《2度目の転移はクラスみんなで(凍結中)》十二話
「な、なんで?」
ってかマティエール家って...
「実は私の父がお世話になっていまして...ウィード・マティエールという名なのですが、覚えておられますか?」
「あ、あぁ」
そりゃもちろん知ってるに決まってる
元々は冤罪によって沒落貴族になってしまい、俺が不正を暴いたことにより、貴族に戻ることが出來た人
それがウィード・マティエールだ
まさかその時の子供だったとは...だから見覚えがあったのか
俺もあの時は正をばらさないために、仮面を付けて顔を見えないようにしてたし、他人の顔もあんまり覚えてなかったんだけど、結局ウィードさんにはバレてしまい、々冒険に必要なものを集めてもらった
それからはウィードとは長い付き合いだったな...ってか伯爵になってたのか
俺がいた頃はまだ男爵だったと思うけど...偉くなったもんだ
「それで、私が迷をかけたという話をしたら、『恩をけたなら、なにか手伝ってきなさい。ミラは書類関係の仕事が得意だから、きっと役に立つはずだ』...と言われたので」
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なるほど...まぁいいか
仕事できる人が多いことは迷な事じゃないし
「わかった、実際俺は領主をすると言っても形だけだから、メルと一緒に運営してくれ」
「メルって...もしかしてエルフのメルビィさんですか?」
「ん?そうだけど...」
「ぜひぜひぜひ!雇ってください!!お願いします!」
え、ちょっ、なに?興しすぎじゃない?
「私、メルビィさんのファンなんです!勇者のパーティで活しながらも、自分の領土の仕事もこなすというまさに文武両道!文なら誰もが憧れる人ですよ!」
あ、そうなの...
「...まぁ來たら會えるから、給料はどのくらいがいい?」
「恩人からは頂けませんよ...一つあるとしたらメルビィさんとれ合いたいです」
「...それについてはメルと要相談だな」
「わかりました...」
あ、ちょっと落ち込んでる
「住み込みか?それとも、通うか?」
「いえ、住み込みでお願いします。荷の準備は出來ているので」
そういうと、ミラの後ろから大きなカバンが現れた
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もとから來るつもりだったか...
「じゃあ行くか」
「はい!」
そして仁とアルメリアは仁の屋敷に転移した
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屋敷に帰ってきたら、まだみんなは座っていた
「ただいま」
「......おかえり、その子は?」
「あぁ、こいつはミラ。メルとマールとセリスは知ってると思うが、ウィードさんの娘さんだ。メルの手伝いがしたいってことで、連れてきた」
「皆様初めまして、ミラ・マティエールと申します。これからよろしくお願い致します」
やっぱり貴族、挨拶が丁寧だ
「私は里よ。よろしくね」
「円香です。よろしくお願いしますね」
「私は真理、よろしくね!」
「ぼ、僕は守です...よろしくお願いします」
「......メルビィ」
「わたしはマール。よろしくね」
「セリスだよ!よろしくね!」
...人數も増えたし、あとで改築でもするかな
「メ、メルビィさん!」
お?
「......なに?」
「あああ、握手してくださいぃ!!!」
「...いいよ」
「ありがとうございますぅ!!!」
...握手しながらすっげぇしてやがる
「...これはもう手は洗えませんね」
「......握手くらいなら...いつでもするよ?」
「そ、それは...ガクッ」
あ、想像しただけで昇天しやがった
「ったくしょうがねぇな...ミラを部屋に運んだら、訓練再開するからな」
「「「「「「「わかった(わ)」」」」」」」
「あ、ミラなんだけど、文に向いてるらしいから、メルビィが面倒見てやってくれ」
「............わかった」
いつもよりタメがなげぇ...
ちょっと嫌なのか?
「そうだ、俺はギルドを建ててから行くから...ってもそんなに時間はかからんけどな」
「建ててから...ね」
「里ちゃん、仁君が規格外なことは今に始まったことじゃないからね?」
「そうだよ、私はもう慣れた!」
「そうだね、僕も慣れてきたよ」
お前ら...
「...まぁいい、とりあえず行ってくるよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「さて...建てるか」
構想は...三階建てだな
三階がマスターの仕事部屋と職員寮
二階がBランク以上のクエストボード
一階かCランク以下のクエストボード+酒場でいいか
換金所は全階に設置して...
闘技場は一階と二階に亜空間エリア設置してその中に作るか
あとは...二階にトレーニングルームを作ればいいか
これで大抵の冒険者の不満は解消できるだろ
よし...イメージはできた
「『作魔法クリエイトマジック《冒険者ギルド》』」
仁がそういうと、五秒ほどで冒険者ギルドが出來上がった
「あとは中をみて、異常がなければ亜空間エリア作るだけか」
ガチャ...見たじちゃんと付も出來てるし、換金所のスペースもあるし、異常はなさそうだ
このまま亜空間を作ろう
「『空間魔法スペースマジック《闘技場》』」
......よし、できた
「じゃ早速(おーい、ジンやーい)...なんだよシルさん」
急に念話しやがって...
(いやはや、ギルドの上層部がの?ギルドが出來たら連絡しろとうるさいのじゃよ。いつごろ出來そうじゃ?)
「もうできてるけど...」
(予想通りじゃな。そっちに使者を送っておるから、対応してくれぃ。といっても裝とマスターを見られるくらいじゃがのぉ)
「マジか!?先に行っとけよ!」
(ちなみにあと一分も経たずして著くと思われるのじゃ)
「...てことはまさか!?」
(そう、そのまさかじゃよ。使者は...)
......いさまぁぁぁ!
「やっぱりフォルテか...」
(手遅れじゃからしっかりとけ止めてあげると良いぞ?)
「俺が死ぬわ」
そして數秒後、フォルテが來た、痛かった
「お兄様!また會えて嬉しいですの!」
「あ、あぁ、俺も嬉しいよ」
...そういえばこいつお偉いさんだったよなぁ
そう、何を隠そうこの
実は妖卿ファンタジアの長でもありながら、冒険者本部の取締役でもあるのだ
ちなみに、それは肩書きだけで、実際は他の人が運営をしているらしいが...
「ではお兄様、早速中を見させてほしいですの」
「わかった」
ガチャ
「はわわっ!凄いですの!」
「概要を説明すると、かくかくしかじかってわけだ」
「なるほど、大理解したですの!」
やっぱ通じるんだなぁ...
「んで?やっても大丈夫か?」
「全く問題ないですの!唯一の問題といえば...職員不足ですの。今はこちらから出せるくらいの余裕はないですの...」
しょぼーんとしてるフォルテ、珍しいな
うーん...それなら
「とりあえずは明日ここに來る村人達に手伝ってもらえるか提案してみるよ。それで無理そうだったらラルとリルに手伝ってもらえればいいから」
「わかったですの!では、そのように報告してきますの!」
「あぁ、わかった」
「では、また明日來るので...荷は一度置いていってもいいですの?」
「大丈夫だぞ、あっちの屋敷の二階に空き部屋あるから、好きなところに置いてくれ」
「わかったですの!じゃあまた明日!」
「おう」
そういったあと、フォルテは俺の目でも追えないほどの速さで走っていった
......やっばり速すぎだな
チェックを終えた仁は、すぐに訓練してる方に向かった
「悪い、遅れた」
「......珍しい、何かあった?」
「ギルドのチェックでフォルテが來た」
「...災難、ドンマイ」
「...おう」
さて、訓練再開だ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「お疲れ、今日はここまでにしとくぞ」
「「「「つ、疲れたぁ...」」」」
そりゃ一日目からこんなにハードな訓練したら疲れるわな
「そういえば、聞こうと思って聞けなかったんだけどさ...」
「なんだ?」
「メルビィとマールとセリスのステータスってどんなもんなのよ?」
あ、そういえば見せてなかったな
「三人とも、見せてやってもいいか?」
「...私はいいよ」
「私も問題ないわ」
「いいよ!」
「よし、じゃあ見てくか」
メルビィ・クールローズ
種族 ハイエルフ
Lv867
ATK 8.9E+73
DEF 8.8E+72
MAT 測定不能
MDE 測定不能
AGL 9.9E+93 
スキル 暗LvMAX 弓LvMAX(限界突破) 全屬魔法LvMAX 霊魔法LvMAX(限界突破) 索敵LvMAX 殘像LvMAX 無詠唱
稱號 勇者の仲間 する乙  クールビューティー できる 限界を超えた者
マール・ブレンディ
種族 ドワーフ
Lv843
ATK 測定不能
DEF 測定不能
MAT 7.3E+65
MDE 7.4E+67
AGL 6.5E+59
スキル 片手斧LvMAX(限界突破) 盾LvMAX 補助魔法LvMAX 強化LvMAX 鍛冶LvMAX(限界突破)
稱號 勇者の仲間 する乙 鍛冶屋の棟梁 守る者 限界を超えた者
セリス・フォン・デミクロス
種族 犬人
Lv813
ATK 測定不能
DEF 6.3E+40
MAT 9.8E+64
MDE 7.3E+65
AGL 測定不能
スキル 爪LvMAX(限界突破) 纏魔LvMAX 地LvMAX 神獣化LvMAX(限界突破)
稱號 勇者の仲間 する乙  王家の娘 限界を超えた者
「まぁこんなもんだな」
「仁、このE+ってなに?」
「簡単に言えば桁數だ」
「桁!?...ってことは測定不能になるには相當レベルを上げなきゃならないってわけね...」
「あ、測定不能にはE+100だったはずだぞ。俺がLv700の時に初めてなったからな」
「E+100!?気が遠くなるね...」
「そうだね...」
そういえば...
「なぜか全員する乙っていう稱號があるんだよな...お前ら誰にしてんだ?」
「......鈍」
「その意見には同だわ...」
「本當に鈍いよね!」
誰に言ってんだ?
「まさか!?...私のステータスにもあったわ」
「私もですよ」
「私もだよ、ということは...」
里達も何を確認してんだ?
「メルビィさん、ちょっといいですか?」
円香がメルビィ呼んでる...何してんだろ
「あ、仁君は來ないでください」
「俺に聞かれちゃまずいのか?」
「はい」
「...わかった」
ならいいや、離れとこう
「メーーーさん...このせーーはーーーー制ーーか?」
「...當ーーー」
「メルーーさんー三ーー気ーちーーかーーいーす。こーーー同ーーをーりーーか?」
「...ーーた」
「...ーーーーになりーーー」
「...うん」
なんか神妙な話してるのか...?
「里、真理、ちょっと來てくれる?」
「...マールとセリスも」
「「「「??」」」」
あいつらあの人數で何話してんだ?
お、今度はし聞こえそうだ
「という訳なのですが...」
「しょうがないけど...わかったわ」
「しかたないけど...私もそれで大丈夫よ」
「私も、問題ないよ!」
「私も大丈夫だよ!」
「......決まり」
あ、聞こえた時にはもう話終わってたわ
なんだ?なんか決まったのか?
ほとんど容がわからなかったわ
「お待たせしました」
「お、話は終わったのか?」
「はい、大方終わりました」
「じゃあ戻って夕飯作るか、今日はたまたま俺のアイテムボックスにってた極上の竜のだ...うまいぞ?」
「「「「「「っ!?」」」」」」
そうして、みんなは心を踴らせながら、屋敷に戻っていった
...まぁこの竜のはこの前の白竜からゲットしたんだけどね!
「あの...僕、完全に空気なんだけど...」
「あ、わりぃ。完全に忘れてたわ」
その後、守はし涙を流したとか流してないとか
ちなみに白竜ので作ったステーキは相當うまかったらしく、失神者が続出した
失神者の人數は...八人である
外れスキル『即死』が死ねば死ぬほど強くなる超SSS級スキルで、実は最強だった件。
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