
の長もしてないし、服裝も戻っていた
そんなこんなで俺は皆に召喚されたことは言わずに今に至るってわけだ
そんな元勇者の俺にも今切実な悩みがあるんだ...
それは...
「おい黒崎、今から飲み買ってこいよ」
「俺お茶で」
「じゃあ俺コーラ!」
「俺は炭酸のやつで...5分以に帰ってこいよ?行ってくれるよなぁ?友達だもんなぁ?」
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見てわかるように、俺はいじめられっ子になった
高校にってから、俺は目立たないようにしてたんだけど、ある日いじめの現場をみてしまって、しかもそいつが今同じクラスの佐藤守さとうまもるだったので、助けた
そしたら今度は俺にいじめが集中した
いじめっ子連中は3人
上から加藤翔かとうしょう、武藤駿むとうしゅん、伊藤工いとうこうだ
今の狀況を見ている佐藤は申し訳なさそうにしてるけど、特に何もするわけでもなく、傍観者になっている
まぁ、あの時の苦労と比べたら全然気にするほどのことでもないんだけど...
で、他にも俺にいじめが集中する理由があって...
「ちょっとあんたら!なんで仁1人に買わせにいってんのよ!」
そう、こいつが原因の一つだ
名前は早瀬川里、心つく時からの馴染みで、いつも一緒にいる
俺は元々いじめられやすくて、いつもこいつに助けてもらってた
でもこいつは歳を重ねるにつれてすっげー人になった
実際、対象として見ることはある
それを妬む男子共が、俺をいじめてくるってじだな
「里、俺は大丈夫だから...」
「っ!あんたねぇ、自分からどうにかしようと思わないの?」
こいつの他にも
「そうだぞ、いつも早瀬川さんに迷をかけてたらダメだろ?」
「み、皆、そんなに黒崎くんを責めちゃダメだよ...」
「まぁホントの事だしいいんじゃね?」
こいつらは上から日野洸樹ひのこうき、白崎円香しらさきまどか、織田信宏おだのぶひろ
いつもの3人組だ
日野は自分が正しいと信じ込んでるやつ
白崎は天然+人見知り
織田は楽観主義者
こいつらもクラスの人気者だが、俺からしたらただの邪魔者だ
「...ほっといてくれよ」
まぁこんなじの會話がほぼ毎日
今日もそんな日々を過ごしていた
そして放課後
「皆さん、明日から夏休みですが、気ぃ抜きすぎちゃだめですよ?」
この人は俺達の擔任の三宅潤みやけじゅん
俺がいじめられてる事は知らない
けど、俺はこの先生はいい先生だと思う
このまま俺達はいつも通り夏休みを過ごす...はずだった
...魔力の流れをじるぞ?
その瞬間、いきなり教室に魔法陣が現れた
「っ!?なんだこれ!」
「きゃぁぁ!?」
「皆さん!落ち著いて!早く外へ!」
これは!?...そうか、俺はまたあの世界に行くのか
あっちでは何年くらい経ってんのかな...
とりあえず、流れに任せますか!
いざ!懐かしのラウスヘルムへ!
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ん?ここは...
「お帰りなさい、勇者様」
あ、神の間か
「おう、久しぶりだな、ヘラ」
ここは神の間って言って、俺が前に召喚された時もここに來た
簡単に言えば、ここでチートもらって、異世界に飛ばされるってじだな
ヘラは前の時に擔當してもらった神で、おれに勇者を授けた神でもある
「で、今回はどんな目的で、どこの世界に呼ばれるんだ?あと、どの國が呼んだんだ?」
「はい、今回もラウスヘルムが勇者召喚の儀式を行っています。國はラウル王國、目的は魔王討伐です。ちなみにあれから一年が経過しております」
「またラウル王國か...って魔王討伐?前に俺が倒したじゃないか。しかも一年しか経ってないとか...」
「実は...また魔王が現れたのです。ちょうどあなたが帰ってから半年後でしょうか」
「まじかよ...」
「なので今回もよろしくお願いしますね、能力は戻る前の狀態にしておきますので。あと、《レベル上限無視》と《ステータス上限無視》をれておきますので」
「へっ!?ちょ、まっ「それでは、行ってらっしゃいませ!」早いだろぉぉ!!!」
もうちょい狀況教えてしかったな...
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気がついた時には、ラウル王國謁見の間に召喚されていた
「勇者達よ!よく來てくれた!心から謝するぞ!」
「またここか...」
王からの言葉の後に、俺は誰にも聞こえないくらい小さな聲でそういった
そのすぐ後に他のクラスメイトたちも気づいたのか、揺し始めた
「どこだよここ!?」
「なに?なんかのドッキリなの!?」
ドッキリはねぇだろ
そんなことを言っていると、大臣の...たしかミニスだったと思う
まぁその大臣が話し始めた
「勇者様方、いきなりの事で理解できないことが多いと思いますが、今から説明することをよく聞いてください。ここはあなた達のいた世界とは違う世界です。名をラウスヘルムといいます」
「異世界!?俺達は帰れるのか?」
「私たちを家に返してよ!」
「皆さん!とりあえず靜かにしてください!今は狀況を確認することが先です!」
生徒達は大臣の話を聞いて騒ぎまくったが、さすがは擔任
この騒ぎをすぐに止めた
「すみません、話を続けてもらえますか?」
「えぇ、皆様に來ていただいたのは魔王討伐のためです。皆様にはこれから我が兵士の訓練をけてもらい、戦闘技をにつけてもらいたいと考えています。もちろん戦いたくないという方は、私たちが責任をもってこのラウル城で匿います。」
「ですが私たちは平和な世界で育った人間です。いくら訓練をしたからと言って、兵士さんたちよりも強くなるとは思えないのですが...」
「その點については大丈夫です。皆様、『ステータス』と言ってもらえますか?この世界にはステータスというものがあって、その能力値で強さが決まります。もちろんステータスに差があっても、技などで補うことも可能です。まずは自分のステータスを見てみてください」
そう言われるとみんなは同時に『ステータス!』と言った
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