《ただの世界最強の村人と雙子の弟子》第16.5話 魔神と試験

冒険者の採用試験當日の朝頃………

===試験(ズーグ)視點============

今日は面倒な新りの試験をやる日だ。

正直やる気はほとんどねぇ。

ったく、なんでAランクの俺が毎年毎年の青いガキどもの相手をしなくちゃならねぇ……。

それもこれもギルドマスターの野郎のせいだ!

はぁ、やりたくねえ。

どうせやるなら強ぇ奴と戦いてぇ……。

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弱いガキどもと戦い続け、もう退屈で退屈で、もう帰りたいと思ってると、

「次!68番!」

「はいっ!」

元気よく返事して前に出て來たのは緑の長髪に深緑の目、細長い耳や白いなど絵に描いたような綺麗なエルフの嬢ちゃんだった…。

だが、俺はそんな事より嬢ちゃんから滲み出る強者のオーラを覚的にじていた。

まるで前に苦戦しながらもなんとか倒した魔族の男のような…。

それをじとった時、俺は嬉しかったっ!あの魔族との戦いのような中が研ぎ澄まされ、死がすぐ目の前にある心踴る楽しい命懸けの戦いが出來るかもしれないと!

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だが、今は試験として命懸けの戦いをするのではなく、相手の実力を測るための戦いをしなくては……。

そんな事を考えていた時に、嬢ちゃんがそこら辺に落ちていた武の中から木製の剣を拾うところが見えた。

「ほう、貴様は剣か」

エルフ族は基本的には武を使わないが使う時もある。

だが、使うのは槍か弓が一般的だ。

なぜなら、エルフ族にとって武は魔法を使うための時間稼ぎ程度しか考えておらず、故に距離を離しやすい武を使うからだ。

だから、この嬢ちゃんが剣を選んだのは意外だった。しかも、その構えは右手に切っ先が下に向いてる剣を軽く持って佇んでいるような構えだ。

素人が見ると構えとは見えないだろし、俺も見えないが、これは構えだと俺の勘がうるさく告げている。

隙だらけのようで隙が無いこの構えは俺の経験上験した事が無い事による好奇心とそんな相手と戦える興じてる。

「ほう、こいつは楽しめそうだ……」

正直にそう思った。なら、それに全力で応えなくては……。

俺は勢を低くし、右手の剣を後ろに引き、構える。長く使ってきたドワーフ族の特徴である低い背丈を利用した構えであり、俺の使える構えの中でも一番相手を倒しやすい構えだ。

「ではっ、始めっ!!」

試験の掛け聲と共に嬢ちゃんに足がまるでバネにでもなったかのように飛びついた。

さっきまで構えていた構えはスピード重視で相手に小さなで飛びつく事で撃退されにくく、相手に一瞬で近づける。

さて、どう対処する?

===魔神視點=====================

試験が飛びついて來おった。

常人では視認することすら葉わんじゃろうが妾から見ると止まっているように見える。

試験の奴はその勢いのまま、すれ違いざまに斬りつけようとするがそれを黙認する訳がなかろう。妾は魔法には強いが理系の攻撃には弱いからの。

迫ってきてる地面に水平な剣を左手で摑み、右手の剣を相手の首元に添える。相手が飛びついて來てからここまで約2秒。たった2秒で戦闘が終了した。

「これで詰みです」

呆けている試験に現実を突きつけておく。もうこれで模擬戦は終了じゃろう。

「ま、まさか……!あのズーグさんに勝つなんて……!」

職員は慌てふためき、ズーグという試験は、「俺は確かに全力で……」と何やら呟いておるが、それより、

「試験は終了ですか?」

そっちの方が斷然気になる。

「ひっ!つ、次は魔法試験です……」

職員は怯えつつも教えてくれた。怯えているのは腹が立つが気にしてられない。

「わかりました。次の試験會場はあの扉ですよね?」

(……………………コクリ)

「では、次の會場へと向かわせてもらいます」

次は魔法試験か……。魔法なら余裕じゃの。

妾は気づかなかったが、職員が怯えすぎて失し、験者はそれに狼狽え、ズーグは直立不かなくなったので、その日の武試験はかなり遅延したらしい……。

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「ここでは魔法をあの的に當ててか破壊してもらう試験です。魔法は初級から中級までなら自由。魔法の種類や規模、程などで點數が付けられます。また、當てる的は遠ければ遠いほど點數は高くなります。ただ當てるより破壊した方が點數も高いので積極的に破壊してください。合格點はこちらで決めさせていただきます」

妾は扉の先にあった付を済ませ、今他の者共と一緒に魔法試験をけておる。

説明してくれたのはまたまた職員だ。

會場は先程のドームと同じくらいの大きさで的は近いものだと10m、遠いものだと125mくらい離れておった。

幸い人はなくすぐけられた。

的は中級土屬魔法"クラフト"で作られた簡易な石製の的を使用しており、會場の隅で待機しておる『魔師』がそれを製造しておった。

"クラフト"如きの的など簡単に潰せるわ。

「"ファイアバレット"」

妾は中級火屬魔法"ファイアバレット"を使う。的の數20個と同じ20個。

「「「「「「「「「………………………」」」」」」」」」

「いっけ~~!!」

掛け聲と共に一斉に"ファイアバレット"20個がそれぞれの的に一直線に向かい、

(バゴォーン)

発して1つ殘らず全て破壊した。

「よしっ!!」

これは合格じゃろうと後ろを振り向いた時、明らかに空気が変わったのに気づいた……。

--中級火屬魔法"ファイアバレット"------

・火の弾を出現させる魔法

・著弾するとその地點が燃え上がる

し改変させれば発させる事も可能

・魔力消費量もなく、それなりに威力が出る事から対人戦に限らず幅広く使用されている

・通常の人は指先に核を出現させる方がやりやすいので指先によく発させる

練者になると、自分の周囲に発させることができる

・通常の人は1個、現在確認されている最多出現數は12個

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今回、試しに魔法の説明文を載せて見ました!これを載せて方がいい人は想のところで教えてください!他の話にも編集して載せようと思います!

前回の話は間違えて早く投稿してしまいました…。

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