《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第16.25話 魔神、試験をける
===魔神視點=====================
今日はいよいよ冒険者採用試験。
これに合格すれば、晴れて妾は冒険者になる。
ここで合格しておかねば…!
お決まりの宿で朝ごはんを食べてギルドに朝早く向かったけど、いつもより人はおおかった。おおよそ100人ってところかの。
「あっ!モリーさん!!やっぱり來てくださいましたね!!」
いつもの付嬢だ。
「お待たせしましたか?一応早めに出たつもりなのですが……」
「ええ、大丈夫です。あとししたら始まりますのでもうしばらくお待ちください。私は他の人の対応をしてきますので…」
「ええ、わかりました。お仕事、頑張ってくださいね」
「はい!」
付嬢は明るく笑って去っていってしまった……。
さて、この待ち時間、どうしようかの?
「おい、そこのエルフの、悪い事は言わねぇ。棄権しな」
どうやら暇にはならぬようだ。
話しかけてきたのは獣人族・モデルタイガーのようで、中を虎特有の暗めの黃と黒の縞模様で覆われ、尾も80cmくらいあり、顔は本來の人族の耳より前とのし下、でこは半分くらい殘して人の顔になっており、他は虎のようにで覆われ耳も尖ったように頭の上に生えている。2mくらいといった長。
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なるほど、こいつは殆ど獣よりの獣人か。
獣人族には様々なモデルがあり、そのモデルは実際存在するが殆どだ。
そして、獣人族は人の部分と獣の部分の割合があり、獣のように戦いを多く経験すると獣よりに、爭いとは無縁な人生を送っていると耳や尾のみといった人とあまり変わらない容姿になる。
故に獣よりの獣人は戦闘能力が高く、1人でも人族10人分の戦力になるのはあり得なくない話だ。
そして、獣人族全般が魔法が使えない代わりに近接戦闘においては他の種族より強い者が多い。
それに獣人族には生まれ持って使える『狂獣化』と修行や継承で使える『神獣化』があり、『狂獣化』は狂った獣のように攻撃的な思考と防を考えない戦い方になってしまうが、『神獣化』は単純に全能力の向上と『神獣化』の時のみ使える技が使える事から『神獣化』は信仰の対象になっているところもある。
そんなまさに戦闘のスペシャリストである獣人がいるとは……。
「ご忠告、ありがとうございます。でも、私も冒険者になりたいん。」
妾は無難に返事をしておいた。
「ふん」と鼻を鳴らして納得のいってない様子で離れていった…。
「大変お待たせしました!!これより採用試験を開始します!順番に番號の書かれた紙を配りますので奧のその番號の範囲の試験場に向かってください!!」
そう言って職員達は番號の書かれた紙を配り始め、妾は68番の紙を貰い、20番ずつの控え室の4つ目の控え室にった。
中には機と椅子が並んでおり、機の上には鉛筆と消しゴムが置かれており、部屋の奧にはまた扉があった。
どうやらここで筆記試験をけるみたいじゃの。
「機に番號が書かれていますので自分の番號のところに座って々お待ちください」
職員が座った人からチェックをれておる。
全員揃ったら始めるのかの?
「全員いる事が分かりましたので試験を開始します。これから解答用紙と問題用紙を配ります。そして、開始の掛け聲と共に皆一斉に開始します。時間は30分。十分解ける時間なので名前、自分の番號をお忘れないように書いてください」
職員の説明の最中に解答用紙と問題用紙が裏向けに配られる。
皆、張の空気を滲み出している中、
「では、始め!!」
職員の掛け聲と共に紙をめくる音が部屋の中に響き渡った。
問題の容は足し算、引き算に魔法の核、武の種類やモンスターの名前、この周辺の地理といった冒険者を志す者なら分かるような問題ばかりじゃった。
まあ、これは余裕じゃろ。
「終了!!」
職員の掛け聲と共に他の職員が妾達の解答用紙を回収する。枚數と名前と番號の確認が終了すると、
「次は実技試験をけてもらう!!」
職員は妾達を奧の扉に案した。
扉の先は階段で、地下の施設で試験するみたいじゃな。
やがて、階段を下りきるとそこは天井の高いドーム狀の闘技場じゃった。広さは直徑200mくらいで真ん中は勿論戦うところで円狀の土が敷き詰めており、その周りをし高くした観覧席にしているようじゃった。
「ここでは試験相手に武試験をけてもらう!まず61番!自分の武を試験に宣告しろ!」
まだ出番の無い人達は観覧席らしきとこで待機との事じゃった。
「はいっ!61番!アギーです!槍が得意です!!」
アギーという青年は職員に言われるがまま、自己紹介をした。
槍と言われた試験は訓練用と思われる木製槍を1つはアギーに、もう1つは自分自用としてどこからか持ち出し、アギーに渡した後、試験が開始した。
試験は男のようで、かなり強い。アギーという青年のそこそこ鋭い突きを槍の棒部分ではらうように防ぎつつ、時々攻撃をいれ、そして、10分ほどで試験は終わった。終わった青年は傷だらけで試験に何かを言われて出ていった。
「次!62番………………………………………………。」
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そんなじで次々と代しながら順番が代されていき、いよいよ、
「次!68番!!」
「はいっ!」
妾の出番が來た。
妾は基本的にはどの武も使えるが一番使えるのは……、
「ほう、貴様は剣か」
遠くからでは分からなかったが試験はドワーフ族のようで130cmくらいの低い背丈に左眉から斜めに鼻まで斬り傷があり、怖い顔つきに見事に合っておった。
妾は試験の周りに落ちていた前の人達が使ったであろう木製の剣を拾い構える。
構え方は右手に剣を下に傾けるというただ素人が剣を持ったような構えじゃが、これこそ先代魔神がよく使っておった構えだ。
「ほう、こいつは楽しめそうだ……」
試験はすぐに隙の無い構えだと見破ったみたいで試験は勢を低くして飛びつけやすくして、剣は右手に地面に平行にして後ろに向けてまさにスピード重視っていったところかの。
「ではっ、始めっ!!」
審判の職員の掛け聲と共に試験が飛びついて來た。
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未だに戦闘シーンの構え等の書き方が下手で申し訳ありません。
そういったところもご指摘頂けると助かります。
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